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もちねぎ
ちょっとしたカップリング描写有
付き合ってない
💚→→→→←←💙かな?
nmmnが理解できない人は閲覧禁止です。
動画撮影してない自室って悲しいぐらい静かなんだと改めて思い知らされた。
半日に渡るいつものダラダラの撮影を終え、チハヤが帰った後だ。体力を消費して疲れたのでソファに腰掛け、撮影した動画のデータをパソコンに移す。一つ一つの作業にため息が出てしまう。錘が背中に引っ付いてるような気分だ。
ただ話す相手はいる。もちは定位置、換気扇の下の灰皿が置いてある所に椅子を立てて体育座りでスマホを眺めている。話そう、としても話題が出てこない。頭の気持ち的にももうゲラゲラ笑う力もなく。
彼も同じ気持ちなのだろう。俺に一切話しかけてこない。でもこれで大丈夫、撮影が終わったら大体こんなもの。いつもの状態になるのみ。
でも奥底に、なんだか悲しい、という感情が沈むのだ。
「じゃあ俺そろそろ上がる。」
もちが椅子から立ち上がった。
てか、妙だった。もちは禁煙を始めたと見た。定位置だとしても、灰皿の近くには行かなくてもいいし、撮影前に換気扇が回っていた記録が残ってる。
「あのごめんさ、もちって今タバコ…?」
「ん?しばらく吸ってないけど。自分でやばいと思ったし、何よりメンバーに心配されるし。」
「そう、だよな。ずっと心配だからストップかけて良いと思う。本当…」
「ねぎこそいいの?タバコ。」
「俺?俺はたまにしか吸わないからいいの。お前は完全ヤニカスだから全員が心配してるっつーの。」
「俺の疎外感何よ…」
会話が歯切れ悪い。やはり疲れてるのだろう。無意識に固い言葉を使ってしまう。そのことに申し訳なさを思うも、何故かイライラが勝つ。
「疎外感?してないよ。俺はずっとメンバーのこと思ってるけど?誰もいなくなってほしくない。その為の生活態度が、もちお前は終わってるんだよ、だから心配してんの。 」
「…俺はメンバーのこと考えてないと?」
「え?」
荷物を床にだらっと落とし、緑のジャージの男はこちらにのそのそ近づいてくる。
俺、なんかやばい事言った…?
思わず後退りをする。ソファなんて立てばすぐ移動できる。でも、謎の威圧感に体は動かなかった。
「俺が、ねぎのこと心配してないと?」
ついにソファまで接近した。未だ体は動かず、嫌な汗ばっか流れる。
冷静になれよ、いつも馬鹿言ってはしゃぎ合ってる友達だぞ。
そう、心を落ち着かせたいけど、無理だった。
「グループYouTuberやるなら第一にメンバーのこと考えて活動してるのに。1番休んだ方がいいのお前だよ、ねぎ。」
「い、いや俺休んでるし、でも1番のろまだから」
「そう言うとこ。」
距離がさらに縮まった。完全に逃げれない所まで来た。なんで、心臓がうるさい。もちの考えてることが分からない。どうにか目を泳がせて誤魔化そうとする。こんな状態で顔を合わせたくない。
「ねぎは周りじゃなくて一回自分を見てみろよ…聞いてる?」
視線を下に向けていたのに、急に引っ張られ目が合った。ネクタイを引っ張られたのだ。ほぼゼロ距離になる。反射と驚きで再び下を向いてしまう。
「…なんで顔赤くなってるの」
「っ……」
俺だって分かんないよ。自分で顔だけじゃなく、体や手まで熱くなっているのが分かる。男なんて好きになれない、なりたくないって思っていたのに。なんでこの状態になって嬉しいとか興奮するとかの感情が生まれてくるんだよ。
体は動かない、いや動かしたくない。反論などもできず、ネクタイを引っ張られたままの体勢だ。
「んーまぁいいや今日は、リーダー様にはしっかり休んでほしいし、新しい一面見れて可愛いと思ったし。」
「…か、かわっ…?」
お世辞やネタでは、頭を撫でられたり可愛いと言われたことがある。だが今目の前で、本音で、可愛いと言われた、と捉えていいのか…?
いや、いくらなんでも高望みしすぎだ。少し頭が覚めて胸元まで来ていた手を払いのけた。もちは戸惑い、残念そうに、
「あれ、嫌だったか。」
「ぃ……………やじゃ…………」
「嫌じゃない?もー、どっちだよ。」
また一つ可愛いと呟いて、今度は両手が伸びてきた。片方は頭を、もう片方は頬を撫でてきた。くすぐったい。身体的にも、精神的にも。じれったいという言葉の方が合うだろうか。
冷静になったと思えたが元通りだ。茹で蛸ぐらい体が熱くなってる。抵抗しようとしても本人は辞める気が無さそうだ。
もちの口角が上がってきているのを見て腹が立つ。いい気になるなよ、と言いたいが反論しても無駄なのだろう。
すると突然「あっ」を声を出した。
「ごめん、俺やっぱねぎに嘘ついたわ。」
「嘘…?」
自分がキスされたと気づくまでしばらく時間がかかった。
急に顔が接近したんだ。前触れもなく突然された。頭がパンクしそうだった。全く離さないもちの肩を何度も叩いたが、効果があるわけない。舌を入れたキツいやつだ。
そこで脳裏に薄い記憶が浮かんだ。
喫煙者のキスは非喫煙者からだと苦く感じるらしい。
苦味と、酸欠状態になり、体になんとか力を入れて押し飛ばした。息が整わない。顔が熱すぎて目もくらくらになる。
「…はっ!!お前っ…!正気…!?」
「正気ってのはこの行動かキスの味かどっち?」
何も言えなくなる。何か言おうと口をぱくぱくさせてるともちが笑い出した。
「いや、これでもだいぶ禁止生活できたんだよ?1ヶ月は我慢できてまた再開するし、今日だけ許してよ。」
そんな話じゃない。お前は、お前はとんでもないことをしただろ。タバコとか、生活態度とか、そんなんじゃなくて。
「じゃあまた撮影の時に。てか、また家でビール飲んでゲームしょうぜ。」
ドアが閉まった。完全思考停止。ソファの上で腰抜けたまんまの俺は、とりあえず先程の約5分間を振り返った。
他愛のない会話だった。もちの距離、ネクタイグイ、き、きす……
触感と、その場での気持ちがフラッシュバックし、頭を抱えながら変な叫び声を出した。
俺、俺!?何してんだよ?!
心も行動も暴れ始めてついに立ち上がった。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」
冷蔵庫まで駆け込む。中にあれがあったはず。週末に飲もうとしていた缶ビールを今勢いで開け、そのまま喉へ流し込む。恥ずかしさを水で洗いざらいしたいばかりのヤケクソだ。
しかし勢いがすぎたのか、気管に入りむせてしまった。口に入れた半分を吐いてしまい床に飛び散る。苦しい、暑い、苦しい!!
さっきの記憶がこれで吹き飛ぶ訳がなかった。何度も何度も緑髪の男が俺に近づく瞬間を思い出してしまう。「クソッ!!」と声を荒げ、缶ビールを机に叩きつけた。
「次来た時、覚えてろよ…!!」
言ったものの、どんな顔して会えばいいか全く分からなかった。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
拙い文章に加え新参者ですので口調や雰囲気が変な部分があったと思います。申し訳ないです。もっと深掘ります。
nmmn作品となります。ご本人達には一切関係ございません。拡散等もご本人達の目に届かない範囲でお願いします。
2週間ほど経ったら作品をフォロー限定に降ろさせていただきます。ご理解の程よろしくお願いします。
またネタがあれば追加していきます。捻り切れずあまりネタが浮かばないのでリクエスト等をコメントしてくださると嬉しいです。
💚💙(🌵👓)と、❤️💛(🌹💩)を食べます。よろしくお願いします!