み「ん……、へっ?!」
いや、え?私街の中で倒れて…じゃなくて!
…レイラーさんの胸…、思ってたより大きいな。というのも、私多分今膝枕されてるんですよね….なんで?!?!
レ「あ、みぞれさん起きました?」
み「へ、あ、はい!えっとー、それより ここは?」
レ「ここは牢屋?ですよ。なんでかは知らないんですけど都の人達に捕まってしまいまして…」
み「えぇ?!えっと、私なにか…」
レ「いや、多分冤罪かなにかだと思うんですけど…」
傭兵「おい、お前ら。女王様から釈放許可が降りた。あと、女王様がお前らに会いたがってらっしゃる。さっさと着いてこい」
み「あ、あの!私達なにか法を犯すようなことを…?」
傭兵「さあな、知らん。女王様の気分じゃないか?」
み「そんなことって…」
傭兵「つべこべ言わずに早く動け、のろま」
み「す、すいません…」
レ(後で絶対こいつ感電させる)
ーーーーーーー
傭兵「女王様、捕まえてきた2名を連れてきました。入りますね」
女王「ええ、どうぞ。あなたはその2人をおいで早く部屋から出なさい」
傭兵「はっ!」
女王「ふぅ、…ごめんね?!急に捕まえたりとかして、怖かったよね?あいつからなんか酷いこと言われてない?大丈夫?」
み「え、あ、大丈夫ですけど…これは一体?」
女王「あ、私Latte(以降ラテと書かせてもらいます)です!あの、あなた達が窃盗犯の子を助けてくれたと聞いていて…」
レ「あぁ…。それなら仲間ですよ。私達は助けていません、それとこれとなんの関係が?」
ラテ「その…窃盗犯の子、ウパパロンって言うんですけど私の幼なじみなんです。それで助けてくれたって聞いたから、お礼がしたくて…」
み「?こんな都の女王様と窃盗犯の子が幼なじみなんですか?失礼ですけど、変と言いますか…」
ラテ「それは…、そうですね。説明しましょうか」
あれは私が小さい頃の事です。私は元々、火を操る能力者でした。あ、内緒ですよ?それでその時、力の制御ができなくって…
ラテ「どうしよう、おうち燃えちゃう…! 」
家を燃やしちゃったんデスよね。その時なんですよ、両生類…あ、ウパパロンですね。と丁度遊んでて
ウパ「っ、ラテ!逃げろ!!」
ラテ「でも、ウパくんが……それに、私が、やっちゃったこと、だし!」
ウパ「そんなこと言ってる暇無いんだってば!!いいから早く…!」
ラテ「あ、」
私の所に燃えた柱が倒れてきて、流石に死んだと思いましたよ。
ウパ「ラテ!!!」
あいつが、手から水を出したんです。その勢いで柱は吹っ飛んでったし、消化もされました。でも…
モブ「おい、ウパパロンがあの家燃やしたんだってよ」
モブ「しかもあれだろ?次期王女のラテ様を危険な目に遭わせたって…」
モブ「あぁ、あいつはやばいぜ相当」
なぜかあいつは悪者になっていて、気づいたらあいつの家族は職を失って。今はもう…。
だから私は、あいつにお金を渡してたんです。
いつも断られてたけど、無理矢理。そうしないと死んじゃうと思ったから。でも…
ラテ親「おいラテ!あんな穢れた人間かも分からないやつと会うな!!」
ラテ「そんな、ウパくんはけがれてなんて…」
ラテ親「いいからお前は黙って親に従え!もう外には出るな!!分かったな?」
なんてことがあったから、あいつは今盗みでもしないと生きてけないのでしょう。だから私は罪滅ぼしの為にお詫びをしたくて
ラテ「ってまぁこんな感じですね」
み「それは……両方辛そうなんだもん」
レ(みぞれさん…なんて優しい!じゃなくて)
レ「それ、ウパパロンっていう子に会ってお礼言わなくていいんですか?」
ラ「でも、そんな会えるわけ…」
レ「私がここから連れ出しますよ。なんなら旅しましょう、こんな窮屈なとこよりはぜっっったいに楽しいですよ?」
み「それは私も保証するのだ!まだいえもんさんとめめさんって言う面白い人達が…」
ラ「でも、そんなことをしたら父上に…」
レ「どうせ逃げ出すのだから変わらないでしょう?ねぇ、みぞれさん」
み「レイラーさん顔が悪い人の顔なのだ…」
ラ「……でも確かに、このままじゃ後悔しますよね。分かりました、ついて行きます」
レ「お!それは良かった。あー…でも私達、この街で買い物だけはしたくて、だから明日でもいいですか?」
ラ「はい、全然大丈夫ですよ。私も支度をしないといけないので。じゃあ集合場所はここで時間はーー」
はい!今回はここでおしまいです!
水の都編が終わったらまたイチャイチャ回でもしましょうかね。なんか書いてる途中でこの展開見たなーと思ったらみぞれもんと似てて笑いましたw無意識ですねこれは
また投稿するので次回をお楽しみに〜
コメント
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やっぱ好きだなぁ…