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毎回思う このお話神作だな꒰ঌ( ˆ꒳ˆ )໒꒱チーン
、 おいしかった
もう、この話が出たらすぐ飛んでくる体になってしまった、 貴方は私の推しっす、尊敬っす 続き頑張ってくださいッ!
kn「 … 」
zm「 …ッ、 」
sha「 …… 」
あの時、tnに会ったときからコイツラは元気を失った
元気を失ったと言っても、内ゲバは相変わらず健在。
だけどふとした時に見せる表情が何処か悲しげで、心苦しくてあまりにも見てられなかった
だって、あの時のtnの雰囲気と似ていたから
ut「 …これどうするん? 」
rbr「 なぁ、sha…何があったん? 」
sha「 …いや、何も 」
shp「 …本当ですか?shaさん 」
sha「 ほんまほんま!特に問題なかったって! 」
言えなかった
俺らがtnと会ったこと、彼奴が拒絶したことを
shp「 ッ、 」(ガシッ
問題ない、と答えたらshpくんが急に俺の胸ぐらを掴んできた
いつもはやる気のなさそうな表情なのに、今だけはknの面影が見える
流石彼奴が引き抜いてきた後輩とも言える
sha「 ッ……どしたん、?w 」
shp「 …嘘、ですよね 」
何も無かったなんて
その一言が食堂に響く
此処には昼食を取るために幹部が集まっている、というより兵士が来ることはない
ただ、皆の前で言いづらい
shp「 黙るってことは嘘ですよね?あんたらが外出した昨日に何かあったんでしょ? 」
彼の目はtnみたいで、昨日のことを思い出すと心が苦しくなる
だから、俺は声を荒げてしまった
sha「 ………い……ろ 」
shp「 はッw、声ちっさすぎて聞こえませんが? 」
sha「 なにもないって言うとるやろうが!!!何も知らんくせに!!!!! 」
ドンッとshpくんを押し退け、俺はこの場から去りたくて…いや、罪から逃れたくて走って逃げる
今は一人にさせてくれや、もうなんも分からんねん
俺はどうすればよかったんか
声をかけて彼奴等の元気を取り戻そうとすればよかったんか?
それともtnを追いかけて無理にでも寄り添えばよかったんか?
申し訳ないんやけど俺にはそんな勇気も行動力もないんや
煽ることしか出来ひん負け犬やから
俺は、
sha「 どうしたら良かったんッ…? 」
自然にあの時出なかった涙がポロポロと頬を伝って流れていく
悔しかったから、自分の無力さが、何も出来なかった自分の力があまりにも
自分に対しての愚痴を零し、一人静かに裏庭で蹲りながら涙を流す俺は何も出来なかった傍観者だ
一番の加害者でもある、” 傍観者 ”という立場に居た馬鹿だ
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ut side
ut「 …sm、 」
kn「 …なんや 」
ut「 何があってん、昨日 」
そう、” もう一人の僕 ”に話しかける
kn「 なんもない 」
返答は「 なにもない 」
勿論想定内だった、幹部全員どちらかというと悩みは溜め込む系やもんなぁ
自分の大事な人達に迷惑をかけたくないっつー理由で
ut「 何もなかったらこんなことなっとらんやろ 」
kn「 黙れ 」
ut「 黙らんよ、だって相棒が、仲間がこんなに苦しんどるんを見過ごせへんやん 」
kn「 はッw、どうせそんなん自分の利益のためやろ 」
ut「 そうやで 」
kn「 尖ったなぁw 」
ut「 自分の利益のためや、だってお前は” もう一人の僕 ”なんやろ? 」
ut「 お前の悩みを聞きたい、自分の悩みを知りたいからやん 」
ut「 …ほんま、自分でも何言っとるんか分からんけど 」
考えながら寄り添える言葉を見つけ出す
そんな高度な技術なんか僕には出来っ来ない
なら僕自身の気持ちを吐き出せば良い
君が僕に寄り添ってくれたように
ut「 …みんなの前で話すんもあれやけど、ちょっと昔話でもせーへん? 」
kn「 …は? 」
ut「 まぁ拒否権は無いんですけど、 」
これは、僕が……いや、” 俺 ”が軍に入った時の話
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僕は昔、幹部という上の立場の人間でも一般兵に虐められてきた
理由は「 無能 」だから。
分かるでしょ?
僕は書類とか全然やらないし、その上サボりまくって女と遊んだりするし戦闘も出来ない
屑の塊みたいなもんよ
でさ、何度も何度も認められたくて俺は頑張ってた。
書類は人一倍進めてたしなんなら女と遊ぶんは軍に入ってからやめてた
なのに、悪い噂とタイミングの悪さで勘違いされ続けて、気がついたらサンドバッグになってた
それがずーっと続いて続いて、なんだろ。shaとかrbrが入る前?覚えてるかな
その時にね、タヒのうとしたんよ。屋上で
ut『 … 』
あまりにも悲惨な現実から逃れたくて、タヒにたくなった
今思えば馬鹿な行動だって分かるよ
飛び降りて静かに消えよう、恐怖心と戦いながらそう思ってた
だけど全然タヒのうと行動し続けても怖くて出来なくて、躊躇ってたとの時に屋上の扉が開いたんだよ
kn『 …お前、何しとるん 』
その時にね、仲が悪かったknが来たんやで
ut『 …別に、お前には関係あらへんやろ 』
kn『 確かに関係はない、でも少しは知りたいやん? 』
ut『 は、w知ってもなんも意味あらへんよw 』
kn『 知っても意味無かったとしても俺が知りたい 』
ut「 『 お前の悩みの種が何なのか、 』だっけ? 」
君は、僕との関わりを避けていた。
それは多分、虐められていることを知っていて寄り添うことが出来なかったからだと思う
心が無いって言われてたけど、君が一番優しさっていう心を持っていた
独りぼっちの悲しみが人一倍分かるから
見放された時の絶望を味わってきているから
その後、僕は君に虐めのことを全部話した
僕が無能だからみんな離れていくんだ、僕が有能じゃないからみんな嫌っていくんだって
その時さ、お前なんて返事したか覚えとる?
kn『 知ってる 』
全部そう返事が返ってきた
逆に怒りが込み上げてきてさ、
いつの間にか飛び降りることを忘れて柵の向こうより後ろに引き返してknの目の前まで近づいて胸ぐら掴んでたよな
ut『 知ったかぶりすんじゃねーよ 』
知ってるって言い続ける君に僕はそう言い放った
kn『 知ったかぶりして何が悪いんや 』
ut『 はぁ、?それは… 』
kn『 お前は俺に馬鹿にされてどう思った? 』
ut『 … 』
怒り、それしか思い浮かばなかった
思わず胸ぐらを掴んで文句を言いたいほど、飛び降りて全てを絶つということよりも
kn『 お前はどうしたいんや 』
ut『 僕は………俺、は… 』
タヒにたい、というよりもこいつを見返したい気持ちがあった
馬鹿にされたのに腹がたったから
kn『 俺が憎いならそこで諦めんな 』
kn『 俺らを見返そうとせんのかいな!!! 』
ut『 見返、す…… 』
kn『 タヒんで全てが許されるとかそんな甘い考え持つとすんなよ!!! 』
kn『 タヒにたかったらギャフンと言わせてからタヒねよ!! 』
kn『 二度と俺の前でタヒにたいって言うんじゃねーよ!!! 』
ut『 … 』
僕の意見を肯定しないし完全に否定もしない意味分からん言葉
でも、なんか救われた気がした
お前の目が、諦めないって言ってるような気がして
kn『 タヒにたかったら相談しろ、辛かったら言え 』
kn『 言えなかったら行動で示せ、俺はお前をずっと見てる 』
kn『 もし、タヒにたくなる程苦しいなら「 逃げたい 」って言え 』
kn『 なら俺は 』
ut「 『 お前を連れて安心できる場所まで一緒に逃げる 』 」
ut「 って言ってくれたよな 」
君の必死な表情に思わず笑った
きしょいな、と一言呟きながら改めて考える
こいつは思ったことを口にするのが苦手ではないが表現がよく分からん、チワワやし
今まで嫌いだった相手だったのに、こいつと一緒に居たいって思った
お前が俺の理解者でもあったから
あの時お前が居なかったら俺は今頃存在していない
静かに消えて消息を絶っている
お前に頼って良いんだって思えるから、俺は生き続けてる
虐められてもお前は味方って思えるから。お前は” もう一人の僕 ”だもんな
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ut「 なぁ、kn 」
kn「 …… 」
ut「 お前らに何があったんかは知らんよ、でも俺は知りたい 」
ut「 相棒の悩んでること、全部知りたい 」
ut「 お前も頼りすぎなんよ、もっと俺にも頼れや 」
kn「 …ははッw 」
kn「 …せやな、もっと頼るわw 」
ut「 へッ、このutくんに任せろよ! 」
kn「 …d先生 」
ut「 ん? 」
kn「 ありがとう 」
ut「 ふふッw、どういたしまして 」
僕らは、言葉の裏にある感情で繋がっている
君がもし挫けそうなときは僕が助ける、だから僕が挫けそうなときは君が手を差し伸べて欲しい
…お前があの時言った言葉と恩、全部返したい。
それらの思いが全部伝わってたらいいな
あの後、彼奴は全部話してくれた。
あの時tnと会ったこと、その時に起こったこと
全部、みんな吃驚していた。拒絶していたことも全部話してくれた
zmは…その場に居たけど、emが話すよう促してくれてたらしい
(というよりお茶会して気分を和らげようとしてたぞあのイーキール、さすemだけど!!!)
shaは、rbrが探してくれている。
僕も行こうか悩んだけど、昔から関わりあるやつの方がええやろ
ut「 なぁ、sm 」
kn「 どしたん、 」
ut「 お前の苦しみ、話してくれて有難う 」
ut「 それと、tnに多分届いてると思うで。お前の気持ち 」
kn「 …そうなんかな 」
ut「 そうやと信じろチワワ! 」
kn「 誰がチワワじゃボケ!!!!!!!!!!!! 」
ut「 うっさ?!?!?!? 」
kn「 ア”ーッハッハッハッハwwwwwwwwwwア”ー↑↑wwwww 」
ut「 ふはははwwww 」
元気が出たようで良かったわ、ほんま
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寄り添うということを何も考えずにそのままノリと想いをのせて書いたので変な部分があると思います。
それは主のせいなので主に文句をお願いします(?
言葉って難しいですよね。
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