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#じゃぱのあ
ゆき
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のあ .
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第二十八話 戦慄の夜
その夜。
俺たちは店長さんに許可を取り、再びケーキ屋さんに訪れていた。
目的はもちろん、悪霊を祓うこと。
tt「ちゃちゃっと祓ってくるからjpはここで待ってろ」
店の前に辿り着き、いざ店内に入ろうとするといきなりttにそう言われた。
jp「え!?なんで!?」
tt「あのな〜悪霊っていうのは通常の幽霊よりも危険なもんやねん。陰陽師でもなんでもない一般人を巻き込むわけにはいかへん」
jp「でも俺らはゆーれい相談所の仲間だよ!?」
tt「ああ、そうやな」
jp「それなら俺も…!」
tt「jp、役割分担ってわかる?」
jp「え…?」
tt「依頼者の相談を受けるのはjpで、実際にゆーれいを祓ったりするのは俺。それぞれの適材適所の仕事をする。それでええやん」
jp「でも…!」
tt「…待ってて」
jp「っ…」
有無を言わさず、ttはそう言って店内へと入っていった。
jp「…」
数刻の間、どこか落ち着かない気持ちで俺はttを待つ。
不安な気持ちが膨らんでいく中、一瞬、パリンッというガラスが割れたような音が俺の耳に届いた。
jp「っ!?」
不安が更に膨らんでいく。
俺はたまらず店内に飛び込んだ。
jp「ttっ!」
俺に気づいたttは目を大きく見開く。
しかしすぐ、その視線は別の方向へ向く。
ttの表情は真剣そのもので、今は俺に構っている暇もないといったところだろう。
俺は暗い店内をよく見る。
ショーケースの近くに“それ”はいた。
昼間見た黒いモヤ、悪霊。
けれどその様子はどこかおかしい。
昼間見た時より明らかその大きさは大きくなっているし、何よりそこから感じられる悪意の大きさが全然違っていた。
おもわず足がすくんでその場から動けなくなる。
jp(なんだよ…これっ…)
tt「jp、戻れ」
その瞬間、ttが振り返ることなく俺に声をかけてくる。
tt「こいつ…何でかわからんけど昼間のやつと全く別物かって思うくらい強くなってる。ここにいたら危険や。早く店から出ろ」
jp「っ…!」
俺がここにいてもttの足手纏いになるだけ、迷惑をかけるだけ。
そんなことくらいわかってる。
けど…!
俺は気づく。
ttの腕から血が滴り落ちていることに。
ttの足元には割れた花瓶の破片が散らばっている。
おそらくそれで切ったのだろう。
…この状態のttを置いて、本当に逃げてのいいのか?
俺はっ…!
jp「嫌だっ!!」
tt「はあ!?」
ttを置いて逃げるなんて…絶対嫌だ!
tt「お前…何言ってんねん!」
jp「だってtt怪我してるじゃん!怪我人を置いて逃げるなんてそんな非人道的なことできないよ!」
tt「そんなこと言ってる場合か!お前まで怪我するぞ!?」
そんなことを言っていると、
悪霊「ゔゔゔぅぅ…」
tt「!」
悪霊が低い呻き声を漏らしたと同時に、店内に置かれている様々なものが浮かび上がったのだ。
jp「は、はあああ!?!?」
tt「チッ…」
俺は驚きの声を上げ、たっつんは小さく舌打ちする。
次の瞬間、俺たち目掛けてものが次々と飛んでくる。
jp「ぎょえええええ!?!?」
俺は叫び声を上げながら、なんとかそれらを避ける。
jp「なんなのこれ!?危なすぎでしょ!?」
tt「だから危険やから戻れって言ったんやって!!」
ttはかなり苛立った様子で声を荒げる。
悪霊「ゔゔゔぅぅぅ…!!」
再び悪霊が呻き声をあげ、ものが宙に浮く。
そしてまた俺たちに向かって飛んでくる。
シュンッ…!
jp「ヒッ…!」
気がつけば…俺の真横を包丁が掠めていった。
後ろの壁にざくりと刺さっている。
jp「な、な、な…」
あまりの衝撃に俺は恐怖で硬直する。
jp「ほ、包丁まで飛んでくるとか…アイツ俺らのこと殺す気…?」
tt「殺す気はないと思うけどな。包丁は多分厨房にあったやつがたまたま飛んできただけやろうし。ただアイツ、俺らがアイツを祓うつもりやっていうのをわかってる。だから対抗してきてるってわけやな」
jp「いやいやいやいや!?それにしてもヤバすぎでしょ!?」
俺は悪霊の方に目を向ける。
殺す気はないってttは言ってるけど…
悪霊「ゔゔゔゔ…」
いや、殺意しか感じないんだけど!?
jp「こ、こんな恐ろしい悪霊がいておきながらよく今までお店できてたもんだよね…」
tt「…それがさ、さっきもいったけどこいつ別に元々はそんな強くはないはずやねん。けど、昼間から夜のこの間までに何があったのか、急に強くなってた。昼間くらいのやつやったら多少放っといてもあんま害はないけど…コイツはあかん。放っといたら確実に被害が出る」
ttはスッと目を細め、悪霊を見据える。
tt「コイツは…俺が祓う」
お札を手に、ttが悪霊に向かって駆け出す。
一瞬で悪霊と間合いを詰めたttは、お札を貼ろうと悪霊に向かって手を伸ばす。
しかし、悪霊はひらりとその腕をかわす。
tt「…まあ、一筋縄じゃ行かないよな」
悪霊「ゔゔゔぅ…」
再びものが宙に浮き、飛んでくる。
tt「あ〜もお!!後片付けが大変になるからほんまそれやめてくれへん!?」
愚痴を言いながらもたttは軽々とそれらを避ける。
しかしその時、
jp「え」
一瞬、宙にキラリと光る何かが見えた。
俺はハッとして、振り返る。
そこには先ほどまであったはずのものがなくなっていた。
そう…壁に刺さっていたはずの包丁。
何かを察し、俺は血の気が引く。
ここのままじゃ…まずい。
jp「tt!危ないっ!!」
tt「っ!」
俺の声のおかげか、単純にttの察知能力が高かったからなのか、間一髪でttは猛スピードで飛んでくる包丁を避けた。
tt「あっぶな…!」
流石に肝が冷えたのか、ttの顔は青ざめている。
その時、
ドンッ!
tt「いったぁ!?」
包丁に気を取られている間に、イスがたっつん目掛けて飛んできていたのだ。
思いっきりイスにぶつかったttは盛大に痛がる。
tt「っ〜!!」
腕に相当勢いよくぶつかったらしく、ttは腕を抑えてしゃがみ込む。
かなり痛そうだ。
でも……いくらなんでも痛がりすぎじゃ?
その時、ttの手からひらりとお札が落ちた。
jp「え」
tt「いっ……」
jp「tt!?」
俺はttに駆け寄る。
ttは痛みに顔を歪ませている。
腕を抑える指の隙間からはポタポタと血が滴り落ちていた。
それを見て俺は思い出す。
ttは腕に怪我をしていた。
おそらくイスが当たった衝撃で傷口が開いてしまったのだろう。
それでもなお、ttはギュッと歯を食いしばり、お札に手を伸ばし、立ちあがろうとする。
jp「だ、ダメだよtt!無理しちゃ…」
tt「それでも俺は悪霊を放っておくわけには…!」
jp「……わかった」
俺は低く、静かにこう言った。
jp「俺がttの代わりにアイツを祓う」
tt「え」
ttは目を大きく見開いた。
俺はお札を拾い、立ち上がる。
jp「…ttを傷つけたこと、許さないから」
俺はキッと悪霊を睨み、そう言った。
続く
コメント
7件
どうやって!?まぁ頑張って!!
頑張れっjpさんっ✨
頑張れjp!