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“夢を見るたび現実を知るんだ”
これは僕が書いた歌詞。
僕は努力すれば何だって出来ると思っている。
小さい頃音楽が好きになって将来はミュージシャンになるって思って努力したらなれた
大きなステージで沢山のファンの前で歌いたい。努力して積み上げてきたから叶った
こうなりたいと夢を見たら努力出来る頑張れる。
そうしたら必ず叶う。努力は報われる
僕はとある夢がある。
バンドのこと?違う。
メンバーの事?うーん、ちょっと違う。
友達、親の事?違う違う。
好きな人に振り向いて欲しいんだ。付き合って欲しいんだ
何だそんなことかで済ませないんだこれは
あの大森元貴なら振り向かせるよ!違う。そんな簡単な人では無い
どれだけ容姿を良くしても
どれだけ人気になっても
どれだけスキンシップを取っても
どれだけ優しくしても
どれだけ愛してるって伝えても
その人は振り向いてくれないんだ。
好きって伝えても『ありがとう!俺も元貴の雰囲気好きだよ!』てあしらわれる。
誰が雰囲気って言ったんだよ。
別の日にもう一度好きと伝えると、『ええ恋バナ!?誰が好きなの?ちょっとお兄さんに教えてごらん』だってよ。同級生なのに。
ほんと呆れる。
僕はアンタが好きなんだよ。性格も、雰囲気も、容姿も、言葉遣いも、鈍感で天然な所も、ピュアな所も全部が好きなんだ。
アンタ以外好きになれない。
どうしてこの気持ちが伝わらないんだ、アイツは恋愛経験豊富なんだろ、そう悩んではや5年。長いね。
冷めないのか?全く冷めない。寧ろ好きって気持ちが増していっている。
よくあの子と付き合う夢を見る、あの子が振り向いてくれる夢を見る。
でもその幸せは起きたら終わる。
目が覚める度現実を知る。
こんなに真剣で、悩んで、長い恋は初めてだ。
楽しいと思う時期もあれば辛くて泣いた時期もあった。
もしあの子が振り向いてくれて付き合ったらこの事を笑ってくれるのかな。
照れ笑いしたりするのかな。
そんな馬鹿げた妄想をしている。
気持ち悪がられるだろう。距離をとりたくなるだろう。僕があの頃と変わってしまって嫌だろう。
妄想をする度もっと現実を知る。
もっと辛くなる。
でももっとあの子への気持ちが増す。
あの子に会いたくなる。
うあああああ、もうあの子の事を考えると色々ぐちゃぐちゃして頭がおかしくなりそう。
あの子とは友達のままでいいんだ。
あの子とは大親友でいいんだ。
あの子とは仲がいい、尊い幼馴染でいいんだ。
あの子は僕の大切な人のままで。
あの子に片想いのままでいいんだ。
若井とはこのままで、、、泣
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