テラーノベル
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⚠注意⚠
・愛知×福岡
・オメガバース
・事後
……やっちまった。
傍らでスヤスヤと寝息を立てている阿呆を横目に福岡は頭を抱えた。
あれは昨晩のこと。
「なぁお前いい匂いがするな」
酔っているのか、無駄にベタベタしてくる愛知にそう言われ、自分に発情期が来ていることを自覚した。
そもそも俺はあんまり発情期で体調が変化すること自体滅多になく、且つ襲われても返り討ちにすることが基本だったためアルファの気に当てられる前に反射的に襲おうとしてくる奴はぶん殴っていた。
なのに、こんなに触れられる距離まで愛知が近付いていたとは。
……もしかしてコイツ、マジで生理的にありえないくらいナイ奴なんじゃ。
愛知は一応αだ。本当に意味が分からないが。
7大都市自体、αが多い。
まぁ優秀だしな。必然的にそうなるんだろう。
まぁそんな中にもΩたる俺が入っている訳で。
性が発覚するまでは当然αだと思ってたし、周りもそうだと思っていたらしい。
だが、初めて発情期が来た日。
具合悪いなー、風邪か?とか思ってたらいきなり変な奴に襲われた。勿論即ボコった。んで、その現場を長崎に見られて
「お前発情してね……?」
ってことで大騒ぎになった。
こんな身長も筋肉もある上にイケメンな俺がΩとか耳を疑ったがまぁ、そうらしい。
それ以来俺は何をしたか……何もしなかった。
正直酷いレベルの発情期が来たこともないし、大抵はぶん殴れば吹っ飛ぶ。
精々7大都市の奴らくらいか、殴っても吹っ飛ばないのは。
だが、そもそも彼らは襲ってこない。何なら大阪や広島に至っては世話まで焼いてくれる。
それ故か、完全に警戒心がなかった俺は阿呆にまんまと食われた訳で。
昨晩のことを思い出す。
7大都市の皆で飲み会をした帰り、何故か愛知が俺を送るといいだし、一緒のタクシーに乗り込みやがった。まぁ、俺も気分が良かったからどうせなら俺の家でもう1回飲み直そうってなって映画とコンビニで大量に買った安酒と共に帰宅した。
あの無駄に金持ちの上品ぶった野郎がストゼロとか飲んでんのが面白くてどんどん杯が進む。
映画はなんだったか、色っぽい女が扇情的な表情で映っていたことだけは覚えている。それを見て、
「お前はどういうタイプの奴が好きなん?」
とか聞いたっけ。急にわたわたと慌て出して、
「あー、うー、……うーん、綺麗な奴とか……?」
なんて当たり障りのない返事しやがった。こんな質問如きで照れている奴を見て童貞が、と笑ったがまさかな……。
ぽやぽやと表情を緩ませ、俺を後ろから抱きしめた奴は、人の項に額をぐりぐりと擦り付けながら息を荒くさせた。
「なぁ、お前いい匂いがする……」
香水かとか考えたが、今日は急いでいて付けていなかったことを思い出す。
じゃあ何故……発情期だ。
恐らく何も起こらないが、発情期にαと一緒にいたとか言ったら他の九州メンバーに怒られる。特に長崎、マジであいつキレると怖い。
「おい、もうお前帰れ」
抱きつく愛知を引き剥がし、転がった酒の缶をまとめる。しかし、愛知が動く様子は全くない。
「帰れって……!?」
ぼたぼたと鼻血を垂らし、ぼーっと俺を見つめる愛知。
血の気が引いた。
「ふくおか、」
潤んだ瞳で、鼻血を拭うことなくゆるゆると手を伸ばす。
俺の発情期は『俺には』殆ど影響がない。しかし逆にαが堕ちる。といっても人によるが、どうやら愛知はかなり刺さるタイプだったらしい。
苦しそうだ、流石にこのまま追い出すのは酷だろうと思い寝かせようとしたのだが……。
……結果的にいえば朝チュンだ。
だってあんなに可愛らしく強請られたらそりゃするだろ……!
「せきにんとるから」とか「かわいい」とかふにゃふにゃの笑顔で言うから!
普段の喧嘩腰の彼奴とは思えないくらい甘くて優しくて、正直楽しかったけど。
「あー、多分起きたら殴られるんだろうな」
この立場だと忘れがちだが、Ωの地位はかなり低い。襲われても、誘惑したお前が悪いなんて警察はザラにいる。
東京さんが大分改正とか頑張ってくれているんだけどな。
だが相手が俺で、あんなに無理矢理発情させられて怒らない方がおかしい。
もぞもぞと寝返りを打って奴が目覚める。
ぼんやりと俺の顔を眺め、視線を下にズラし……
「…………」
「人の全裸をまじまじと見るなよ」
気まずくなってそう茶化すと愛知は顔を真っ赤にして、その後すぐに真っ青になった。
おもしれー奴。
「福岡……?」
愛知がなにか言おうとする前にさっさとベッドから離れる。
こういうのは意識がはっきりしていないうちに言いくるめて逃げるのが1番いい。
「昨日はすまねぇ。シャワーの場所は……知ってるよな。」
さっさと出ていけと目で訴える。
「いや、待て」
俺に手を伸ばす。反射的に払い除けると酷く傷ついた顔をした。
今回愛知は何も悪いことをしていない。流石に今のは良くなかったと謝ろうとした瞬間、何かで殴られる。
遠のく意識の中、最後に見たのは愛知の今にも泣きそうな笑顔だった。
福岡が来なくなって数日。流石におかしいとなった東京が、大阪と広島に探しに行ってくれと依頼した。
大阪と広島と福岡は西日本グルメ同盟というものを組んでいるくらい仲良しだ。それに、大阪も広島もかなり強い。特に大阪は普段ちゃらんぽらんだが実際東京並に賢いし、ずる賢さ限定でいえば東京を凌ぐ。
結果的に、事件は速やかに解決した。
愛知の家で拘束された福岡が保護された。
後に広島はこう語る。
『実家でくつろいでいる息子みたいだった』
「福岡!!」
勢いよく開け放たれた扉。
大阪と広島が愛知の家に足を踏み入れる。
家主たる愛知の抵抗も虚しく、ベッドルームで監禁されていた福岡が発見された。
当の福岡は、プレステでゲームをしながら呑気にコーラとポテチをつまんでいた。
散らかった漫画、脱ぎ捨てられた服を目にした広島の最初の一言は
「コラ!ちゃんとお片付けしなさい!」
だったのは言うまでもない。
愛知に気絶させられた福岡は、あのあと愛知の家に運び込まれ、拘束具をつけられた。
足枷と首輪、手錠だ。
おぉ、と若干引いている福岡に愛知は
「絶対にここから逃がさない」
と光のない目で囁くから、謎の不屈の精神を持っている福岡はあえて満喫してやろうと考えた。
愛知曰く、あんなこと(福岡的には合意の上の性行為)してしまって絶対嫌われた。逃げられたくない。よし監禁しよう。となったらしい。
監禁されてしまったのだから、同人誌よろしく毎日愛知に犯されるのか考えていたが、愛知は驚く程に奥手だった。
どこにも逃げないというのに、ハグするだけでごめんなさい離れないでと泣く姿は逆に福岡の欲を刺激するだけだった。
ノリで愛知にキスした時も、顔を真っ赤にして震えながらえ、え?と呟く姿に何度押し倒してやろうと思ったことか。
そんなイライラムラムラしている時にやっと救助が入ったのだ。
大阪は爆笑しながら愛知を慰め、広島は自ら手錠や首輪を引きちぎって自由になった福岡に部屋の掃除をさせた。
事の顛末を聞いた東京が
「私もそんな監禁されたい!!」
と絶叫したのはまた別のお話。
ギャグテイストになっちゃった……。
オメガバースパロいいですよね。
好評であれば次回は大阪×東京を書きます。
あと人狼企画頓挫しちゃった……///
『都道府県ヒューマンズCPを語り隊!』OCも参加者ゼロだし六条君泣いちゃう。
他にもこのカプが見たいとかあればやるかもしれないのでどうぞコメントに。
愛知福岡大阪東京はシリーズの関係上固定です。NTRいけない。
R18は♡×1000達成で書きます。
えっちなのはカロリー高いんじゃ。
それではまたお会いしましょう。
閲覧いただきありがとうございます。
コメント
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とどひゅ無理だったんだけどな〜〜……好きになっちゃったやん…
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