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高校に入学して半年、部活も慣れて学校生活にも馴染んできた。
(休み時間の度にあいつらが寄ってくるのがうるさい。部活でずっと一緒にいんだからいいだろ。)
日向「つーきーしーまぁー!!!」
月島「なに?朝からうるさいんだけど」
日向「次の時間英語なんだけどよぉ、宿題ができてなくって教えて欲しいんだよ」
月島「はっ、毎度のことながらなんでやってこないのかね。教えないよ」
影山「練習することしか頭がないんだよ」
日向「それはお前もだろ!」
度々こんなやりとりをしていると同じクラスの奴らが寄ってきて手伝ってる。
(課題やってこなくて怒られるのなんて、自業自得だろ。)
窓際の自分の席に座りワイワイしてる日向たちを横目にグラウンドに目をやると、校門から走ってくる女子生徒がいた
月島『(すげぇ走ってる)』
キーンコーンカーンコーン
日向「月島ー!山口ー!また部活でなー!」
山口「英語の授業頑張ってね〜」
ガラガラッ
〇〇「セーフ」
月島「….チャイムなってるよ(やべ声出てる)」
〇〇「えっ、月島くんがしゃべった….じゃなくて…先生来てないからセーフなの」
月島「いや、アウトでしょ」
〇〇「厳しいなぁ….これはセーフなの」
先生「はーい、じゃあ授業始めるぞ〜。おっ〇〇間に合ったんだな」
〇〇「はい!セーフですよね」
先生が頷いたのをみて、ほらね〜!と言わんばかりの誇らしげな顔で振り返る
月島「はいはい、セーフですね」
セーフと認めた僕の言葉を聞いて、嬉しそうに笑った。
谷地「〇〇ちゃーん!怪我大丈夫だった?」
〇〇「あーうん。しばらく走ることはできないみたいだけどなんとか。」
谷地「そっか。」
月島「さっきダッシュし…
〇〇「だから!!」
月島・谷地「!!??」
〇〇「今日の日直私が変わって、先生のところ行っておくよ」
谷地「あっほんと!そしたら私そのまま部活行っちゃおうかな」
そのことは言うなとばかりに睨みを聞かせてくる
月島「えっあ、や谷地さん一緒に部活行く?」
谷地「えっ…..!あ、うん、そっそうだね」
言ったこともないセリフを投げてしまった。
(何言ってんだ俺……)
山口「ツッキー部活行くよ〜」
谷地「山口くん、私も一緒に行っていいかな?」
山口「もちろんだよねっ、ツッキー….??」
(あんなに走ってたのに、足のどこ怪我してんだろ)
(っていうか部活何してんだろ、走るの好きなら陸上か?)
山口「ッキーってば!!」
月島「!!!っ声がでかいよ」
山口「何回も呼んでるのに気づかないから。部活行くよ」
月島「あっ、うん、谷地さんもね」
山口「入り口で待ってくれてるよ」
月島「日直よろしく。走らないようにね」
〇〇「むっ。ありがとう!部活楽しんで」
山口「ツッキーあの子に興味あるの?」
月島「興味?あるわけないじゃん」
山口「ふ〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
月島「なに?」
山口「別にぃ〜。なーんか貴重なツッキーが見れたなと思って」
興味?そんなものあるわけない
人に興味を持ったっていいことないんだから。