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プロローグ
ねぇ、知っているかい?こんな昔話。
ある人は芥川賞がどうしても欲しかったんだって、小説の書く事が上手で、自殺が好きなんだって。そして、ある人は人見知りで、人が嫌いで、だけど、良い推理小説を書いていたんだって。だけど、今その人達はそれを隠している。というか、生まれ変わってる。
それを人はね?ある国…時代に例えたんだよ。
それはね?その3人は、その国の、否、全ての国の“文豪たちは”
と。あの、強く、仮面を被り、いつもまわりを見るその姿を。
人はそう例えた。
僕、分からなかったよ。
全く。
えーと、ねぇ、聞いてる?
ねぇ?日帝。“大日本帝国” それと、まあ、これ以上問いつめたら、時間もなくなっちゃうし、辞めておくけど、君たちは知っている?この天才だけど、それは仮面で嘘の人たち。知らない?
まあいいや、君たちときっと仲良くなれると思うよ?
これは、全く違うようで、何処か似ている。そんな終わりから始まった。旧国と文豪の出会いの物語である。
きっと明日は雨だ。
そう私は予想しよう。
だけどそれは外れ。
予想が外れたと思うと、何故か嬉しくなる。何故だろうか?自分でも分からない。本名をなくし、否、“自分から隠して無くした”という方が正しいだろうか?そんな、隠し事をするのも、嫌いではなく、好きになってしまったな…
みんなが聞いたら驚くだろう。
けれど、その表情が見てみたい。
僕は仮面を被っている。20面相のようである。文を書くのは得意な方で、わざとみんなを見て、合わせずにいる。
そちらの方が、素敵でしょう?
“本名を消し、なりたい自分になる”
自分が消える訳では無いが、そちらの方がいい。みんながなってほしいと願っている、“僕”になれるのだから…
ある時、俺はある偉い方にその話をされた。正直驚いたというか、似ていると言われ何か、ムカッとしたというか、すごい気持ちだった。
ある文豪…存在は知っていた。もちろん、他の“国”も。
みんなに話した。“旧国みんな”に。
今の国には話していない。
何故なら、俺は、
似たもの同士だけの秘密にして、似たもの同士だけで話したい
と思ったからだ。
何故このような感情が湧いたのかは分からないが、そうしてみたかった。
“大日本帝国”としてではなく。その中の、“俺の魂自身”で…
ふふふ、みんな様々な感情があるね。
そりゃそうで、当たり前だけど。
考えて…感じる…
それが、“人として”大事であり、“どんな生物だとしても”大切なのだ。
失敗、成功し学ぶ。
さて、君たちの物語、しっかりと、1冊、いや、それだけじゃ収めきれない、物語を何冊にも渡って見させてね…
世界は、生活は、人は
ある主人公のいない、平等でありながら、複雑な物語の1頁であり、その物語の登場人物なのだから。
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