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はる☻
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💛🩷🤍❤️×💙になる予定です!!
今回のメインは 💛×💙
「…い、おーい!太智起きろー」
体を揺さぶられて目を覚ますと視界いっぱいにじんちゃんの顔があって驚いた。
「うわぁ!?なんで俺の部屋におるん!」
「迎え来てやったのに起きないからお前のママが起こしてやってくれって」
「え今何時」
慌てて目覚まし時計を確認すると本来ならとっくに家を出ているはずの時間だった。
「じんちゃんごめん先行っといてええで」
「いいよ待ってるから一緒に行こ」
「ほんま?ありがとぉ」
じんちゃんが優しくてよかった。今日はなんと言っても高校の入学式なのだ。初っ端から1人で遅刻なんて恥ずかしすぎるけどじんちゃんが一緒なら耐えられる!爆速で身支度を済ませて家を出ようとするとじんちゃんが「日傘忘れてるぞ」と教えてくれた。危ない、日傘を忘れたら誇張じゃなく命の危機なのである。なんてったって俺は吸血鬼の血を引く者なのだから。あ、厨二病こじらせてるわけちゃうからな!自分にとっては幼い頃から言われてきていたことだから特に驚きもないがスピリチュアルを信じなそうなじんちゃんが俺の話を信じてくれたのは嬉しいしありがたい。
「ほら早く行くぞ! 」
「もうここまで来たら遅刻確定やし歩いて行かん?」
「、、それもそうだな」
「え!?珍しいねいつもなら馬鹿なこと言うな!っていうのに」
「遅刻は嫌だけど走ったら太智が日に焼けちゃうかもだし」
「やっさしぃな〜!」
俺の幼馴染はツンデレなだけで俺のことを沢山考えてくれる優しい男なのだ。それなのにどうして彼女ができないのか、、。まぁできたら寂しくなってまうんやけど。
「完全に入学式始まっとんな」
「体育館行くか教室でサボるかだな」
「んー、、ってか俺らまずクラス確認せんとあかんやん」
「たしかに、一緒だといいな」
掲示を探して彷徨っては見たがなにせ数回しか訪れたことのない場所だ。どこに掲示されてるのかも体育館がどこにあるのかも分からない。困っていると同じ制服を着た男の子が声をかけてくれた。
「なぁなぁ自分ら何しとるん?」
「わっ!びっくりした」
「ごめん!びっくりさせる気はなかってん」
「俺ら遅刻して今来たんだけどクラス掲示と体育館がどこか分かんなくて」
「あーなるほどな?案内したるで!」
「ほんま?ありがとぉ」
彼は頭がいいらしく新入生代表に選ばれたのだがその挨拶までの間に暇だからと言って抜け出して散歩していたらしい。マイペースなやつなのがこの一瞬だけで伝わってくる。
「じんちゃん俺らA組一緒や!」
「え2人ともA組?俺もやで!」
「まじ?最初から友達いるの嬉しいわ」
3人とも同じクラスなことがわかって喜んでいるとどこかから「曽野!」と呼ぶ声が聞こえた。どうやら先生が新入生挨拶の時間になったらしくしゅんちゃんのことを呼びに来たようだ。遅刻してきたことを軽く怒られながら体育館に入るとA組の列に2つ並びで空席があったのでそこに座る。
「初日から遅刻したの2人とも?」
「えっ、あぁそうなんよ寝坊してもうて」
隣の席のやんちゃそうな見た目の人に突然話しかけられてついどもってしまった。「へぇ〜」と言いながら品定めでもするようにジロジロと見られて少し居心地が悪いなと思っているとじんちゃんが
「こいつ俺の幼馴染だから、手出すなよ」
と言って助け舟を出してくれた。
「そんな警戒すんなよ取って食ったりしないし、ただちょっと可愛いなって思っただけ」
「かっ、かわいい!?やめてや俺男やで」
「もしかして言われ慣れてないの?隣の彼氏くんはあんま言ってくれないんだ」
「いやいやじんちゃんは彼氏ちゃうよ幼馴染!」
「てことは俺にもまだ望みあるってこと?」
「ねぇよ太智にだる絡みしてくんな」
席変わろ、と言ってじんちゃんは俺とやんちゃそうな彼の間に割って入ってきてくれた。言われ慣れないことばかり言われて内心動揺していたから助かる。同じクラスでこれから1年やっていくのに既に喧嘩勃発しそうな二人を見て先が思いやられる。「新入生代表挨拶、曽野舜太」と先生が呼ぶと先程の男の子が壇上へ上がる。
「なぁあれ、さっきの子やんな」
「あーほんとだ曽野舜太って言うんだ」
「舜太、、しゅんちゃんやな!」
「何あいつとももう仲良くなったの?」
「さっきここ来る前に会ってん」
「男たらしだねぇ太智は」
「そんなんやないもん、なぁ名前なんて言うん」
「俺?佐野勇斗だよ」
「勇斗かぁはやちゃんって呼んでえぇ?」
「いいよ、その呼び方されるの太智が初めて」
「ほんま?なんか照れるなぁ」
「俺挟んでイチャついてんなよ、ほら舜太が喋るぞ」
「!ちゃんと聞いとかんとな」
さっきまで天然そうなふわふわした子という印象だったのに、壇上で喋っている姿は知的でなんだか格好よく見えた。じっと見つめているとしゅんちゃんと目が合った。嬉しくなって小さく手を振ると、目を細めて笑顔を返してくれた。モテ男の仕草や!!
入学式が終わって各自教室に戻る。階段を登っていると突然視界が歪んで足を踏み外す。焦った顔をしたじんちゃんが伸ばした手は俺の腕を掠めて宙を舞う。あ、落ちる、、そう思った瞬間に誰かが俺の肩を掴んだ。痛みを覚悟してぐっと瞑っていた目を開くと目の前には凄く綺麗な顔があって思わず「きれい、」と声に出してしまった。目の前の彼は俺の言葉にキョトン、とした後吹き出した。
「ふはっ、落ちかけて第一声がきれいって」
「あ、ごっ、ごめん!助けてくれてほんまにありがとう!!」
俺を助けてくれたのは同じクラスの柔太朗だった。朝寝坊して血を飲まなかったせいで貧血になってしまったのだろう。今回はたまたま柔太朗が助けてくれたから何とかなったがあのまま落ちていたらどうなっていたかとじんちゃんにかなり厳しめに叱られてしまった。
「うぅ、、ほんまにごめんなさい」
「いいよもう、とにかく先にご飯食べよう貧血なんでしょ?」
「うん、ありがとぉ」
じんちゃんに手を引かれてトイレに向かう。人間のご飯ももちろん食べるが貧血を解消するには血を貰うしかないのだ。トイレの個室に入ってじんちゃんの指先に鋭く尖った歯を立てる。じんちゃんの血は美味しい。初めて飲んだ時にはあまりの美味しさに我を忘れて飲んでしまってじんちゃんを貧血でふらふらにさせてしまったものだ。今ではちゃんと顔色を見ながら程よい加減で止めることができている。仁人にこれ以上迷惑をかける訳にはいかないし。
「ぷはっ、ありがとぉじんちゃん」
「ん、顔色も良くなったな」
「はよ教室戻らんとみんな探しきてまうかな」
「、、まだだめ」
「えっ?」
「俺の幼馴染なのに初日から色んな男誑かしてさぁ」
「そんなことしとらんよ!?」
「ねぇ、、太智の1番は俺でしょ?」
そう言いながら仁人は俺を壁に追い詰める。拗ねたような可愛らしい表情からは想像もできない男らしい行動に心臓の鼓動が激しくなるのを感じた。
「じ、じんと、?」
「そうやって油断してると悪い男にぱくっと食べられちゃうからね」
俺の鼻先を指でつんっとつつくと仁人は俺から離れていった。
「悪い虫は俺が追い払ってあげるからずっと近くにいるんだよ?」
「な、なんなん、、」
鏡を見なくとも俺の顔が真っ赤に染め上がっているのは顔の熱さからわかる。じんちゃんってこんなキャラやったっけ!?ただの幼馴染だったはずなのにドキドキするこの気持ちが収まる気配がない。「先に戻ってるから」と言ってじんちゃんは俺を個室に残したまま俺らの教室に戻って行った。
「~~っこんなんで教室なんか戻れるわけないやん、!!」
コメント
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わぁ〜〜〜!!めっちゃ良かった!!!😭💕💕 入学式初日から寝坊遅刻っていう導入、完全に青春ラブコメの王道やん!しかも吸血鬼の血引いてる設定がもうツボすぎる〜!! じんちゃんの「太智の1番は俺でしょ?」って壁ドンシーン、**完全にエモポイントでしょ!!** 幼馴染のツンデレ枠だと思ってたら急に独占欲出してきてギャップで心臓止まるかと思ったわ🥺💘 しゅんちゃんやはやちゃん(勇斗)も含めて、最初からモテモテな太智くんの今後が気になりすぎる〜!!続きめっちゃ待ってるからね🌸✨