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第三話 男子を好きになれなくなった
女子とのファーストキスから、1週間。
もう頭の中には、沙絵南ちゃんとのファーストキスしかなかった。
でも、あの日から、沙絵南ちゃんは私に姿を現すことはなくなった。
そして、私は、
「華怜ちゃん!この人、華怜ちゃんのドタイプな男子じゃない?!」
どんなに自分のタイプな男子が居ても、
「うーん…もうちょっといい人居そうじゃない??笑」
男子に恋することは…
「も~!華怜ちゃん、理想追い詰め過ぎ!!笑」
なくなった。
あの日から、私は、恋をすることができなくなっていた―。
~現在~
「あ~!なんかいい人居ないかな~?」
と姫花がいつも嘆いている言葉は、正直、素直だし、可愛いから、恋愛対象には入れてもいいと思っていた。
「確かにね…笑」
そんなことを友達に思っている私は、自分でもキモいなって思っていた。
でも、仕方なかった。私は普通の可愛い女の子じゃないんだから。
普通の…子じゃないんだから…。
「なあに言ってんの!華怜はもうモテてるから、いいじゃん!これ以上追い求めてはいけません!私が許しません!笑」
「それは間違いない…笑」
いや、モテてるけど、私の場合はノーカンでしょ(笑)
でも、姫花は私がレズビアンっていうことはまだ知らない。
男子にときめかない私と男子にときめく姫花。こんなの、姫花の方が絶対モテるのに。
私は男子に好きになられても何にもできないのに。
告白されて、振って…。この繰り返し。
せっかく好きになってくれたのに…。
だけど、好きになれない。だって、今でも…
沙絵南ちゃんが大好きだから―。