テラーノベル
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「赤ちゃん欲しいな〜」
「赤ちゃん…????」
Eunioaはふとそう呟いた。
困惑して思わず持っていたフォークを折ってしまった。
「赤ちゃんってもちもちしててかわいくて〜愛おしいじゃない?」
「ああ…そうだが…」
「うーん……あっ!」
Eunioaは立ち上がって俺を指さす。
「Mafiosoが赤ちゃんになればいい話じゃない!」
「…は?」
その発言に俺は固まった。
「いいこいいこだね〜」
「……」
気づけば腹部をぽんぽんと叩かれながらあやされていた。
首元にスタイが巻かれ、おしゃぶりを咥えさせられる。
「おなかすいた?おっぱいのむ?」
「?!???!」
なんでそんな言葉を知っているんだ。頭が痛いぐらいに動揺してしまう。
「はい、いいこだからおっぱい飲もうね〜」
Eunioaは自身の胸を俺の口元に寄せる。
「ぁ…う…」
「赤ちゃんなんだからちゃんと飲まないと!」
「う…」
Eunioaを引き離して部屋から出ようとドアへ向かった。
「だめだよ〜逃げちゃ」
「ひっ…」
這い蹲る俺の真横に折れたフォークを突き立ててそう言うEunioaに体が震える。
逆らったら殺される。そう確信した。
「ほら、赤ちゃんならちゃんと泣かないと!」
「…ぅ…」
俺の涙を拭って優しくキスするEunioa。
あんなにかわいくて優しい彼女が今は怖くて怖くて仕方ない。
「ご、ごめんなさ…っ」
「いいこいいこだね〜!ちゃんと泣けていいこ!」
頭を撫でられても恐怖は治まらない。震える身体を彼女は愛おしそうに眺めるだけで。
「大好きだよMafioso♡」
「…」
額にキスをされ、優しく抱きしめられる。
抱き返すと、彼女は嬉しそうにはしゃいだ。
(こわい)
俺は一生彼女には逆らえないのだろう。
コメント
3件
おい!!友達の前で読んでしまったではないか今回もまじで最高ですありがとうございます
ゆーのいあたん私に飲ませてよ😍まふぃ可愛すぎるゆーのいあ推しの私感激