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「これは私が、貴方を見守っている星々から聞いたお話です。
ある人は、今いる場所がとてもしんどく、苦しく思えていました。
その場所は辛くて、苦しくて、息も詰まる様な場所でした。
「この場所に居たくない」と、その人は思いました。
ですが、その場所から動けなかったのです。
離れてはいけないと、思っていたからです。
無色の暗闇の中で、此処から離れたいと、何度も思いました。
その人は、ふと、空を見上げました。
辺りは真っ暗で、何も無いと思っていたのに、頭上には、数多の星々が居ました。
星々は、言いました。
「此処から逃げて、もっと明るい所へ行こうよ」
と。
そうだ、逃げても良いんだ。
と、その人はその時にやっと気づいたのです。
多くの星々に見送られ、背中を押され、走り出しました。
この場所から遠くへ。
もっと、明るい所へ、と。
走って、走って、やっと辿り着いたその場所は、街灯の明かり、沢山の家々から漏れ出る優しい光が有りました。
勿論、その上には、一つ一つが輝いている星々が。
貴方を優しく照らしていました。
辛ければ、逃げていいんですよ。
勿論、逃げるのだって、すごい勇気のいることです。
貴方一人では逃げれなくとも、星々が背中を押してくれます。
私達が背中を押します。
私一人では、微力ですが、無力ではありません。
頼って下さい。
頼れなければ、私の話に耳を傾けるだけでも良いんです。
それだけで、貴方の心が、ほんの少しでも楽になるのならば。
此処のコメントランでは、貴方の話にそっと耳を傾けましょう。
誰も、貴方の事を攻める人は、此処には居ませんよ。
ご覧頂きありがとうございます。」