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東京ジェノサイドは、先行きの見えない日本政府の対応や、テロリズムへの脅威、そして数多くの人材の損失と未だに解明されないその原因。また、世界に拡散するフェイクニュース(第3国からの攻撃。日本分割統治、極東アジア発の第3次世界大戦の危機等々)により、経済界にも暗い影を落としていた。

中央証券取引所や、インターネット株が中心の証券会社は、先の大震災や、新型コロナウイルスのパンデミックから学んだ教訓を活かし、東京から遠く離れた遠隔地にバックアップセンターを開設して取引をしていた。

しかし、多額の損失で自殺する顧客が相次いだ。

その為、破産者の対応に追われる結果となり、優良企業のたちばな証券は、決済損に対する不足金が58億円であると公表した。

平均株価は大暴落し、世界の経済活動の停滞をももたらした。

為替は乱高下を繰り返していた。

円安が進行した結果、日銀は為替介入に踏み切った。


同日日曜日 10時頃

神奈川県横浜市西区にあるホテルの一室にて


地元を中心に不動産業を営む津田隆弘は、東京都港区の老舗旅館『時空屋』の売買交渉に訪れていた。

他界した父の跡を継いで、45歳で社長になった津田は野心家であった。

会社をもっと大きくしたいと、常日頃から考えていた。

東京ジェノサイドによって、都内の大手不動産会社が営業停止に追い込まれた今、人間がいなくなり、オーナー不在の物件は魅力的であり、同じ考えを持つ同業者も多くいた。

会社の存在価値を引き上げる、広告物件が必要とだ感じていた津田にであったが、そんな彼に舞い込んだ話は、耳を疑うような好条件の内容だった。


「俺はちっぽけなままでは終わりはしないんだ・・・」


魔法の呪文が頭の中で繰り返されていた。

津田の感覚は麻痺していた。

東京が世界地図から消えたあの日の落日

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