腐ルーロック

seis/rnis【よそミ】なんでも大丈夫な人向け。

兄が死んだ。事故で死んだらしい。兄には嫁がいた。男だった。みな結婚には反対した。だが兄はその反対を押し切り結婚した。男と。潔世一という男と。そいつは目が丸く、大きく凛としていた。一目惚れだった。アきらめた。当たり前だ。兄の嫁だ。当然だ。世一が泣いている。床に頭をつけて胸に手を寄せて。手に持っていたのは事故で死んだ兄の手に握られていた指輪だった。嗚呼可哀想な世一。俺がナぐさめてやる。

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夫が死んだ。事故で死んだ。愛していた。家族に反対されながらも俺と結婚してくれた。子供を産めるわけでも何かを満たしてやれるわけでもない。だが俺を選んだ。ほんとうに愛してた。あの人以外居ないと思っていた。あの人には弟がいた。あの人に似ていた。でもやはり少し違う。あの人を愛していた。あの人は俺が辛い時に寄り添ってくれた。あの人を愛していた。俺が笑った時は一緒に笑ってくれた。あの人のことを愛していた。あの人だから一緒にいたあの人だからすきだった。あの人が世界で1番好きだった。愛していた。だから許さない。犯人を許さない。絶対に。

「嗚呼、可哀想な世一。俺が慰めてやるよ」

に抱きつく。

「触るな。こっちについて来い。」

手を振りほどき距離をトる。

「あぁ、もちろん。」

そう微笑み潔の後をついて行く。

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「なぜこんな薄暗いところに。やっと、こっちを見てくれたのか」

に近づく。

「近寄るな。気色悪い。」

「おい。あんま調子乗んなよ？お前なんて

「お前だろ。殺したの。あの人を殺したの。俺の夫を殺したの。お前だろ。」

「嗚呼。もちろん、全てお前のためなんだ。」

「許さない。お前全てを許さない。」

「俺は。お前のためを思って。」

「お前なんて。シんじゃえﾊﾞいい。」

の腹を目掛け包丁を刺す。

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なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで世一のために。世一のために。世一のために。世一のために。世一のために。世一のために。世一のために。世一のために。世一のために。世一のために。世一のために。世一のために。俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は

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殺した。ムカついた。ムカついたから殺したんだ。正当防衛だ。あいつがあいつが、あの人を殺したんだ正当防衛だ。俺は悪くない俺は悪くない俺は悪くない俺は悪くない俺は悪くない俺は悪くない俺は悪くない。あｧ俺も会いたい。あの人の温もりをもう一度感じたい。アあ俺の愛しい人。いまからあい二いくかﾗね