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単独任務5日目(昼)
次の日レイナは朝の支度等を済ませ指示を待っていると、いつもと違う指示が出された。
「えっと、すみません。もう一度お願いします」
指示を伝えに来たハスネに、聞き間違えかともう一度聞き直す。
「えぇ。今日は、私ではなくウィンさんに旦那様の側近をお願いしたくて…」
「分かりました。失礼を承知で訊くんですけど、何かありましたか?」
「それが、私にも分からなくて。先程いきなり、「今日は側近をウィンにして欲しい」と、言われました」
「そうなんですか…」
「えぇ。昨日も私ではなくライネさんを側近にしてましたし、旦那様はなにを考えていらっしゃるのか…」
「えっ?」
昨日はライネが側近をした?そんなこと言われてないし、そんな素振りもしていなかったので、思わず驚いて声が出る。
「どうかされましたか?」
「昨日はライネさんが側近だったんですか?」
「はい。しっかりとやってくれたようで、旦那様の機嫌も良かったです」
「そうなんですか…」
これは今日の夜ライネに訊かないとな
レイナはそう思いながらも、ハスネから側近がすることの説明を受けると、市長の部屋へと向かった。
コンコンコン
寝ていると思いながらも、一応ドアはノックして部屋に入る。
「失礼します」
すこしお辞儀をして、ベットの置かれている方を見ると、案の定市長は眠っていた。
「すみません、起きて下さい。朝ですよ」
そう言いながら、市長の身体を揺らすと、市長が目を覚ます。
「ん…あぁ、ウィンか。今日は側近、よろしく頼むぞ」
「はい。まだ始めたてなので、出来ていないこともあると思いますが、よろしくお願いいたします」
そう言ってから、部屋を出て厨房へ市長の朝食を取りに向かう。
そういえばあいつに名前言ったっけ?
そう気づいたは、市長が食べた後の食器をまた厨房へ運んでいるときだった。
その後は市長の仕事の手伝い等をしているうちに、昼休憩となる。
レイナは市長に昼食を私あと真っ直ぐ、ハスネがいると言われていた庭へと向かう。昨日の鍵に着いて訊く為だ。
「あの、すみません」
ハスネを見つけると、声をかける。
「はい、なんでしょうか?」
ハスネは、先程まで枯葉をはいていたであろう箒を持ちながらレイナの方を振り返った。
レイナはチラリと周りを見渡して、誰もいないことを確認すると、念の為声を下げる。
「すみません、鍵についてお訊きしたいんですけど、」
「鍵ですか」
「はい。私、ハスネさんにこの屋敷のマスターキーは貰ったじゃないですか。だけど、収納などの鍵が全く見つからなくて…」
「あぁ、収納の鍵ですか。それは、旦那様が管理しております」
「そうなんです か。分かりました。ありがとうございます」
レイナはお辞儀をすると、屋敷の中へと戻った。
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「…どうしよ」
屋敷に入り取り敢えず休憩室に入る。
中には1人もヒトが居なく、昼休憩の時間のはずなのに珍しいなと思いなが椅子に座った。
てっきり鍵は全てハスネが管理しているのだろうと思っていたので、正直スムーズに隠し扉や箱等を開けられると思っていたが、市長が完了しているとなると話は変わる。
今日はレイナが市長の側近とのなっているので、今日中に市長に鍵を貸してくれと頼むことはできるだろうが、恐らく断られてしまうだろう。貸してもら得たとしても、怪しまれそうだ。
今まで出てきた情報から、今の偽市長は少なくとも2人のヒトを殺している。レイナ達が調査を目的として働いていることがバレたら、最悪の場合殺されてしまうかもしれない。
「市長に頼むのはやめておいたほうがいいか」
そう考えているうちに、昼休憩終了の時間となった。
「仕事に戻るか」
レイナは休憩室を出ると、市長の部屋へと向かった。
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夜、ようやく仕事が終わりの時間となり、風呂に入って部屋に戻る。
あの後仕事をしながらも、鍵が置かれている場所、盗む時の安全そうなルートを探していた。
ガチャ
部屋の扉が開き、パジャマ姿のライネが入ってくる。
「おーウィン。朝ぶりじゃん」
「ライネ。今日1日会わなかったね」
「うん。なんの仕事してたの?」
「市長の側近」
ライネと話しながら、今日の朝ライネが昨日市長の側近をしていたと言うことをハスネに聞いた事を思い出す。
「へ〜。なんか大変そうだね」
ライネがそのことを言う素振りは無いので、レイナは今日の夜カイクと一緒にいる時に訊く事にして、そのまま雑談を続けた。
「お、そろそろ寝る時間だ。おやすみ〜」
「うん。おやすみなさい」
ライネが部屋の電気を消して布団に潜り込む。
レイナも布団に入ると、ボーッと探索の時間が来るのを待った。
マジですいませんm(_ _)m
暫く投稿できなかったのもそうですが、1度ミスって下書きの状態で投稿してしまっていたようで…
暫く投稿できていなかったのは、ちょっと親にスマホ没収されてて…
本っ当にすいませんでした
あと(?)、今更ですがライネとカイクとウィン(レイナの変装)姿です。
〖ライネ〗
〖カイク〗
〖ウィン〗
使用人の時と、探索のときです。
それでは、さよなら〜(՞ . ̫ .՞)”