俺の人生は変わった____
俺は何とかして凪をサッカーの世界に誘うことが出来た。俺と凪はあの日より仲良くなり、信頼が生まれた
俺はこれからも白宝高校出凪と2人でサッカーすると思ってた。
俺と凪の人生を変える出来事が起こるまでは__
キーンコーンカーンコーン…
ガラガラガラ!
玲王「おーい!凪!弁当一緒に食べようぜ!」
凪「玲王。また来たの?飽きないね。」
玲「当たり前じゃんか!」
凪「…なんか玲王って不思議だね。」
凪「男なのに女っぽい。あと俺なんかに声掛けてくるのも」
玲王「いや、…な、何言ってんだよ!女っぽいって………」
玲王「それより!凪は結構俺のクラスでは話題だぞ!」
凪「え、何それ。」
玲王「なんか万年寝太郎って言われてるけど、声とか見た目がかっこよくて…たまにギャップ萌え?があるとか何とか…」
凪「へ〜…俺、恋愛とか興味ない」
キャー!玲王様と凪様が一緒にいるー!ザワザワ ザワザワ
凪「…うるさい。」
玲王「あはは…じゃあ屋上いくか?」
凪「うん、」
in屋上_
凪「ここ静かだ………」
玲王「まぁ元々あんまり来ないからな、人」
玲王「なぁ凪…。」
凪「なに」
玲王「俺がさ急に女だ、って言ったらどうする?」
凪「…どうするもなにも。女とか男とか関係なく、玲王は玲王でしょ。」
玲王「…!そっか…ありがと。」
凪「なにが」
玲王「ううん!なんでもねぇ!」
玲王「〜〜〜〜〜!笑」
凪「〜〜〜〜?〜〜。」
話を逸らして俺は凪と楽しく話してた。
すると急に__
凪「………あ。」
と、凪が何かを思い出したように言った
玲王「どうした?」
凪「そういえば俺…昨日なんか手紙届いたんだよね」
凪「玲王に見せようと思って持ってきたんだけど…」
といい凪はポケットから手紙を出した。
玲王「なんだそれ」
凪「わかんない、でもサッカーがナントカカントカ…って」
凪の言葉を聞きつつ俺は渡された手紙を読んだ_
凪 誠士郎 様
”あなたは強化指定選手に選出されました”
玲王「え…」
凪「なんだった?」
玲王「いや…お前!すげぇよ!」
このことを凪に説明すると凪は
凪「えー…めんどくさい。でも玲王もいくならいく…」
玲王「ぁ…ッ……。俺は…選ばれてないし…」
俺は一瞬息が詰まった。でも、ここで表に出してしまうとダメな気がしたから…
玲王「でも!俺が選ばれてなくてもお前はちゃんと行くんだぞッ!」
凪「えー…」
玲王「用意もしてやるから!な?」
凪「………いつからだっけ?」
玲王「1週間後だな」
凪「…………。わかった、いく。」
玲王「…………え。」
凪「何その反応、玲王が言ったんじゃん」
玲王「いや本当に行くと思わなくて」
凪「それより〜…玲王お願いね〜……」
玲王「……はいはい、わかったよ」
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「玲王様〜!またね〜!」
「キャー!玲王様が手を振ってくれた!」
玲王「またな〜!」ニコッ
玲王「(やっぱり……俺おかしいな笑)」
俺は昼休みから。あの手紙を見てから授業も集中出来なくて気づいたら放課後になってた。
玲王「(あ…凪…迎えに行かなきゃ……)」
そう思い、俺は凪がいる教室に向かった教室に入ると凪は寝てた
俺は凪に近づいた、寝てるときの顔がとても愛らしくて。離したくなくて。目が離せなくて。自覚したくなかったけど…気づいてしまったんだ…
玲王「(あぁ。”私”…凪のこと好きなんだ…。大好きなんだ……。)」
凪の髪の毛を触ると、凪が気づいたらしく凪が起きた
凪「んぅ……?あれ…玲王?なんで……」
玲王「ふふっ…寝坊助さん笑」
玲王「おはよ、凪。もう放課後だぞ」
凪「ん〜…玲王〜…おんぶ〜………」
玲王「はいはい」
玲王「なぁ、凪。お前はずっと俺の宝物だよな?」
凪「何、急に」
玲王「あー……ごめん、なんでもない!」
凪「玲王。」
凪「最後までずっと一緒にいてね。」
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俺は頭の中がこんがらがっていた。
でもリムジンはどんどん俺を乗せて家に向かって行く
家に帰るといつもはあんまり家にいないお父さんがいた。
玲王「お父さん……」
父「聞いたぞ、ばぁやから。」
玲王「……なんのこと?」
父「”凪誠士郎”…お前の宝物だっけか?」
父「”ブルーロック”の強化指定選手に選出されたってな。」
父「でもだからといってお前が凪誠士郎と関わるのは許さん。」
父「お前はもう、サッカーをやめろ。そして男装もやめて女として生きろ。」
1番言われたくなかった言葉を言われた。そう。俺は、いや私は女。御影玲王は女なんだ。
玲王「………さい…………うるさい!!!!!」
玲王「わかってる!!!!!わかってるよ!!!!!」
玲王「もう何も言わないで!!!!!」ダッ
私は自分の部屋に駆け込んだ。
部屋に入った途端、スイッチが切れたように腰が抜けた。
玲王「………全部……ッ…わかってる…ッ……」ポロポロ
玲王「わかりたくなかったのに…ッ」
玲王「ごめんね…凪………」
最後まで一緒にいれないや…____
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