うい🙌
前回♡600ありがとうございます✨️✨️
コメントもたくさん嬉しかったです🙏🙏
今回、♡1000で次書きます💪💪
注意書きはPrologueにて!!
ではでは~
青Side
「はぁ”〜っ、、、(ため息」
泣いてる子に怒鳴って、怖がらせて、しかもそれは好きな子に対して。
自分への嫌悪感が募りに募る。
やっとないこと距離が縮まったと思えばこのザマ。
「(何がしたいんやろ、ほんまに。)」
…でも、どうしても気になることが1つ。
俺を避け始めた理由は?
自惚れだと言う人も居るだろうけど、絶対にそうではないと言い切れる。
だってないこはここに居たんだから。
屋上に居たんだから。
俺とないこだけの場所に、居たんやから。
「、、、!!」
ふと頭をよぎった考え、俺は足を走らせた。
桃Side
最悪だ。最悪。
「んぐぅ゙っ〜、、、グスッ(ポロポロ」
まろに一方的に八つ当たりして、怒らせて勝手に泣いて。
ほんとうに俺は何がしたかったんだろう。
…でも、これで良かったはずだ。
あいつらがいうには、まろは俺のことをなんとも思ってなくて、、、、
、、、あれ?
でも、まろは俺のことを大事にしてくれた。怒ってくれた。心配してくれた。
あいつらの言うことなんか、嘘だ。
嘘だと信じたい。
じゃあ、俺はまろに酷い言葉を投げて逃げてきただけじゃん。
「ははっ、、w(ポロポロ」
「あれ〜?wかいちょーさん、どしたのなんでないてんの〜?w」
あーあ、、
憂鬱
青Side
「っ、!どこにおるんよ、、、」
先程俺の頭をよぎった考え、「ないこは誰かに何かを言われたのではないか」
しかも、傷つくような言葉を、心無い言葉を投げられたのではないか。
そんなないこを一人にするなんて無理だ。
俺の知らないところで傷つかないで居てほしい。泣かないでほしい。
どうか、お願いだから…
「、、!!」
ちらりと見えた桃色。俺が見間違えるわけない。
「ないこ、、、!!」
これでもかという力を足に込めた。
桃Side
「なにないてんのかいちょーさんっw」
弱虫
その言葉は俺に深くのしかかってきた。
言葉の刃、というのはまさにこのことを言うのだろう。
「ヒュッ…っ、はぁっ、、!!」
なんで。なんでなんで、、、?
息がしづらい。
「過呼吸ですか〜?wwほらほらwちゃんと息しなよ」
「はぁっ、、、はぁ、、っ」
怖い。
いつもなら、まろが隣りに居てくれて、背中をさすってくれていた。
だが、あんなことをした手前、彼を頼りにすることはできない。
でも、怖いよ。
まろがどれだけ大きな存在だったのか分かる。
でも、、、もう嫌われてしまった気がする。
もう、本当に俺を必要としていない気がする。
「っ、、!!何やっとんねんっ”!!」
今、一番会いたくて、会いたくない大切な人が来てくれた。
青Side
息が止まるような衝撃だった。
やはり、ないこを苦しめる何かがあったのだ。
過呼吸になってうずくまっている彼を見て笑う奴が1人。
こんな状況、バカでも見りゃわかる。
彼を助けなきゃ。そんな使命感とも呼べる何かが俺を動かしていた。
「何やっとんかって聞いてんの、」
「いや、、、そのっ、」
「はよ言えや(低音」
「はぁ”〜、、、もうええ。顔も見たない。どっかいけ」
「ないこ、」
彼を抱きしめると、肩が震えていた。
桃Side
「ないこ、」
優しい声で呼ばれたかと思ったら抱きしめられていた。
その温かさが身に沁みた。
ほしくて、ほしくて、たまらなかったもの。
「まろぉ、、グスッ」
「うんうん、大丈夫やで、」
さっきはごめんな、なんて言いながら背中をさすってくれてる。
「ぅ゙うっ、、グスッ、、(ポロポロ」
抱きしめる力が強くなる。
やめてよ。
離れなきゃいけないのに。
青Side
「少しは落ち着いた?(サスサス」
「ん゙、、、もう大丈夫」
ありがとう、と笑う彼を見て安心したのも束の間。
「(嘘つき、、、)」
大丈夫やないくせに。
「まろっ、、、?」
「!ああ、ごめんごめん💦どしたん」
「今日、、、一人で帰ってもいい、、?」
「、、、ええよ」
「ごめんね、、、」
「、、やからええよって言ってるやん、、笑」
まだ、空いた距離は縮まらない。
一度深くなった溝は、そう簡単に埋まってくれない。
ー下校
桃Side
一人になりたい、といったものの、どうする宛もない。
ピコン
「ライン、、、」
まろからだ。
「今日はないこの好きな夜ご飯やから、一人歩きも程々にな。」
「なんかあったら連絡して」
驚いた。
何に?
まろの家に帰るのが当たり前になっていることに。
俺が自分の家に帰らないとなぜ分かったのだろうか。
なぜ、俺を家に置いといてくれるのだろうか。
、、、迷惑しかかけてないじゃん。俺、
。。。
あれから何時間たっただろうか。
行く宛もなくふらふらと歩き、終いには公園のベンチに座り込む。
スマホにはまろからのメールがたくさん来ていた。
「どしたん」
「なんかあった?」
「返事ほしいんやけど」
「せめて既読つけて〜?」
俺がこんなにも迷惑をかけているのに、怒る素振りを一切見せない彼。
その優しさに胸が締め付けられる。
会いたいのに、会いたくなくて、もどかしい。
、、、どうしたらいいのだろう。
色んな気持ちが入り混じり、涙が溢れる
「まろぉっ”グスッ、、、ま、ろっ”(ポロポロ」
雨が降ってきた。
冷たい雨によって涙が流される。
寒い。怖い。
まろに、会いたい。
もはや寒さなど感じない。そうなるくらいにはこの雨に慣れてきた。
「ははっ、、、w(ポロッ」
「、、、情けな、、w(ポロポロ」
水たまりに映るのは酷く醜い自分。
俺の心も映し出されたようで気分が悪い。
「なにしとん、」
雨が、止んだ。
驚いて顔を上げる。
そこには傘をさし、優しい笑みを浮かべたまろが居た。
「あ、、、っ(ポロッ」
「帰ろう、ないこ」