こちらはBL作品になります。
プロローグ
オリオ・シーエ(16)
とある田舎の小爵家の末っ子であり、魔法の才能は皆無。そんなオリオを実力主義の厳しい両親は「要らない子だ」と罵り、それと逆に魔法の才能がある長男のフィジー・シーエを甘やかしてきた。
オリオの部屋は地下にある3畳ほどのボロボロのスペース。食事はまともに与えられない日もある。オリオはそんな環境でも1日10時間以上は寝ていた。10時間以上寝ないと体調が悪くなったりすることはないが、寝ていた。寝るのが好きだった。
そんなある夜、父と母は話していた
「なんであいつはフィジーの才能を受け継いでいないんだ!」
「あんな魔力もない寝てるだけの要らない 子、寝てる間に捨ててしまえばいいの よ!」
「俺たちを手伝ったりしてくれたら食事を 毎日あげたかもしれないのに!あいつと 来たら俺たちを見た瞬間逃げやがって! 役たたずの自覚がないのか!」
「そうだわ、、、顔はいいんだしいっその こと奴隷商に売り渡してしまえば忌々しいあの子もいなくなって、お金も稼げるんじゃな いかしら 」
両親の話の結果オリオは奴隷商に寝てる間に売り飛ばされてしまった。
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