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午後の街角、二人はゆっくり歩いていた。
フランスの整った顔立ちはやはり目を引き、すれ違う人の視線を感じることもあった。
イギリスはそんなフランスをじっと見つめ、少し不機嫌そうに切り出す。
イギリス「フランス様、先ほどあの女性、貴方をじっと見ておりましたが、どういうご関係で?」
フランス「え? 別に、見られてただけだって。気にしないでよ〜」
イギリス「……いや、視線が明らかに違いましたよ。ニヤニヤしてたじゃないですか」
フランス「べ、別にそんなつもりじゃ……」
イギリス「もう、本当に私のフランスなのに、少しは私だけ見ていていただけますか?」
フランス「あー、もう!そういうとこ可愛いって思っちゃうんだよねー、」
イギリス「……べ、別に可愛いなんて思っていませんよ。勘違いしないでください。」
フランス「わかったって。約束するよ、君だけを見てるって」
イギリス「本当に信じていいのでしょうね?」
フランス「うん、他には目もくれない。信じて、、!」
イギリス「……まあ、信用してあげてもいいですけど」
フランス「ありがとな。じゃあ、今度は二人きりで出かけよー!」
イギリス「別に楽しみなんてしていませんが……仕方ありませんね」
フランス「ふふ、そういうツンデレなところもいいんだよ」
イギリス「っばーか!」
イギリスはふいにフランスの腕を掴み、離そうとしなかった。