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#じゃぱのあ
ゆき
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のあ .
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第二十九話 悪霊退散!!
jp「…ttを傷つけたこと、許さないから」
悪霊に向かってそう言ったその時、
tt「jp…」
ttがふと声をかけてきた。
tt「お前…お札どうやって使うつもりでいるん?」
jp「へ?」
俺から気の抜けた声が出る。
jp「えっとそれは…悪霊にお札をペタッと…」
tt「お札は霊力を持つ陰陽師しか使えへんねん。仮にjpがお札を悪霊に貼れたとしても悪霊を祓うことはできへんと思うんやけど…」
jp「あれぇ?」
じゃあ…俺はやっぱり何もできない無力な存在だと?
jp「ごめんたっつぅぅぅん!!!お、俺はなんて無力なんだぁぁぁ!!!(泣)」
tt「い、いや…jpが俺のことを思って立ち向かおうとしてくれたのは素直に嬉しかったし、かっこいいとは思ったで?」
jp「ううっ…ありがとぉ(泣)」
ううぅ…情けなすぎる…。
tt「…jp」
jp「ん?何?」
ttに呼ばれ、顔を上げたその瞬間、
コツン
jp「へ…//」
ttに額を合わせられた。
至近距離にttの顔があり、思わずドキリと心臓が跳ねる。
tt「よし、これでオッケー」
額を離しながらttはそう言う。
jp「きゅっ、急に何!?///」
tt「jpの体に俺の霊力を少し流し込んだ。これで少しの間ならjpが使ってもお札が効力を発揮するはず」
ttの言葉を聞き、俺はハッとする。
確かになんだか体がポカポカしていている。
tt「確かに俺はこの腕じゃまともにアイツと戦えそうにない。だから…」
ttは真剣な眼差しで俺を見つめる。
tt「jpに任せてもええか?」
jp「っ…!…うん。任せて」
俺は再度悪霊に向き直る。
そして勢いよく駆け出した。
それと同時に悪霊も物を浮かし、俺目掛けて飛ばしてくる。
けど、俺はその程度じゃ止まらない。
元々運動神経はいい方なので、サッカーで敵を抜くのと同じ要領で、俺は飛んでくるものの間を一気に走り抜ける。
悪霊「ゔゔ…!」
身の危険を察知したのか、逃げようとする。
しかし、
jp「逃すかっ!!」
俺はお札を持つ手を必死に伸ばす。
jp「おりゃああああ!!!」
そしてー、お札は悪霊にペタリと張り付いた。
悪霊「ゔあああああ!!!!」
悪霊が甲高い叫び声を上げる。
そして徐々に黒いモヤが晴れていく。
jp「え」
モヤの中から現れた姿を見て、俺は驚きの声を上げる。
現れたのは…幼い少女。
次第にその姿も体の一部分から段々と散り散りになって消えていく。
少女「あり…がと…」
少女が消えながらもそう呟いて微笑んだ。
jp「っ!」
俺は直前のttとの会話を思い出した。
〜〜〜
店に入る前のことー。
jp「ねえ、tt」
tt「ん?」
jp「悪霊って祓ったらどうなっちゃうの?」
tt「…成仏することもなく、この世から消え去る、かな」
jp「…それって、なんか可哀想に思っちゃう…かも」
tt「可哀想、ねぇ…」
jp「rnの件があってさ、悪霊も悪霊になりたくてなったわけじゃないっていうのを知っちゃったから。悪意があって人を傷つけようとしてるわけじゃないだろうから…」
tt「だから祓うのに躊躇してしまうってことか?」
jp「…うん」
tt「…jpはさ、もし自分が死んで、悪霊化してしまったらどう思う?」
jp「…え。そ、それは…」
tt「俺は…それはすごく辛いと思う。jpが言ったように自分の意思で人を傷つけようとしてるわけではないから。俺だったら人を傷つけてしまうくらいなら自分が祓われたほうがマシって思うな」
jp「…」
tt「だから俺は祓う。悪霊が人に危害を加えてしまう前に。それが…」
jp「っ!」
tt「正しいことだって信じて(微笑)」
〜〜〜
ttの言っていたこと、今なら理解できる気がした。
少女「てんちょ…さんに…伝えて…」
jp「!」
少女「いっぱい…お話し…うれしかった…」
最後にそう呟いて、少女の霊は消えていった。
・・・
ttの怪我の手当てをし、店内を片付けているうち、気がつけばもう朝になっていた。
店のドアベルが鳴り、店長さんがやってくる。
店長「あ、あの…言っていた悪霊というのは祓えたんですか?」
店長さんはそう尋ねてくる。
tt「はい。ただ悪霊との戦闘で少々店内が荒れてしまって…。ある程度元通りに戻したはずなんですけど、もしちゃんと戻せていなかったらすみません」
店長「いえいえそんな!そのくらい全然大丈夫です!ありがとうございます!」
店長さんはぺこりと頭を下げた。
jp「あ、あの…」
俺は少し躊躇いながらも店長さんに話しかける。
jp「実はその悪霊が店長さんに伝えて欲しいと言っていたことがあって…」
店長「え?」
俺は先ほど少女が言っていたことを伝える。
jp「“いっぱいお話し嬉しかった”って…」
店長「お話し…?」
店長さんは訝しげな表情を浮かべる。
店長「ほんとに…その悪霊がそう言ったんですか?」
jp「えっと…悪霊というか…幼い女の子?というか…」
tt「えっとですね…実はその悪霊の正体は未練を抱えて長い間この世に留まったことにより悪霊化してしまった女の子のゆーれいだったんです」
ttが咄嗟にフォローを入れてくれる。
jp「そうです!そういうことです!」
店長「…女の子?」
店長さんはしばらく考え込むような素振りを見せると目を大きく見開いた。
店長「っ…!もしかして…!」
jp「心当たりがあるんですか?」
店長「えっと…はい。その女の子ってもしかして白い花のヘアピンをした二つ結びの女の子…ですか?」
jp「え、はい!」
店長さんの言った特徴は、確かにあの少女の霊と一致していた。
店長「…そうか。そうだったんだ…。あの子…ゆーれいだったんだ…」
店長さんはポツリと呟く。
店長「この店ができたばかりで、お客さんも全然いなかった頃…厨房からレジに戻ってきたらその子が店内のイスにポツンと1人座ってたんです」
店長さんは語り始める。
店長「周りに親はいないようで…どうしたの?お母さんは?1人?って声をかけたんです。そしたら女の子は少し驚いたような顔で頷いて…。今思えば…私があの子の姿が見えていたことに対して驚いていたのかもしれませんね」
店長さんは懐かしそうに笑いながら話す。
店長「中々お客さんが来なくって、店員も私1人で少し寂しい中、その女の子は毎日のように店に来てくれていて…色々お話ししたりして……楽しかったなぁ」
懐かしむように店長さんは遠くを見つめる。
店長「でも…確かに2ヶ月くらい前から、その子を見なくなったんです」
tt「…きっとそのタイミングで悪霊化してしまったんでしょうね」
店長「そういう…ことだったんですね…」
店長さんは悲しげに目を伏せる。
jp「あ、あのっ…!」
俺はついたまらず声を上げる。
jp「その女の子のこと…責めないであげて欲しくて…。女の子が怪奇現象を起こしたりしたのは悪霊になってしまったら仕方のないことで…!」
店長「…わかってます」
店長さんはにこりと微笑む。
店長「あの子は…悪意を持ってそんなことするようじゃないって…一緒に過ごしてきた私にはそれくらいわかります」
店長さんは清々しい笑顔で笑った。
店長「何はともあれこれでまた営業再開できます!本当にありがとうございました!」
再度店長さんはぺこりと頭を下げる。
jp「いえいえそんな!」
tt「ゆーれい相談所として当然のことをしたまでですよ」
俺たちは少し得意げににこりと笑った。
・・・
ピーンポーン…
na「は〜い。って…ttさんにjpさん?」
tt「naさん、今日は報告があって…」
jp「naさんのご友人の依頼、無事解決しました!」
na「ええっ!?」
naさんは目を丸くする。
na「ほんとにもう解決したんですか…!?」
jp「もちろん!」
tt「約束通りゆーれい相談所の開設、認めてもらえますよね」
na「ええっと…それは…」
naさんはごにょごにょと口籠る。
na「ほ、他の住人さんの許可も貰わないとですし…すぐには難しいっていうか…」
tt「…naさん」
ふと、ttが手に持った箱をnaさんに向かって突き出す。
na「っ!?そ、それはっ…!」
tt「お悩み解決のお礼に店長さんがケーキをくれたんですよ」
na「そ、そうなんですね…」
naさんはちらちらとケーキに視線を送りながらごくりと喉を鳴らす。
tt「相談所開設のお祝いにnaさんも一緒にどうかなって思ってたんですけど…開設が厳しそうならお祝いはやっぱりなし…」
na「ttさん」
途端、naさんがにこりと微笑む。
na「ご安心ください。住人さんたちの許可は私がきちんと取っておきましょう」
tt「…つまり?」
na「相談所の開設を認めます。まあそりゃ約束したんでね、当然ですよ!」
…絶対ケーキに釣られたな。
tt「よかった〜。naさん、ありがとうございます!」
na「いえいえ!…ttさん!それよりケーキ!お祝いのケーキ食べましょっ!」
tt「えっ、ちょっ、naさん急に引っ張られると転ぶっ!?」
jp「……」
何はともあれ、これで無事相談所が開設されることとなったのだった。
続く
コメント
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最後のの雰囲気がTheからぴち!って感じな気がする!たっつんさん考えが大人っぽい✨️めっちゃ尊敬…!
……安らかに眠ってね少女ちゃん!……のあさん…ケーキにつられとるw