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1 .星原天音
俺は将来 、宇宙飛行士になる。
だってじいちゃんと約束した殻。
だから、其の為には努力が必要だった
努力して努力して努力して…
兎に角努力を行った。
だが 、
俺は宇宙飛行士になれる自信が無い…
俺は昔殻じいちゃんっ子で、
良くじいちゃん家に行っていた。
じいちゃんは元宇宙飛行士だった殻、
宇宙の事について沢山話してくれたんだ。
彼の時はとても楽しかった。
けど、じいちゃんは去年の12月に亡くなってしまった。 死因は不明だそうだ。
其して彼れ殻約1年。
今日はじいちゃんの命日。
だからじいちゃんが好きだった饅頭を買って墓参りに行った。
じいちゃんの墓に水を掛けて、タワシで綺麗にした。其して花瓶の中に持参していた花を入れ、線香に火を付ける。
其して中に入れて手を合わせた。
「じいちゃん、天国で元気にしてるかな…。」俺は手を合わせ終わり、 じいちゃんの墓の前で天を仰いだ。 今日は雲一つない快晴だ。
じいちゃん、笑ってくれてるのかな…?
そう思い乍墓参りを済ませた。
又来るからね。じいちゃん。
俺はじいちゃんの墓を後にして、
出口に向かおうとしていた。
其したら、遠く殻男の子の泣く声が
響いて来た。
2 . 何処か似ている
『……ッ、う゛ぅ゛ッ…あ゛あ゛あ゛ッ…… 』
男の子は苦しそうに膝まづき、号泣していた。
『………ッ守ってやれんくて……ごめんッ…』
……、相当辛い環境だったのかな…。
だけど、部外者の俺に……出来る事なんて一つもない………。
『今殻俺も………そっちに行く、殻ッ……
待っててくれるよな?』其の男の子は赤くなった目で寂しそうに笑って其の墓を見詰めていた。
へ……?
そっちに行く、って……
死ぬって事…………?
俺も彼の子が辛いのは良く分かる。
でも、そこまでして…………
俺の心の中は不安が募っていた。
彼の男の子殻したら、俺は赤の他人だ。
そんな奴が男の子の死を止めるなんて…、
余計、……迷惑だよな………。
でも………自殺は駄目だ、…駄目なんだ……
赤の他人でも、生きていて欲しい。
俺には自殺を止める権利がある。
「ねぇ」俺は意を決して、男の子に話し掛けた。
『……?』男の子は泣き顔を此方に向けた。
「キミ、自殺を考えてるの?」俺は優しく微笑んで屈んだ。
『………、聞かれてたんだ… 』男の子はポツリとそう云って、次の様な事を云う。
『此の子が死んだんは俺のせいなんや、…』
「そっか……」俺は男の子を見て何とも言えない複雑な表情で微笑んでいた。
いざ、声を掛けてみても其の後どうすれば良いかなんて分からなかった。
『……名前何て云うん?』男の子は泣き乍此方を見た。
「あ、自己紹介が遅れたね。俺は星原天音だよ。宜しくね。」
『天音……、俺は楠瀬鈴や。宜しゅうな。』鈴はそう云って微笑んだ。
「鈴はさ、其の子と仲が良かったんだ?」俺は鈴の目の前の墓を見て問い掛けた。
鈴『……、せやなぁ……俺の……一番の友人やったね 』鈴は涙ぐんで声を震わせていた。
「へぇ………どんな人?」俺は鈴の背中を撫でてやった。鈴の体は冷たい。墓地だから不吉だが、死人を触っている様だった。
鈴『せやねぇ………、こんな俺とは正反対やったな……。先ず冷静で、頭が良くて、……でも何処か寂しそうな子でな。』
「そうなんだね…」俺は鈴と会って未だ数分も経っていないが……、この子を見てあげないと………勝手にいなくなってしまいそうだ。唯の俺の予感なんだが……。
鈴『……、』鈴は静かに墓を見詰めていた。
其の間、冷たい風が鈴の前髪を揺らした。
「此処に居たら体も冷えちゃうし……そろそろ行かない?」俺はそう云って移動する様云った。
気が済んだのか、よっこいせ、と云って立ち上がった。
鈴『…………行くか。』鈴は先程よりも表情が和らいでいた。
「……落ち着いた?」俺は鈴の赤く腫れ上がった目を見てそう云う。
鈴『嗚呼っ!有難うな〜っ!』そしたら鈴は明るく返してくれた。良かった……。
俺は心の中でほっとした。
鈴『そういや天音って……』突然何かを云おうとしていた。
「どうしたの?」
鈴『誰のお墓参りに行ってたん?』
「嗚呼……俺はじいちゃんの墓参りだよ。去年の12月に亡くなっちゃってね。」俺の表情が曇る。
鈴『へぇ………じいちゃんか…、そりゃ寂しいやん…』
「確かに寂しいけど、……俺が毎日じいちゃんの事で悲しんでたらじいちゃんも落ち着かないと思う殻ね…。だから、こう云う時は頑張って乗り切る!」俺は満面の笑みでそう告げた。
鈴『………しっかり、…しとるんやな…』
「そうかな?、周り殻見たら結構メンタルが強い様に見られてるけど、本当はメンタルが物凄く脆いんだよね!」
鈴『…ぁ、ごめん……』鈴は気まずそうに謝ってきたが、俺は謝って欲しい訳じゃなかった。
「ううん、謝らないでよ!俺の話を聞いて、鈴が少しでも前を向ければなって思ったんだ!」
鈴『……そっか』鈴は少し微笑んでそう云った。
其して俺たちは喫茶店に行って
自分の好きな物や嫌いな物、異能力について等 沢山話した。
俺は宇宙が好きなこと、将来宇宙飛行士になることを鈴に言ったら『良い夢持ってるやん!』って云ってくれた。嬉しかった。
鈴と話すのはとても楽しい。
そう思う。だからかな、こんなに日が暮れてしまっているのは。
俺たちはそんなに夢中になっていたらしい。
鈴『じゃあ俺、そろそろ帰らへんと。 』
鈴は立ち上がり、満足そうにそう云った。
「うん!今日はありがとうな!!凄く楽しかった!!!」
鈴『嗚呼!!、………最初はヤなところ見せてごめんな……』
「いいよいいよ!凄く楽しかったからね!!!又会おうな!!」
鈴『せやな!!今度は色んな奴連れて来るからな!!!』
「嗚呼!」そう云って俺らは別れた。
3 .星が見える
幼少期・天音『じいちゃん!、俺!将来じいちゃんみたいなかっこいい宇宙飛行士になりたい!!!』
じいちゃん『おぉ、そぉかそぉか。天音ならなれるっ。頑張るんじゃぞ?』
幼少期・天音『うんっ!!』
じいちゃん『天音が大きくなったら、じいちゃんは上から見てるからなぁ!』
幼少期・天音『上から?』
じいちゃん『そうじゃぞ〜!儂は神様と一緒に空殻天音を見てるからな!』
幼少期・天音『……?、そっか!』
じいちゃん『だから……夢を諦めるンじゃないぞ?』
久しぶりにじいちゃんの夢を見た。
俺が寝てる間、酷く魘されていたみたいだ。
「…じいちゃん……」俺の目からは一筋の涙が流れていた。
『夢を諦めるンじゃないぞ』
「ははは……じいちゃん、そんな事言ってたっけ…」
夢の中で云っていたじいちゃんの其の言葉に、もっと……ちゃんと………心配されない様に 将来の夢について少し考え直そうと思った。
「将来、宇宙飛行士になりたい……其の夢はしっかりと俺の中にある。あるのに……不安がある。ちゃんと務まるのだろうか、とかさ。でも 正直……迷っていたって仕方ないのは分かってるんだ。
今迄………夢の為に努力を積み重ねてきたんだ……だから此処で無駄にはしたくないっ!」
俺は声に出してしっかりと夢と向き合った。
俺は立ち上がって寝室の窓を開けた。
何となく……見たくなったんだ。
さっきの夢を見た殻。
「じいちゃん、見てる?………
あのね……俺、さっき迄宇宙飛行士になるって云う夢に自信がなかったんだ。
けど……じいちゃんが夢の中で、諦めるンじゃないぞって云ってくれた殻絶対諦めたくなくなった! 」空に向かってそう云った。
其したら流れ星が一通、又一通と流れ出したのだった。
じいちゃん、喜んでくれてるのかな。
4 .仲良し
鈴『おはよう天音〜!!今日は俺の友達を連れて来てやったで〜っ!!!』鈴君が満面の笑みで俺の方に来た。
『家族みたいな関係だけどね、、、』顔が整っている長身男性が苦笑しながら此方に来た。
『お!!明るそうな子だね〜』猫耳を生やした男の子が嬉しそうにはしゃいでいる。
鈴『せやせや!!、ンじゃ!!先ずは美怜殻自己紹介な!!』
美怜『だね〜。俺は荒波美怜〜愛知出身〜。………因みに同い年だよ〜』
「えっ!!大人かと思った!!!宜しくね!!俺は星原螢!!」
『俺は楠瀬蒼!!宜しくね!!!』?、兄弟なのかな?
そう考えてたら、心を読んだ様に美怜が教えてくれた。
美怜『この2人に血の繋がりは無いけど、結構仲良しなんだよね〜。だから兄弟に見えがち〜。俺も最初そうだった〜。』
「へぇ!!良いなぁ!!!」 そう呟いた瞬間、『じゃあ一緒に来る?』蒼がキョトンとした顔で云った。
「ぇ……来るって……」いきなり意味が分からないことを云い出したかと思えば……
蒼『俺らと一緒にっ、シェアハウスしない!!?』こう云ったのである。
急だな……。でも、正直1人は寂しかった。
「うん!」だから俺はこの3人と一緒に行きたい。
宇宙の話、もっと聞いて貰いたい
そう思ったんだ。
出会いは変わった形になってしまったけど、
こんな形で仲良くなれるなんて思ってもなかっただろうな…。
これもじいちゃんのお陰なのかな…?
素敵な出会いをくれた殻…
今頃、じいちゃんは空の上で嬉しそうに笑ってるんだろうな。
「じいちゃん……俺、頑張る!!」
美怜『俺はじいちゃんじゃないよ〜』
蒼『あははw老けちゃったねww』
鈴『あはははっwww』
「っ!!………ふふっ……あはははっ!!」
未だ未だ未解決なものは有るけど……
もう、大丈夫。もう乗り越えた殻!
𝙿𝚛𝚘𝚏𝚒𝚕𝚎໒꒱
星原天音
14歳(現在15歳)
好きな物 宇宙、空
嫌いな物 不明
異能力 完全なる星
(困ってるみんなを笑顔にする能力)
其の他 じいちゃんの言葉を忘れないようにしている。