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⚠︎病院テーマ
・mtp
・自己満
ーー
目が覚めるといつもと同じ風景。
流石にもう飽きた。
いつになったら僕はこの檻から解放されるのかな。
いや、もう解放されないかもな …
mtk side
僕は生まれつき体が強い方ではない。
それが大きくなるにつれ酷くなっていき遂には外出も禁止されるようになってきたところだ。
そのお陰か、また最近点滴の数が増えた。
まあ、もう慣れましたけどね。
〈 おはようございます 。 窓 、、 開けときますね 〉(( 微 笑
いつもの看護師さんが窓を開けて部屋を出て行った。
今は暖かいような寒いような何とも言えない季節。
今日は風が気持ち良い。外からは小さい子の楽しそうな声や老夫婦がお散歩している。
「 いいな 。 」
僕は小さい頃から入院生活をしているため皆みたいに外に出て思いっきり走ったことがなかった。
僕が風に当たっていると病室の扉が開いた。
『 よ っ !! m 〜 tk 』(( 手 振
足を運んで来てくれたのはwkiだった。
僕は既に両親が他界しており、お見舞いに来てくれる人なんてwkiくらいしかいないため毎日欠かさず足を運んでくれることが凄く嬉しい。
なのに、僕は素直になれなくて毎日素っ気ない対応をしてしまう。
「 … 今日も来たの ?? 」
でも、どんなに素っ気ない対応をしてもwkiはずっと来てくれる。
『 も 〜 !! 本当にツレないな 〜 っ mtkは 』
wkiはお花を片手に毎日僕に他愛もない会話をしてくれる。
外の様子や、最近の流行り。音楽の話までたくさんしてくれる。
僕は外の世界をあまり知らない。だからwkiがこうして楽しそうに話しているのを見て僕も外への興味が湧いてきた。
それも全部wkiのおかげ
「 そのお花 … 置いていってね 。 」
そういえばと思ってお花の話をwkiに投げかける
『 お っ !! これ気に入った 〜 ?? 』(( 微 笑
ニコニコした満面の笑みでお花を僕の近くへ持ってくるwki
「 いや … 別に 。 」(( 顔 背
そんなwkiに素っ気なく当たってしまう僕。
でも、正直そのお花は気に入った。
葉っぱがハートの形になっていて綺麗なピンク色のお花でとても可愛らしい。
『 まあまあ !! 花瓶に入れとくね 〜 』(( 楽
外に出ればきっともっと沢山のお花を見ることが出来る。
人と関わるのは苦手だけど、外に出ればきっともっと沢山の人と関われる。
外に出れば ⎯⎯⎯ …
“ wkiの隣で歩けるのに “