「おはよ〜ryok」
「おはよう」
僕とmtkさんが出会って3ヶ月がたった頃、どうやら雪が降り始めたという。
秋の葉が枯れ、氷のように冷たい風が暴れている。
「最近は寒いね」
「雪も積もってるし、気温は上がりそうにないや」
「ですね」
side…❤️
(明日は大雪となります。気温にも注意しましょう。)
「ryok、明日大雪だって」
「あーそう…」
「うん」
まただ…
ここ最近、ryokからの態度が冷たい気がする。
反抗期…?とかでは無さそうだし、どうしちゃったんだろう。
「あ、もうこんな時間…」
「ryok、出かけてくる。ちょっとした用事」
「うん。気を付けて」
side…💛
僕は最近友達が出来た。
wkiって奴。
wkiとは一回だけ経験があり、学校で話すようになっていった。
気まずくて何も話す気無かったけど、wkiはどうやら気にすることなく、話しかけてきた。
「はぁ。」
でもwkiと友達になってmtkさんとあまり喋っていない気がする。
楽しくないっていうか、めんどくさいっていうか…
でもmtkさんを好きって事は自分でも分かってるし。
wkiと居るほうが楽しいのかな…僕。
どうして…?
ピロン
「ん?」
wkiからの着信だ。
「今から家行っていい?」とのこと。
僕は尽かさず許可した。
お互い家も誕生日も、何が好きで何が嫌いかも分かっている。
初めてこういう関係の友達ができて嬉しかった。
他の人達に比べると、凄く短い仲。
だけど質はそこら辺よりも濃密だと思う。
side…💙
「行ってきまーす」
「あら、wkiどこに?」
「あぁ笑友達の家」
俺は最近友達が出来た。
めちゃくちゃ気が合う奴。優しい奴。だけどちょっぴり気わがままで甘えん坊な奴。
今日はそのryokって奴の家に行くことになった。
まぁ、俺が頼んだんだけど。
「寒い…」
家が近いとはいえ、こんな寒い中歩くのは不正解だったか…
少しでも日差しを浴びようと、出来るだけ影を避けて歩く。
なんか変な人みたいだ。
「?」
俺は7:3分けで黒髮の男に目をつけられた。
すごい視線…
やっぱ変かなw
まぁ、気にすることなく歩いてく。
あっという間に家に着いた。
ピンポーン
ベルを鳴らし、ノックをする。
「ryok〜?居るー?」
ガチャ
「あっwki!」
笑顔で迎え入れてくれる。
今までこんな笑顔が可愛い男見たことない。
「沼…」
「ん?どうした?wki」
「あ、いや何でも笑」
「そう?なら良かった、上がって!」
「うん!お邪魔しまーす」
「綺麗だな〜」
「ありがと」
「あ、そういやryokってさ、mtkさんって人と同居してんでしょ?」
「うん」
「誰にも言わないでね?w」
「言うわけないってw」
「俺ら親友だろ?」
「うん!」
いつもニコニコしててほんと可愛い。
男とは思えんほど。
「ねぇねぇ、オセロしよ」
「お、良いね。俺黒」
「じゃあ僕白ね」
オセロはめっちゃ上手いって訳ではないけどそこそこ出来る方だ。
前友達と3回戦したけど全勝。
まぁ、まぐれなのかもしれないけど。
「誰から始める?」
「そこはじゃんけんでしょ」
「おっけ!」
ジャンケンポン!
俺がグーでryokがパー。
「え、負けた」
「w僕からね」
「んーそこか…」
「もしかしてwki弱い?」
「なっ!!それはない…」
「あははは」
ryokに負けるのはちょっと嫌だから…
「今のは本気じゃないから!」
「え〜そう?w」
「じゃもう一回!」
「ほらね〜!」
「また負け…?」
「んふふw強そうだけどそんな事なかったみたい」
「イラ…」
「あーごめんごめんw」
「まぁ?別にいいけどー?」
「あはははw」
なんやかんやで3時間経った。
「そろそろ帰ろっかな?」
「あ、ほんと」
「じゃあこれ持ってって!」
「ん?」
ryokから渡されたのは、猫のキーホルダーだった。
「この前mtkさんと海外旅行行ったんだ。こっそり買っちゃった!」
「え…ありがとう!」
「うん!全然!」
「じゃあね〜」
「うん、またね〜」
そう俺が帰ろうとした時。
ガチャ…
「ryokただいま…」
「えっmtkさん!?」
「ん?どうした?そんな慌てて」
「な、なんでもない…笑」
俺は必死に隠れる。
「ryok…?」
「誰あれ」
「あっ…」
コメント
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わはァァァ気になるぅぅぅ