医者組
nkさん16歳
krさん17歳
nk side
おれはハタチまで生きられるのだろうか。
13歳で精神疾患を患いそこからの人生は地獄そのもの。
お酒を飲んでみたい、煙草を吸ってみたい。
でもそれは叶わないかもしれない。
なぜならハタチまで生きている保証がないから。
毎月病院に通い薬を処方してもらっているとはいえ精神状態は不安定なもので、毎日が憂鬱だ。
でもそんな俺にも全てを受け止めてくれる恋人が出来た。
きりやん。ひとつ上の彼氏。
きりやんは俺が不安定になったら駆けつけて寄り添ってくれる。
俺にはもったいないほどにいい男だ。
そう、俺にはもったいない。
きりやんにはもっといい相手がこの先現れるかもしれない。
だから別れなくてはならない。俺が別れを切り出さなければ。
nk「きりやん…」
やっぱりきりやんのことは好きだ。それでも別れなくてはいけない理由が俺にはあった。
だから今日、彼に別れを告げます。
どうか他の方とお幸せに ⎯⎯⎯⎯⎯
ダメだ。俺にとって彼は必要不可欠な恋人だ、別れるなんて出来ない。
だって、殺したい程アイシテル⎯⎯⎯⎯⎯
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