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⚠️注意
・BL(男性同士の恋愛)作品です
・教師×生徒(生徒は18歳)
・AI(ChatGPT)と共同制作のフィクションです
第5話:触れない約束
翌日の夕方。
湊は、普段より少しだけ遅くまで教室に残っていた。
昨日の蓮の距離の近さが、まだ胸の奥に残っている。
肩に触れた手の温度が、どうしても消えない。
(……だめだ。意識しすぎだ / /)
そう言い聞かせた時だった。
ガラッ!
また、あの足音とセットで扉が開く。
「み・な・と・せ・ん・せ〜〜!!♡」
湊「……藤咲、/ / ノックくらいしなさい。」
蓮「だって、早くせんせーの顔見たくて♡」
そんなの、俺の心臓に悪い。
蓮はいつもの無邪気さを残しつつ、
昨日よりも……どこか踏み込んだ視線をしている。
蓮「昨日さ、せんせー、めっちゃ顔赤かったよな♡」
湊「っ……/ /あれは、たまたまだ / / 」
蓮「へぇ〜?そっか♡」
ニヤッと笑った蓮は、湊の机に片手をつく。
湊は反射的に後ずさり、黒板の前まで下がってしまった。
すると蓮も、そのまま距離を詰める。
完全に逃げ道をなくすように。
蓮「せんせー、逃げんの上手くなったな。」
湊「逃げてなど――」
蓮「嘘つけよ。」
蓮の声は低い。
普段の軽さとは違う、重さのある声音。
蓮「せんせーさ……昨日、触れられて困ったんだろ?♡」
湊「……、/ /」
蓮「俺が近づいたら、息止めてた。」
図星すぎて、湊は言い返せない。
蓮は安心させるような、でも挑発するような目をして、
蓮「……せんせーが困ってんの、俺だけに見せてほしい。」
その言葉に、湊の心臓が跳ねる。
湊「……そんな言い方……するな……/ / /」
蓮「じゃあ、言わねぇほうがいい?」
蓮はわずかに首を傾け、
湊の頬に触れる寸前で止めた。
触れてはいないのに、
湊の肌がその距離を感じて震える。
蓮「俺さ、マジでせんせーの事困らせたいわけじゃねぇよ。」
湊「……じゃあ、どうして……」
蓮「困ってても、離れないでほしいから。」
湊「……!」
昨日よりも、もっと素直な声。
蓮は手を伸ばしかけて、
しかし湊の瞳を見て、そっと自分の指を引っ込めた。
蓮「……昨日みたいに触れたら、ほんとに怒んだろ?」
湊「…………怒る。」
蓮「だよな、w」
蓮は苦笑しながら、黒板の前で立ち止まる。
そして――ふっと真顔になる。
蓮「でもさ、せんせー。俺、昨日ちょっとだけ……嬉しかった。」
湊「……なにが。」
蓮「せんせー、震えてたろ。」
湊「っ……!/ / /」
蓮「俺のこと、ちゃんと“意識してる”って思った。」
もう誤魔化せないほど、まっすぐで正直。
湊は視線を逸らして言う。
湊「藤咲……/ / 私は教師だ。
そんなふうに思われても困る、/ /」
蓮「困っててもいい。」
湊「……、/ /」
蓮「せんせーが困ってる顔、俺……好きなんだよね。」
湊の喉が詰まる。
蓮はゆっくりと一歩踏み出し、
湊の横を通り過ぎると――
「でも、せんせーにもう怒られたくないから…せんせーがいいって言うまで触れない。 触れたら……ほんとに止まれなくなりそうだから。」
声だけを残して教室を出ていった。
扉の閉まる音がやけに大きく響く。
湊はその場に立ち尽くし、
胸に手を当てて、小さく息を吐いた。
(……どうして。
どうして、そこまで真剣なんだ。)
触れられてもいないのに、
湊の心は、完全に蓮の熱に捕まっていた。
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