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病室に戻ると冷たくなった親がベットに横たわっていた。
「……午後4時38分にお亡くなりになられました」と、看護師が話す。 俺はこの空気に耐えきれなくなったため病室を出ようとしたとき。
「これ、お母さんが君宛に書いてたの」
そう言われ病室を出た後俺は親が書いたであろう手紙を読んだ……母親が死んだ嬉しいのに悲しい気持ちが出てくる…どうして?あんなに大嫌いで気持ち悪いほど憎かったのに……手紙を読んだ俺は何故か涙が出てくる..手紙にはこう書いていたからかもしれないからだ
茜へ これを読んでいると言うことは私はもうここにいないと言うことだと思います。貴方は小さい頃に親を無くし私達のところへ来てくれました。でも貴方に幸せを送ってあげられたのは2か月ぐらいでした。あの人が死んでから貴方に暴力や暴言、プレッシャーなどを与えてしまっていたことを後悔しています。貴方には幸せにしてあげたかった。母親らしいことをして貴方を幸せにしてあげたかった。悩みとか面白いことを沢山話して家族らしいことをして貴方を幸せにしてあげたかった。今さらこんなことを手紙で書いていても許せないかもしれません、憎んでいるかもしれません、信じられないかもしれません….本当にごめんなさい これから貴方はどんな生活を送っていくのかは分からないけどいい人生を歩んで行ける強い子になっていることを願っています。
「……馬鹿みたい」 こんなことを今さら書いたって許せるわけがないでも….嘘かも知れないこの手紙を見て俺は泣いている。もう、幸せになんてなれない好きだった人を殺して親を殺している人が幸せになれるわけなんて無いまた好きな人ができたって不幸にさせてしまうだけだ、血の繋がってない母親の願いなんて叶えられるわけが無い
俺は家に帰ろうと病院の廊下を歩いた すると俺は患者に目線を向けていた。 両目に包帯を巻いている男の子がいた ッ駄目だ!!あの子に話しかけたらあの子を不幸にさせてしまうだけだ!!!!そう聞かせているのに無意識にあの子の近くによってしまっていた。その子は少し小さいため息をしている。俺は声をかけてしまった…
「なぁ」