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元貴 side …
「ただいま」
「おかえり!」
19時。帰ってきた若井に抱きつく。若井は最初は驚いたような顔をしていたが、すぐに優しく抱きしめ返してくれた。
「…なに、今日も甘えたさん、?笑」
若井が少し意地悪っぽく口角を上げて問いかける。
「んー、どうだろね!笑」
俺も意地悪っぽく若井の瞳を見つめてニヤリと笑い返してみる。若井は何それと笑いながら俺の頭をふわっと撫でてくれた。
「わーかいっ」
「わっ、何よ笑」
夕食を終え、ソファに座りテレビを眺める若井の太ももの上に頭を乗せて寝転がってみる。若井は特に気にする事もなく、またテレビへと視線を戻す。
「…若井ー」
「んー?」
名前を呼んでも彼の視線は俺へと向かない。でも若井はどうせ分かってるんだ。俺が構って欲しいことに。気づいた上でこうやって意地悪をする。本当にタチが悪い。
「…分かってるくせに///」
「ごめんって笑」
若井はつけていたテレビを消して、やっと俺と目を合わせてくれた。その優しくて色っぽい瞳を見ていると、なんだか心が高鳴るような落ち着くような、そんな感覚がする。
「わーかい、わかーい」
「なーに?」
「呼んでみただけでーす笑」
えーと若井は笑いながら俺の頬に手を当てる。
もう気づいているだろうが、俺と若井は恋人同士だ。そして今年で付き合って3年目になる。若井からの急な告白で両思いだったことが発覚して付き合い始め、気づけば同棲までしていた。
「俺やっぱ幸せ者だな〜笑」
「なんでー?」
若井がふにゃっと笑う。その笑顔が大好きだ。
「だってさ、何にもなくても元貴に名前呼んでもらえて、こんなにも近くで一緒に居てもらえるとかさ、これ以上の幸せはないよ!?」
ほんとに幸せだ〜と若井は犬にするみたいに、俺の鼻に自身の鼻をくっつけ、俺の頭をわしゃわしゃと撫でる。
「俺も幸せだよ!俺の方が幸せだよ!//」
「なんで?笑」
「だって若井に沢山撫でてもらえて、膝枕までして貰えちゃうんだもん!若井より幸せだよ!//」
なんで俺たち張り合ってんのと若井は笑った。でも、本当に幸せだ。こうやってくだらない話をしている時も、彼のことで心を躍らせるのも全部、ものすごく幸せなんだ。
「若井、俺すっごく幸せだよ」
起き上がって若井と向き合い、少し真剣に若井の瞳を見て話す。若井はふふっと照れ隠しのように笑った。
「俺も幸せだよ、元貴」
そう言って若井は俺の頬に触れていた手を唇へと運び、優しくキスを落とした。触れるだけだけど、少し長くて、暖かくて、優しいキスだった。
いつからだっけ。
この幸せが崩れ始めたのは。
新シリーズ開幕…!!!
昨日は更新出来なくてすみません🙏🏻💦
このお話を必死に考えておりました…
ただいま作者はこのお話の
第5話を書いております🙄
多分このお話は長くなると思うので、
まだまだ先が見えません…笑
どうかお付き合い下さい!!
あと、聞きたいことや感想等、
ぜひぜひ気軽にコメントくださいね🙌🏻💗
作者にとってコメントは励みなのです😌
では!また次のお話で^^