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🐰side
ナオと一緒に軽音楽部の部室を探して校舎を歩き回る。
「おかしいな、ここらへんってラン言ってたのにな〜」
ランから教えてもらった道順通りに進むもなかなか部室に辿り着かない。
「まって、ランちゃん結構方向音痴やで?道ちゃうやろ絶対」
「うわ、確かに、、。あいついっつも教室移動先導するわりに校舎ぐるぐる回るもんな、、」
なんやねんと2人で愚痴をこぼしながら迷っていると誰かに声をかけられる。
?「新入生??道迷っちゃった??」
振り返るとそこには明るめの金髪をサラッと流した男が立っていた。
「そうなんです〜ナオたち軽音楽部に行きたいんですけど、場所わからんくなって、、」
「軽音ならそこ右曲がってすぐにあるよ。もしかして体験入部??」
見た目にそぐわず優しい口調の男。貫禄から上級生なことが見て伺える。にしても校則自由やけど流石にこの金髪はどうなんと少し身構える。
「あ、はい。ちょっと見てみたくって」
「そっか〜もし興味あるならダンス部もぜひきてみてね?俺部長の川縁です。ま、本当に気が向いたらでいいけどね。」
そう言って軽く手を振りながら歩いていった。
「まって確かにダンス部の紹介の時おったわあの人!めっちゃダンスうまかったよな?!あんた見てた??」
ナオに腕を引っ張られるものの正直軽音楽部のあの先輩しか記憶に残っていない俺は適当に返事をして部室へと急いだーー。
「ここか、、」
ようやく辿り着いた部室を前に少し緊張する俺。そんな俺の背中を押すようにナオが背中を叩く。
コンコンーー
?「はーい?入ってええよ〜」
中から聞こえるあの声に緊張が高まる。あの人や、、意を決して扉を開ける。
ガチャ
「どうした〜?新入生?なんかあった??」
何度も頭で繰り返されたあの声の持ち主を前に思わず言葉に詰まる。
そんな俺を見かねたナオが話し出す。
「あの〜僕ら1年なんですけど部活の体験にきて〜、、」
そう話すとその男は目を見開いて口を開ける。
「え?!入部希望?!まじで?!うわ、でもそうよなわざわざ部室来るってそう言うことやんな、、」
驚いたと思えばすぐにぶつぶつと話し出す目の前の男は顔の綺麗さとのイメージとは違う印象を受けた。
「ごめんごめん驚かしたな?入部希望とか久々に来たからちょっと驚いてもうて、、。あ、2人はなんか楽器とかやってたん?」
「いやナオら楽器とかやったことなくて〜、大林?先輩の歌声聞いてかっこいい〜思ってきてみたんですよ!」
「えー!嬉しいわーめちゃくちゃ!うちは全然未経験者OKやし、ゆるい部活やから!あ、あとカイリュウでええよ!」
猫のように目を細めて笑いながら話すカイリュウ先輩に思わず胸が高鳴る。
「ほんまは俺の他にもおるんけど今日は俺1人でさ〜、あんま楽器は教えられんけど大丈夫か?あ、てか名前は?」
「紀田直哉です!ナオって呼んでください!」
「網代、聖人っす、、カイリュウ先輩。」
「ナオにセイトな!まーまだ本入部じゃないけどよろしくな〜」
そう言ってまた笑うカイリュウ先輩に俺は目が離せなかったーー。
コメント
1件
あ、第5話読了しました!カイリュウ先輩、イメージと違ってめっちゃ親しみやすくて良いですね。金髪でちょっと怖そうに見えたのに、入部希望に驚いて一人でぶつぶつ言うとことか、ギャップが可愛いです(笑)ナオとセイトの掛け合いも関西弁でテンポ良くて、部室の空気感が伝わってきました。セイトが「目が離せなかった」って締めくくるところ、これは恋の予感…?続きが気になります!