この作品はいかがでしたか?
202
この作品はいかがでしたか?
202
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「….これは…」
夜明けの鐘が沈黙を歌うように鳴り響く…
まるで….永遠の眠りについた彼女を覚まさないように….
葬儀屋が見たのは磔にされた神官…
2人の村人が見たものは….
村外れの墓地で自刃した彼女
「えっ…う、嘘でしょ?…」
「暁山!!….」
そこに置いてあった手紙には
【早く 救済しに キテ!!!!】
最後の会議の寸前にあった出来事
「…フフ…ペロッ..」
死体に舌なめずりをしている死体愛好者
「どう見たってお前が悪魔だ!!!!」
そう言いながら胸ぐらを掴む彰人
「…な、なんて醜悪で冒涜的…人間のそれじゃないです!!!!…..」
それに対して死体愛好者は
「….そうかな?…僕はただの葬儀屋….死体しか愛せないだけだよ…よよよ…」
….
「そして…僕が愛でた皆は….全員人間だったさ….」
最後の会議で選ばれたのはもちろん葬儀屋だった。
そして目的を達成出来たことを喜び合う2人…しかし…
グラスの割れた音がして、杏が永遠の眠りについた
「….私も..狂ってたんだね….」
「…ハハ…安らかなまま眠れ….」
悪魔に取り憑かれた者の正体は彰人だった
つまり敗北したのは人間側
「……!!」
そして、不敵な笑みを浮かべながら死神の鎌のようなものを持つ彼は、もう彼では無い
”悪魔”だった。
しかし予想外の事が起こった
「….これが..最後の仕上げだ…ハハッ…」
そして….誰もいなくなってしまった….
「また、誰も救えなかった…..ッッ…」
涙を流しているフードを被った人間?…がこう呟いていた