2017.7.6
私は草っ原に座っている
今日は学校を休んだ
暇だ
川の方へ目をやるとヤンキーたちが群がっている
何しているんだろう
近づいてみると何やら金髪とでかい奴が殴りあっている、というか、金髪が一方的に殴られている
「喧嘩とかそういうレベルじゃなくてあれはもう虐めだわ」
ぼろぼろになっているのに全く諦めない金髪
ああ、仲間の為か
「弱いのに戦うとか、」
「真一郎みたいじゃん」
私がいなかったら真一郎、少なくとも100回は死んでたなあ強そうな見た目なんだけど弱かったもん
黒龍の副総長やってた時が1番幸せだったな
『引けねぇんだよ!!!引けねえ理由があるんだよ!!!!!!!』
金髪の言葉を聞いて、私は我に返った
「やめればいいのに、ばかだなあ」
何故か真一郎が重なる
気づいたら私はその場へ向かっていたそして群がっているヤンキー共の間を通り抜けてでかい奴の横に立った
「あのさぁ?それの何が楽しいの?弱い者虐めて優越感に浸ろうとか阿呆らしいわ」
あ、喧嘩ふっかけちゃった私も阿呆だわ面倒臭い
『あ?』
私の方を見たそしてこっちに向かって
『てめえ今なんつった?阿呆だ?お前殺されてえのか?』
私は無視して金髪の所へ行く
「ぼろぼろになってるけど大丈夫?」
『あ、えっ』
そんな事しているうちに後ろから人の気配がした避けると金属バットが振り下ろされていた
周りがザワザワしている
「 キヨマサのバットを避けるなんて…」
「あの女すげえな」
「てか女に鉄バットはださくね?拳だろ」
当たり前でしょ私は強いからいや女に手出しちゃだめだろ
『てめえ何避けてんだオルァ』
2回目のバットが振り上げられたその時
『オイ キヨマサー客が引いてんぞー』
『ねえねえ?けんちん?どら焼きなくなっちゃった』
は?誰だこの場違いな人達
キヨマサ『総長お疲れ様です!!』
全員『お疲れ様です!!!!』
どうやら金の辮髪の高身長が副総長のドラケンで長髪の金髪が総長のマイキーとか言うらしい
ドラケン『キヨマサー 女に手ぇだすほど身も心も腐っちまったかー?』
そしてそのマイキーって人が私の所へやって来る
マイキー『君、強そうな感じもしないのにどうしてこの男を庇ったの?』
え何失礼じゃない?強そうな感じがしないとはどういう?
「あーえっと」
「ヤンキーは私利私欲の為に喧嘩するんじゃなくて守りたいものとか自分の中にある一貫して譲れないものの為に自分の体張って闘うものだと私は思ってる、けどあのキヨマサって人は自分の欲を満たしたいがためだけに暴力を振るってて…癪に触ったから」
マイキー 『…』
うわー思わず真面目に言ってしまった、引かれたよね?誰だよってなるよね?
マイキー『君さ、今日から東卍の補佐ね、名前は?』
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