TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

浮気大作戦!!

一覧ページ

「浮気大作戦!!」のメインビジュアル

浮気大作戦!!

4 - 作戦実行

♥

322

2023年07月29日

シェアするシェアする
報告する

早まる鼓動を気にしながら、俺たちは物陰から出た。

ふわっちから10mぐらいをうろついてみた。 ふわっちは、まだこちらに気づいていないようだ。

どんどん距離を縮めてく。

「アニキなかなか気づきませんね…」

「う~ん….あ!!」

俺は気がついた。 今の俺らはただ棒立ちで歩っているだけだと!! これじゃまるで、ただ友達と散歩しているという光景になってしまう!! そして俺は閃いた。大胆にいちゃついてみるという作戦を。なぜ今まで思いつかなかったのかと考えながら俺は、甲斐田くんの腕に手を回した。

hr「あ、明那さん!?」

akn「甲斐田くんは、俺の後ろに手を回して!」

hr「は、はい///」

甲斐田くんの顔が赤くなっているのは気のせいだろうか。

ふわっちがこちらに気づいたようだ。ふわっちに気がついていないふりをして、俺は甲斐田くんの頬にちゅーをした。

ふわっちがピキッた音がした(?)

ふわっちは俺たちにまっすぐ向かってくる。 鬼の形相をしながら。

hr「明那さん! この後どうするんですか!!」

akn「あ」

hr「え」

俺はバレた後の作戦を考えていなかった。ヤバい。どうしよう。と混乱していると

hr「逃げましょう!」

と俺の手を引っ張って走った。

ふわっちは追いかけて来なかった。 スマホを見ていた。 もしかして、俺の事嫌いになって、興味なくなったのかな。 そう思うと、この作戦を実行した事に後悔した。

どのくらい走っただろうか。俺たちは息を切らしながら、甲斐田くんの家に入った。

akn「…」

hr 「…」

沈黙の時間が流れる。いつもなら気まづいのに、ふわっちのことで頭がいっぱいで、気まづいとか気まづくないとかもうどうでも良かった。

hr「明那さんはここにいてください。外見てきます。」

akn「うん..」

正直不安だが、一人の時間が欲しかった。

その時、ドンと音がした。 裏口からだ。 甲斐田くんの足音ではない。

ふわっちだ。

fw「見ーつけた」

akn「ッ!? な、なんで」

ふわっちはスマホの画面に指を指した。

fw「これなーんだ??」

akn「じ、GPS…?」

fw「せいかーい♡」 

これは、想定外だった。

ふわっちはどんどん近づいてくる。

fw「ほら、行くよ?」

もう声が出なかった。


この作品はいかがでしたか?

322

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚