「真相。」

※嘔吐表現有り。

眩しい…..

あれ、ここどこだ….？

あっ、そっか。

ここ風磨くん家だ。

あっ、そっか。

昨日勢いに任せてシたんだ。

あっ、そっか。

そっか。

気持ちよかったなあ…../

…….

あれ、風磨くんどこだ？

リビングにいるのかな？

---

ｶﾞﾁｬｯ

「風磨くん….？」

「お、大森くんっ…！」

あれ…..

苗字呼びに戻ってる….

「ご、ごめんっ！！」

「えっ….？」

「昨日、お酒の勢いで….その….や、ヤっちゃったよね….？」

え、なに？ “っちゃった”って。

なに。

なに、なに、なに。

な、に….？

「ぅ゙え゙っ….」

やばい。吐きそう。

手で口押さえなきゃ、、

「わ、わ！」

「こっち！」

---

「お゙え゙っ….吐」

ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ。

あからさまに嘔吐の際に出す音は、僕の眼に涙が溜まるのを誘導する。

「大丈夫、大丈夫….」

ｻｽｻｽｯ。

風磨くんの手、暖かい….

「ごめんね、」

「昨日、気持ち悪かったよね….」

そんなこと、そんなことあるわけないじゃん….

そう伝えたいのに….

口に嘔吐物で話せない。

「はあっ、はあ゙っぐっ….！」

ﾋﾞﾁｬﾁｬﾁｬﾁｬ

「大森くん、今聞くのは違うと思うんだけど、今日お仕事大丈夫….？」

やばい。

今日オフじゃない….

昨日、感情任せでお酒飲んじゃった….

ﾌﾙﾌﾙｯ

「そっ、か….」

「どうする？若井くんに連絡入れよっか？」

「けほっ、げほっ、！」

「大丈夫….」

「お手洗い汚しちゃってごめんね、僕帰るね。」

「え、？」

「お邪魔しました。」

---

「お、遅れちゃってすみません….！！」

「お〜、もとき」

「もときっ！よかったぁ….心配したんだよ…」

「ごめん….」

平然を保たなきゃ。

これ以上人に迷惑をかけてはいけない。

この”想い”は殺さなきゃ。

Side Ryoka

明らかに元貴の様子がおかしい。

昨日の事件で、会った時は普通だったのに。

あれから何かあったのかな….？

聞いてみてもいいのかな….？

うぅっ…..。

僕は最年長なんだからっ！

皆を支えていかなきゃっ！

「も、もときっ！」

若井がレコードしている間を使って話しかけてみる。

「ん….？」

「な、何かあったでしょ….？」

「….ん～ん、何もなかったよ、？」

なに、今の間。

怪しい…..

「もときっ！」

「僕らの仲では秘密無しでしょっ！」

「言いたい事は言うっ！誰が言い始めたんだよ！」

「別に、言いたいわけでもないし、何もなかったし….」

「嘘おっしゃい！りょうちゃんには分かるんだからねっ！」

「ん～、、」

首を傾げながら、段々眉毛が下がってきた元貴。

そうしたら顔がくしゃくしゃって。

ぼろぼろぼろっ。

大粒の涙が沢山溢れてきたんだ。

---

続き、気になる？

気になるよ、私は少なくとも。

書いてくるね~🦎