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桜「で、次は何処に行くの?」
桜「せっかくあんたと来てるんだからあんたの行きたいところも行きましょ」
道「俺あんま出かけねぇから行きたいところとかねぇぞ」
桜「まあそうよね出かけるとしたら遊郭か覗き位だものね」
道「んなわけねぇだろ」
桜「じゃあ他に行きたい店とかあるの?」
道「…あ」
道「店じゃねぇけど行きたいところならある」
桜「じゃあそこ行きましょ」
数十分後
桜「…もう大分町から離れてるけどあんたどこに行こうとしてるの?」
道「お楽しみだ」
桜「…」
道「ついた」
桜「!」
広い花畑が一望できる丘
桜「綺麗…」
道「だろ」
桜「あんたこういうのに興味あったのねすっごい意外」
道「あ?俺は別に興味ねーよ」
桜「?来たかったんじゃないの?」
道「ああ来たかったよ」
道「お前とな」
桜「…」
桜「はぁ!?///」
桜(なによそれ…!?)
桜(そんなこと言われたら本当に勘違いしちゃうじゃない!)
桜「い、意味わかんな///」
道「任務帰りに見つけたんだよ」
道「それで一番に「桜に似合いそう」って思ったんだ」
道「ここ滅多に人来ねぇしお前こういうの好きそうだったから」
桜「っ~///」
桜「…そんなのずるいじゃない…」(ボソッ
道「花畑の方にも下りれるから下りようぜ」
桜「わ、分かった」
下り坂
道(あ”ー言っちまった…)
道(いきなりやり過ぎか?でも赤くなってたし…あれって照れてたんだよな?)
桜(顔熱い…!今絶対顔真っ赤~すぐ顔に出るのほんとにいや!)
桜(で、でもあんなこと言われたら誰でも照れるわよね!)
道「…」
桜「…」
2人(ていうか沈黙気まずい)
道「お、下りてくると余計に広く見えるな」
桜「そうね」
桜「あ、私あっちの方に行ってくるわ」
桜「違う種類の花があるみたいだし」
道「?ああ、足元気をつけろよ」
桜「分かってるわよ」
桜「…」
桜(なによあいつ!急にあんなこと言って…!あんなの言うってことはもう私の事好きって事でいいのよね!?)
桜(じゃないとあんなこと言わないわよね!そうよ!道満も私の事を好きになったのよ!)
桜(道満が私を好き!道満が私を好き、道満が私を好き…)
桜「って私は何考えてんのよ!?」
桜「…あ、ガーベラとベゴニア…」
桜「そうだ!」
桜「~♪」
桜(やられっぱなしなんてごめんよ!)
数分後
桜「できた!」
タッタッタッ
桜「道満!」
道「あ?なんd」
ポフ(道満の頭に花冠を置く
桜「これあげる」
道「?なんだこれ」
桜「花冠よ、私が作ってあげたの」
桜「喜びなさい」
道「お前さっきまであんな顔真っ赤にしてたくせにすっかり戻ったな」
桜「なっうるさいわね!」
道「…この花にも意味あんのか?」
桜「さあ?帰ったら朱雀に聞いてみたらいいんじゃない?」
道「は?なんであいつなんだよ」
桜「あら、あんた晴明様に「この花の花言葉が分からないから教えてくれ」なんて頼めるの?」
道「うぐっ」
道「なんでお前は教えてくんねぇんだよ」
桜「…私からは言いたくないからよ」
道「なんでだよ」
桜「言いたくないものは言いたくないのよ」
道「そうかよ」
桜「日も暮れてきたしそろそろ帰りましょ」
道「ん」
屋敷
ガラ
道「戻ったぞー」
晴「おかえり」
桜「ただいまです」
晴「おや、道満その花冠…」
道「あ?桜に貰ったんだよ」
晴「!よかったね」
道「?ああ」
晴「桜さんは道満に何か買ってもらった?」
桜「着物を買ってもらいました!」
晴「道満に選んでもらったのかい?」
桜「はい、鶴の柄の着物です」
晴「いいね、二人にお似合いだ」
桜「ありがとうございます笑」
桜「私は部屋に戻りますね」
晴「また夕飯の時呼びに行かせるね」
桜「はい」
道「んじゃ俺も部屋に戻る」
晴「またあとで」
道「ん」
晴(桜さんもなかなか大胆なことをするなぁ)
晴「ふふっ」
桜の部屋
桜(さすがにあれはやり過ぎたかしら…)
桜(道満が本当に私の事を好きになったなんて保障はないのに…)
道満の部屋
朱「蘆屋殿おかえり~!」
朱「お土産ちょーだい!」
道「んなもんねーよ」
道「あ、そうだ朱雀」
朱「ん?どうかした?」
道「この花の花言葉分かるか?」
朱「!なんで?」
道「桜に貰ったんだ」
道「でも意味は朱雀に聞けって」
朱「なるほどね~」
朱「この前相談してきた丘のとこ行ったの?」
道「ああ」
朱「今回は正直に言えた?」
道「…言った」
朱「お~!よかったね」
道「と、とにかく花言葉教えろ」
朱「えっとね~」
朱「こっちの花がガーベラで花言葉は「希望」「前向き」「常に前進」とかで」
朱「こっちはリーガースベゴニア、花言葉は」
朱「「幸福な日々」「片思い」「愛の告白」「愛情」とかだね」
道「…」
道「はぁ!?///」