テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
199
44
オールコメディギャグを書きたいッッッ・・・(血涙
しかしどういうわけか私がノベルを書くと四角四面になっちゃうよぉ…………
はぁ・・・。
ヨミさん(知ってますよね?テラーノベルにおける旧双黒太中太の神ですよ彼女は)みたいなコメディが書けるようになりたい・・・
誰かいいコツを教えてくれはしませんか
カーテンの隙間から差し込む朝日は、すでに白々とした暴力的な明るさを孕んでいる。
太宰治は、じっとりと肌を濡らす不快感と、全身の骨を一本ずつ丁寧にきしませるような疲労感の中で目を覚ました。視界に飛び込んできたのは、見慣れた、しかし何度見ても忌々しい、天蓋付きの豪奢なベッドの天井だ。
「……ん、……ぁ、つ……」
掠れた声を出そうとして、喉が酷く痛むことに気づく。当然だった。昨夜――正確には数時間前の明け方まで、嫌というほど鳴かされたのだから。
隣を見れば、この部屋の主であり、太宰をこの場所へ、そして自身の腕の中へと縛り付けて離さない男が、実に満足そうな顔で眠っていた。中原中也。ポートマフィアの最高幹部であり、太宰の元相棒であり、そして現在の同棲相手、兼、毎夜の不法侵入(自室だが)常習犯である。
太宰は重い身体をどうにか動かし、掛け布団から這い出ようとした。だが、その腰に回された太い腕が、容赦なく彼女の身体を引き戻す。
「……どこ行くんだよ、手前」
低く 掠れた、寝起き特有の声音が耳元で響く。それだけで、太宰の背中にゾクリとした悪寒と、同時にどうしようもない熱が走った。
「離したまえ、脳筋帽子置き場。私はこれから、清らかな朝の空気を吸いにいくのだよ。間違っても、君のむさ苦しい顔を拝むためではない」
「あ? 寝言は寝て言え。まだ朝の五時だろ。……おい、逃げんじゃねぇよ」
中也の手が、太宰の細い手首を掴んでベッドに縫い付けた。太宰は露骨に顔を顰め、じたばたと脚を動かして抵抗する。
「離せと言っているだろう! ねぇ、昨日やったばっかりでしょ!? 一昨日も、その前も! なんなの!? バカなの!? 君の頭は年中春の絶倫仕様なのかい!?」
「うるせぇ、お前が可愛いのが悪い」
中也は悪びれもせず、むしろ楽しそうに口端を上げた。その瞳には、すでに眠気など微塵もなく、ぎらぎらとした捕食者の光が宿っている。
「莫迦! 脳筋! 絶倫! 非合意だ、はなせー!」
「泣き喚いてる顔も可愛いな。よし、挿れるぞ」
「ま゛ッッッ――!?」
容赦のない衝撃が、太宰の身体を貫いた。
事前の準備など、中也の指で大急ぎで抉られた程度のものだ。太宰は痛みに身体を弓なりに反らせ、シーツを涙目で掴んだ。痛い。苦しい。乱暴だ。最悪だ。脳内でいくら罵倒の言葉を並べ立てても、中也は一切怯まない。それどころか、太宰が痛みに顔を歪め、涙を零すのを見て、さらにその表情を嗜虐的な悦びに染めていく。
「な、なか、はら……ッ、この、最低男……っ、やめ……」
「やめるわけねぇだろ。ほら、痛い痛い言ってる割にはよぉ……ここ、すげぇ締まってんぞ。愛液とろとろじゃねぇか。可愛いなくそが」
「ひ、あ、うそ、ちが……っ!」
中也の言う通りだった。太宰の身体は、彼女の貧弱な意志とは裏腹に、すでに中也の暴力を、快楽として受け入れる準備を整えてしまっている。
太宰治は自覚していない。自分が、痛みを伴う快楽にどれほど弱く、そしてそれを心のどこかで求めているのかを。どれだけ「嫌だ」「痛い」と拒絶しても、中也の大きな質量が自身を蹂躙し、支配していく感覚に、彼女の雌としての本能は狂わされていた。
「くそ、たまんねぇ……。お前、本当に俺のことが嫌いなら、もっと冷めた顔してみせろよ。そんなに涙目になって、身体中真っ赤にして、俺を締め付けておいて……何が非合意だ、あ?」
中也は太宰の細い腰をガッチリと両手で掴み、固定すると、容赦のない速度で腰を振り始めた。
「あ、極、つ、……あぁッ! ま、待っ、ちゅ、や……っ、は、はげし、すぎ……っ!」
「待てるかよ。お前がそうやって必死に抵抗してりゃあ、余計に壊したくなるって、いつになったら学習すんだよ、なぁ!?」
中也の言葉は正論だった。だが、太宰にそれを認めるつもりは毛頭ない。
もしここで、太宰が素直に「中也、大好きだからして」とでも言おうものなら、この男は間違いなく興ざめする。中也の歪んだ、しかし一途で巨大な愛の形は、「嫌がる太宰を無理矢理ねじ伏せ、快楽の底に叩き落とす」というプロセスにおいてのみ、最高の爆発力を持って完成するのだ。
かつて一度だけ、太宰が酷く気まぐれを起こし、自ら中也の服の裾を引いて「ねぇ、中也、しようよ」と誘ったことがあった。その時の中也の顔を、太宰は忘れない。世界が滅亡したかのような、あるいは最悪の「解釈違い」を起こしたオタクのような、何とも言えない、あからさまに萎えきった表情。
『……お前、何企んでる。気持ち悪ぃ。熱でもあるんじゃねぇか?』
そう言って、中也は太宰の額をバチンと腫れ上がるほど強く叩き、その夜は背を向けて寝てしまったのだ。太宰にしてみれば、珍しく素直になってやったというのに、理不尽極まりない仕打ちであった。
だから、これが正しいのだ。
この、破れ鍋に綴じ蓋のような、歪みきった関係性こそが、二人の正解。
「あ、が……っ、ひ、ふ、あぁっ!」
「ほら、どこが痛ぇんだよ。ここか? ここが気持ちいいんだろ?」
中也が太宰の最奥を容赦なく突いた。ピンポイントで脳を揺らすような快感が走り、太宰の視界が白く染まる。
「ちが、ちがう……っ、そこ、だめ、頭、おかしく、なる……っ!」
「おかしくなりゃあいいんだよ。俺のことだけ考えて、頭ん中真っ白にしろ。ほら、声出せよ、太宰!」
中也の激しい攻めに、太宰はもう、まともな思考を保っていられなかった。痛い、痛いのに、それ以上の波となって押し寄せる快楽が、彼女の理性を粉々に砕いていく。
「あ、は、う、あぁぁッッ!」
太宰の口から、掠れた、しかし酷く甘い悲鳴が上がった。それと同時に、彼女の身体が大きく痙攣し、中也のモノをきつく、きつく締め付ける。
「あ……っ、ん、あ、あぁーーッ!」
絶頂の瞬間、太宰は中也の肩に爪を立て、激しく身悶えた。背中を伝う汗が、二人の境界を曖昧にしていく。
中也もまた、太宰の極上の締まりに耐えかねたように、低く唸り声を上げ、彼女の最奥へと自身の全てを解き放った。熱い液体が、太宰の体内に容赦なく注ぎ込まれていく。その圧倒的な支配感に、太宰はただ、白目を剥きそうになりながら、激しい呼吸を繰り返すことしかできなかった。
数分後。
静まり返った寝室に、二人の荒い息遣いだけが響いている。
中也は太宰の上に覆い被さったまま、彼女の首筋や頬に、ちぅ、と小鳥のような 優しいキスを落とした。先ほどまでの、獣じみた獰猛さはどこへやら、今の中也の瞳にあるのは、ただひたすらに、世界で一番愛おしいものを見つめる、甘く、とろけるような愛だ。
「……はぁ、……最高の朝だな、太宰」
中也は満足げに笑い、太宰の額にかかった髪を優しく払った。
対する太宰は、シーツに顔を半分埋めたまま、恨みがましい目で中也を睨みつけている。その瞳には涙が溜まっており、唇は不満げに尖っていた。身体は快楽の余韻でまだ小さく震えているというのに、口を開けば、出てくるのは相変わらずの減らず口だ。
「……最悪、だよ。君は、本当に……ただの、野生のゴリラだ。非人道的、野蛮、サイコパス……。私は、君の、ことなんて……大嫌い、だ……」
声は掠れ、息も絶え絶え。説得力など皆無の呪詛だった。
中也はそれを聞いて、さらに愛おしそうに目を細め、太宰の髪を指で弄んだ。
「へえ、大嫌い、ねぇ。大嫌いな奴のせいで、あんなに潮吹いて、今もここ、俺の残したもんでドロドロにしてんのかよ? お前、本当に可愛いなぁ」
中也の「可愛い」という言葉に嘘はなかった。本当に、心底、この強情で、素直じゃなくて、痛がりで、そのくせ自分に蹂躙されることでしか本当の快楽を得られないこの女が、愛しくて仕方がないのだ。
「……ふん。君の、気のせい、だよ。私は、ただの生理現象に、屈しただけ、だ」
太宰はふいと顔を背けた。その耳の裏まで真っ赤になっているのを、中也が見逃すはずもない。
中也のことは、まあ、嫌いじゃない。
(太宰の脳内辞書において、これは「愛している」と同義である)
セックスだって、別に嫌いなわけではない。ただ、毎日は体力が持たないし、やる前の、あの暴力的な恐怖と痛みは、何度経験しても慣れない。だから「嫌だ」と言う。本気で拒絶している。
だが、いざ始められてしまえば、中也の圧倒的な熱量に圧され、自身のマゾヒストとしての本性が暴かれ、結局はこうして、彼の手の中で蕩けさせられてしまうのだ。
「なぁ、太宰」
中也が、太宰の顎を引いて、無理やり自分の方を向かせた。
「……何だい」
「今日も、夜、覚悟しとけよ」
「……っ、バカ! 脳筋! 少しは私の、体力を、考慮したまえ!」
「知るか。お前がそうやって、キャンキャン吠えてる間は、いくらでも可愛がってやるよ」
中也はニカッと、少年のような、しかし残酷な捕食者の笑みを浮かべ、太宰の唇を 乱暴に、しかし深く塞いだ。
太宰は一瞬だけ、その身を硬くして抵抗する素振りを見せたが、すぐに諦めたように力を抜き、中也の首に、そっと細い腕を絡ませた。口ではどれだけ拒絶しようとも、彼女の身体と、その心の奥底は、すでにこの最悪で最高の相棒に、完全に調教され尽くしている。
外はすっかり、明るくなっていた。
今日もまた、二人の、世界で一番狂った、そして世界で一番お似合いの、非合意の日々が続いていく。
コメント
11件
きっと太宰さんは素直にはもうなれないんだなぁ……中也ぁ……(´;ω;`) てかアイコン綺麗っすね。
歪んだ中太の独特の雰囲気と否定=肯定、好いているって言うのがたまらなく好き。 だざさんのツンデレも乱暴なちゅやも相性が良すぎる
歪んで狂った愛は太中太の代名詞...やっぱ好き...