TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

間柄に名前をつけるなら

一覧ページ

「間柄に名前をつけるなら」のメインビジュアル

間柄に名前をつけるなら

176 - 第8章 触れはじめた想い 第176話

♥

40

2025年09月01日

シェアするシェアする
報告する

駅へ向かう帰り道。

人通りの少ない歩道を、咲と亮は並んで歩いていた。秋の風が冷たく、街路樹の葉が足元に舞い落ちる。


「なあ、咲」

亮がふいに声をかけた。


「……なに?」


「このままでいいのか?」


咲は足を止めて、思わず兄を見上げた。

亮は正面を見据えたまま、ポケットに手を突っ込み、少し照れたように息を吐いた。


「悠真のことだよ。お前がどう思ってるかなんて、俺にはわかる」


「……」


「言わなくても、伝わることもある。でも、悠真は昔から不器用だからな。お前が黙ってたら、“妹ちゃん”のままで終わっちまうかもしれない」


胸の奥にズシンと重いものが落ちてくる。

「……そんなの、こわいよ」

俯きながら、咲の声はかすかに震えていた。

loading

この作品はいかがでしたか?

40

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚