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「 よし、じゃあ全員参加だな。詳細はまたメールするからな。 」
「 はーい。 」
夏合宿。二週間と四日だっけ…
結構長かったはず。
「 合宿なんてしたことないよね。 」
俺は近くに居た漱と木萩くんに尋ねた。
「 そうだな…中学振り…?くらいじゃないの? 」
漱は思い出しながら言った。
「 中学かぁ… 」
色々思い出してきた…思い出すだけで疲労感出る。
「 なに持って行けばいいんやろ…合宿とか久しぶりであんま分からんわ… 」
木萩くんもスマホに送られてきた詳細を見ながら言う。
「 …あ、荷造りしなきゃじゃん…したくない… 」
「 え、仁木くん、荷造り苦手なん…? 」
「 うん…そこまで好きじゃない…めんどくさいし。 」
「 あぁ…分かる気もするわ。 」
「 …ホテルみたいに向こうで用意してくんないかな… 」
「 そんなサービスのいい合宿はありませーん。自分で用意してくださーい。 」
漱が笑いながら言う。
「 …漱って現実突き付けてくるの上手いよね。 」
「 え、何急に。ありがと。 」
「 豊岡くん、それ褒めとらんで… 」
「 え、うそ… 」
そうしていると草ノ瀬くんがこっちに走って来るのが見えた。
「 お前らー!! 」
「 おう、どうしたの。草ノ瀬ちゃん。 」
「 合宿ってことはずっとバレーできんだよな!!! 」
「 まぁ、そゆことね。 」
「 よっしゃぁー!!!!やる気でてきたー!!! 」
「 なんの確認…? 」
「 草ノ瀬くんは相変わらず元気ええなぁ… 」
「 木萩も仁木ももっとテンション上げてこーぜ!! 」
「 草ノ瀬ちゃん、ほどほどにしてやんなさいよ 」
あ、漱笑った。こいつ止める気ないな…