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※今回は愛されネタが強いです。
※嫌なら見るのをやめてください。
そう、この明るい声の主は…
マルクト「おはようございます!」
俺の同僚のマルクトだった。
俺の中では比較的マシなやつ。勿論、
恋愛的にじゃないけど好き。だって
あいつらに比べれば普通だよこいつ。
「あ、あぁ…おはよう…あのさ、マルクト…
またコートを貸してくれるか…?」
マルクト「えっ?…はぁ…また貴方は
コートで顔を隠すつもりですか?」
「だってあいつらに俺が来たことを
バレるのが嫌だからだよ…!!」
マルクト「まぁ、良いですけど…」
そう言って呆れながらもマルクトは
コートを俺に貸してくれた。
「よし(小さなガッツポーズを決める)」
そして俺はマルクトのコートを
被り、体を隠すようにした。
マルクト「前から思いますけど、なんで
ハヤトさんは嫌われたいんですか?」
「…言えないな…それは…。」
マルクト「な、なるほど…」
ガラリッ
マルクト「おはようございまーす!!」
「(静かに黙ってる)」
イェソド「おはようございます、
マルクト、ハヤトさん。」
「!?」
うっわ出たよ問題児1号…
こいつはイェソド、嫌われたい俺に
好意を向ける奴。普段はとても厳格で
冷静だが俺の前だと…うーん、なんて
表現したら良いんだ…?まぁとりあえず
俺の中では問題児に当てはまる奴。
「なんで俺だって分かるんだよ…」
イェソド「言動とか分かりますけど?」
「お前本当に問題児だな?」
イェソド「?(自覚なし)」
(叫びたい…泣きたい…)
そう思いながら俺は自分の席に座って
伏せてた。まだ仕事は開始してないが
大体マルクトや俺がほぼ最後くらいに
来る。そのせいでイェソドなどの
問題児3人に会ってしまう…。
「泣きたい…」
俺はつい本音を呟いてしまった。
イェソド「どうしましたか!?」
うっわ…聞かれたくない奴に
聞かれた…最悪だ…
「あぁ…なんでもないから…大丈夫…」
俺は疲れのあまり弱々しい
声しか出せなかった。
イェソド「でも…」
「大丈夫、大丈夫だから…」
俺はイェソドを安心させる。
イェソド「わ、分かりました…
大丈夫なら良いですけど…」
ガチャッ…
ホド「おはよう。って、
ハヤトさん!いたんですね。」
「…(黙ってる)」
こいつはホド…俺の中ではやや良い奴の
中立。俺を気にかけてくれるのは本当に
嬉しいけど、それが悪化するのが…うん、
嫌すぎる…
「あぁ…おはよう…ホド…」
待って嫌な予感がする。
怖い。(勘が鋭いハヤト)
ガチャッ
ネツァク「おはよー…」
うっわ問題児2号来たよ…
こいつはネツァク。イェソドと
同じく嫌われたい俺にちょっと
不器用だけど好意を向ける奴だ…。
いつもこいつは無気力で希望をあまり
感じてない奴だが俺に関する事は
結構知ってる…らしい。俺が言う。
ネツァク、こいつ怖い。
「…(なるべくネツァクと目を
合わせないように顔を伏せてる)」
ネツァク「おー、ハヤトじゃないか?
なーに顔隠してんだよ。」
「別に…」
本当にこいつら嫌すぎる…。
「ん…(顔を上げる)」
ネツァク「(少し笑顔になってる)」
「何喜んでるんだよ…」
ネツァク「別に~♪」
こいつ…人をからかう事は
俺の中ではほぼ1番だよ…
「仕事速く始まれー、頼むー」
マルクト「そんなに仕事を
やりたいんですか?」
「当たり前だろ、これは苦しい
現実から逃げる方法の1つだから」
ホド「ハヤトさん、貴方
頭おかしくなりましたか?」
「なんだとこらぁ」
まぁ本音を言うと帰りたい…。
イェソド「まぁ良いじゃないですか。
これも暇つぶしって事で!」
「おいイェソド、どさくさに
紛れて俺に抱き付くな」
イェソド「え、良いじゃないですか。」
「このままだと仕事しづらいんだよ…」
ネツァク「じゃあ俺もお邪魔して…」
「お願いだからやめて」