作者の村瀬です!!😸
今回から鐵腸さんでてきます!
テストが色んな意味で終わったので久しぶりに書いてみたんでけどやっぱ楽しかったです^^
次は実力テストがあるのでまた終わったら出す予定です!
それではどーぞ!!!!
『はぁ…。』
条野さんともう会わないと決別したのが昨日の話。あの後、猛ダッシュで家に帰って泣いた。
彼と出逢って2ヶ月で口説き続け、やっとデェトまでこぎつけて、其処から付き合うまで半年。そして恋人に成って今で5ヶ月……。
全て合わせると1年以上の月日が経っていた
長いようで短い1年を思い返して色んな感情が頭の中を駆け巡って、昨日はずっと泣き続けた。そのお陰で今はそこまで辛くは無い
因みに今、気分転換の為にファミレスで昼食を食べ終えたところだ。
「お客様」
急に店員さんから声を掛けられ、顔を其方に向ける
「大変申し訳ありません。只今席が満席で御座いまして、差し支え無ければ他のお客様と相席でも宜しいでしょうか?」
『あ、はい。大丈夫です』
「有難う御座います。_____では此方のお席にどうぞ!」
店員さんが云ったように店内を見回せば満席で、多くの席は2名以上の複数人で座って居る為、1人で座って居て尚且つ丁度食事を終えた私に相席の許可を聞きに来たのだろう。
「失礼する」
『…どうぞ』
そして私の向かいに男性が腰掛けた。
其れから約15分経った頃、そろそろ帰ろうとした私の目の前で事件が起きた。
「……」
『…ぇ』
目の前の男性が注文し、運ばれてきた料理を食べようとした時、その男性は白米に砂糖を振りかけ、更には珈琲に醤油を入れた。
『……。』
「……」
男性はモグモグと表示を一切変えず食べ始め、私はその光景に唖然として見ていた。
この人、舌が可笑しいのだろうか?どう考えても食べ方が可笑しいのに、ずっと無表情で食べてる……。
『あのぉ、、それ美味しいんですか?』
如何しても聞かずにはいられない。だってそんな食べ方してる人初めて見たし……
「嗚呼。同色の食材は食べ合わせが良い」
『……、成程…?』
「食べてみるか?」
『…じゃあ一口だけ、』
この時何故食べようとしたのか自分でも判らない。恐らく只の気まぐれと、男性が余りにも平然と食べているから少しだけ味が気になったから。そして珈琲in醤油ラテを差し出され其れに口つけた__
『……。』
一口頂いた珈琲in醤油ラテは、率直に云うと予想していた通り美味しくない。けれど絶対に飲めないと云う程でもなかった。
「……。」
『えっと、私は美味しいと感じませんでしたけど、好みは人それぞれです!だからお兄さんは自分の食べ方を貫けば良いと思いますよ!』
何言ってるんだ私!こんなフォローにもなってない事言ったって意味無いのにっ!他に気が利く事の1つや2つ何か言えれば良かったのに…。
「そんな風に云われたのは初めてだ」
『すみませんっ、御免なさい!』
「何故謝る?」
『だって自分が好んでしている事に否定的な態度や言葉を返されると嫌ですよね!?本当に御免なさいっ』
こういう無神経な所が条野さんに好かれなかった原因なのかもしれない。気が利く事も言えないなんて私って駄目だな、、__と、そんな風に思っていると男性から予想外な言葉が発せられた。
「俺は、そんな風に良心的な言葉を掛けられたのは初めてだ_____と云う意味で言った心算なんだが……。」
『ぇ……』
「善く同僚に“早く死んで欲しい”、“魂に芸術性が無い”等と云われている」
『随分と辛辣な同僚さんですね…』
“魂に芸術性が無い”に関しては恐らく、同色の物を食べ合わせている事を言っているのだろう
まぁその同僚さんの云いたい事も少しは解らなくもないが本人の自由で良いと思うんだけどなあ、
何時までも此処に居座ってないで出なきゃ!
今から警察にも行かないといけないし
『すみません、私これで失礼しますね!』
「急いでいたのか?、引き止めてしまい済まなかった」
『あ、いえっ!ちょっと警察に相談と言うか、用事がありましてこれから行こうと思っていた処なんです』
「────警察?」
『その、見ず知らずの人に言える話しでは無くて……。』
ジィっと見られて何だか少し居心地が悪く感じてしまう
ストーカーの事を軽々しく言っちゃあいけないし…
「詳しく聞かせてくれないか」
『、ぇ……』
すると懐から手帳を取り出し、私に中を広げて見せてから男性は衝撃な言葉を口にする
「俺は末広鐵腸──────警察だ」
『___警察!?』
相席したいた男性が警察手帳を私に見せ、自身が警察官であると発言した。
真逆目の前の男性が警察官だとは思わず、衝撃な事実に警察手帳と男性を見たまま数秒固まってしまった
「聞かせてくれ」
『!、あっすみません、ちょっと驚いちゃって…。でも良いんですか?私服って事は今は業務外ですよね?休日なんじゃ……?』
「無辜たる民を守るのが俺の使命だ。休日であろうと関係ない」
なんて、なんて真っ直ぐな人なんだろう。
言葉や表情、そして曇り無い純心な目がこの人の性格と嘘偽りが無いと物語っている。それならば…と、私は末広さんと向き合い…
『じゃあお言葉に甘えて、、。実は___ 』
末広さんにストーカーの事を話し始めた。
『─────と云う事がありまして……、』
「成程、ストーカー被害に遭っているのか」
あれから末広さんにストーカーの事を全て話した。
最初から最後まで真剣に私の話しを聞いてくれて、時々少し表情を険しくしたり目を細めたりしていたけれど内容が内容なので怪訝な顔をされても当然だと思う。
「贈られてきた物は持っているか?」
『はい、今持ってます!丁度警察に持って行こうと持って来てますので』
「見せてくれ」
ストーカーから贈られて来る気持ちの悪い封筒の中身、手紙や私の姿が写った写真、ぬいぐるみや装飾品等
持って来た証拠品を末広さんの目の前に差し出した。
すると末広さんは手紙を手に取って読んだり、写真を見たり、様々な物を見ていた。
そしてぬいぐるみと装飾品を見て目を細め、小さなナイフでぬいぐるみのお腹部分を斬り裂いた
『えっ!?』
彼の行動に思わず前屈みになり身を乗り出す
「発信機だ」
『ぇ、』
「このぬいぐるみの中には発信機を埋め込まれている」
衝撃発言をした末広さんは斬り裂いたぬいぐるみの中から小さくて黒い小型の物を取り出した。
『うそ…、発信機が入ってたなんて…』
善くドラマでは見た事のある光景だけど、真逆本当にそんな事をする人が現実に居るなんて…
しかも自分がされる対象になるとは思ってもみなかった。
コメント
8件
鉄腸さんかっけぇ
続きが気になり過ぎる…!!!!😖😖😖
続き楽しみ〜ッッ!ですが、お体には気をつけてくださいね。