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rd side――――――――――
──次の日
「らっだぁー?朝ごはん出来てるよー」
レウの呼び出しの声で目が覚めた。
欠伸をしながら食堂に向かうと、俺以外全員揃っていた。
「らだおくん遅い」
「ごめんて」
「はよ食べるぞ」
レウクラウド : 能力 ガスト
とりあえず手から火が出せる。ガスを節約できるね。その炎でレウはいつもご飯を作ってくれるよ。
みんなでいただきますをして少し経った後、俺は今日の予定を思い出した。
「あっ、今日俺さ、向こうの世界に行ってくるね」
「了解、帰ってくるのは夜中か?」
きょーさんが聞く。
「分からないけど…多分?」
「今日大事な会議があるらしくてさ~」
そういうとコンちゃんが口を開く。
「レウさんは今有給とってるんだよね?」
「うん、だから俺は行かない」
ストグラの世界でもこっちの世界、ふたつを行き来している人物は、、
俺が知っている限りだと──
俺、きょーさん、レウ、コンちゃん、ぐちつぼ、後、遠い国だけど日常国のぺいんと…ぐらいかな。
「んで、ぐちつぼはいつ帰るんや?」
「あぁー。明日帰ろうかな」
「てか総統が他国に遊びに来てええんか」
いや大問題だろ
「まぁ、、こんそめたちがいるし、、」
「久々に来たんじゃんゆっくりさせてよ」
「それに…!あんたらのスマホに最新機能まだつけてないしな」
「そうだな、後で頼む」
きょーさんが返事をした。
らっだぁが言う。
「じゃあ、俺行ってくるわ」
「おー、行ってら」
「すみませんね、俺も有給なんすわ」
ぐちつぼもそっか、有給なのか。
俺は玄関の横の収納スペースの前に行く。
そう、この小さく薄暗いクローゼットが、ストグラ世界へと繋がるゲートなのだ。
俺はいつものようにクローゼットに入りワープした。
シュン
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「ふぅ、、、」
いつもの青いニット帽、赤いマフラー、青の外套を着ていない、もうひとつの姿。
警察官の服を着ており、背中には刀をしょっている。青い鬼のお面をつけて素顔を隠している。みんなの前ではとったことがない。
スマホから警察のstateを見る。
お!今日は大事な会議だから結構人いるなぁ
警察無線に入る。
ザザッ
『青井らだお出勤しまーすおはよーございます!』
『おはよーございます!』
『おはよう!』
『らだおおはよー』
俺はこの街で
“ 青井らだお ”と名乗っている。
そして職業は警察だ。
『みんな、おはよう。これから会議を始めるからー、会議室に来てくれ。』
俺らの署長からの無線が入った。
そう、今日は数日前から言っていた大事な会議があるらしい。何を話すかはまだ分からないけど…。
俺が会議室に向かうと、もうみんな揃っており、なんだか重い空気が漂っていた。何故か胸がザワザワする…。辺りを見渡すと、北署、南署の人たちもいた。とても人数が多いため、いつもでも狭いのに…今日は満員電車並だった。
「えー、それでは会議を始める。」
「単刀直入に言う。最近、本署に不審なメッセージが届いた。」
ミンドリーが口を開く。
「どんな内容なんですか?」
「内容はだな…」
署長がそう言うと、ポケットから手紙が取り出された。
何故か、その手紙には見覚えがあった。
˹ こんにちは。ロスサントス警察署。
私は近い未来、ふたつの世界を掌握する者。そのひとつがここ、ロスサントスです。3日後、午前10:00から警察署襲撃及びロスサントス全域襲います。あぁ、すみません。自己紹介がまだでしたね。私は“ グレイ”。以後、お見知り置きを。ロスサントスの警察の方々はこの街を守れるでしょうか?安心してください。全域とは言いましたが、ほぼ街の中心部分しか襲いません。 そこさえ取ってしまえばあとの攻略など容易いですからね。もちろん救急隊と協力してくださいね。では、また。˼
ここ、会議室の空気がグッと重くなった。
誰も口を開こうとしない。いや、絶句しているのか…。
「…という事だ。これが届いたのは2日前。これがもし、明日本当に起こるのなら非常事態だ。今すぐ、明日に向けての作戦会議を始める。」
「言うのが遅くなってしまい申し訳ない。こういった事例がないか様々な街に聞いていたんだ。」
「まず、配置場所を言う。」
そういい、署長は会議室の机が埋まるぐらいの地図を机に広げた。
「まず本署。多分この抗争は本署中心になるはず。なので本署は最高戦力で迎え撃つ。」
「今から言う者は本署待機だ。」
「青井らだお、成瀬カニ、猫マンゴー、皇帝、ミンドリー、なずぴ、オルカ、狼恋エギ、ひのらん。以上が本署待機だ。本署の指揮官は青井らだお(外)、ミンドリー(本署内)に任せる。」
「そして次に病院待機の人は」
「安保さぶ郎、うるかandうるは、レッサン・パンナ。以上4名で病院を守って欲しい。そしてそこの指揮官はさぶ郎に任せる。」
「そして次に、レギオン周辺待機の人は」
「赤城煉、小此木ナカバ、如月キャシー、二十日ネル、後藤れむ、伊藤ぺいん。以上6名で守って欲しい。ここの指揮官は赤城煉に頼む。ここも重要区域になると予想している。そして、その周辺もよろしく頼む。」
「そして、今呼ばれなかった者は、ロスサントス中心部分の路地や道路に配置する。詳しい位置は後で一人一人に配る。」
「そして路地組の指揮官は花沢まるんで行こうと思う。」
「まじか…」(まるん、小声)
「配置場所については以上だ。聞き漏らした人はいるか?」
署長は息を整えてから次の話題を話始めました。
「次に、服装についてだ。」
(服装について??)
周りを見るとみんなもポカーンとしていて不思議そうな目で署長を見た。
「実はだな、ロスサントスと少し離れた場所に位置する“ ロスヨントス”という街があるんだ。そこにも“ グレイ”と名乗る男が来たらしい。俺らのように万全を期して戦ったのだが、、」
「そのグレイ率いる軍団は“ 変装”を得意とする軍団だそうだ」
「それで大半の警察がやられてしまい、その街は乗っ取られたそうだ。」
「なので、我々は仮面を外して戦うこととする。」
そこでミンドリーが不思議そうに聞く。
「仮面を取ったところで顔まで変装されられたら元も子もなくないですか?」
「そこは安心してくれ。顔までの変装はできないらしい。ロスヨントスでも、仮面をしていた警察の外見だけ変装されていたそうだ。」
「服装については以上だ。」
(えぇ…俺あんまり素顔見せるの好きじゃないんだよな…。)
その後、救急隊とも連絡を取り合い、詳しい作戦が練られた。
朝から話し合っていたため、夕方頃には会議が終わった。
「ふぅー」
「…」
俺には先程の会議で引っかかっている部分がある。
“ ふたつの世界”
手紙にはそう書かれていた。
会議でもふたつの世界とはなんだろう?という話題も出たが誰も知らなかった。
だが、俺とぺいんは同じことを思ったとおもう。
ふたつの世界。それはロスサントスと──
「らだお先輩!」
突然耳元で叫ばれビクッと体が震えた。
「なんだ成瀬か…」
そこに立っていたのは俺の後輩の成瀬カニだった。ペンギンのマスクをつけていて分かりやすい。
「なんだってなんですか、俺じゃダメかよ?…そんなことは置いといて、まぁその…らだお先輩、会議で元気なかったなーって」
「あんな会議で元気が出るやついるか??」
「まぁ確かにそうなんすけどね??」
「明らかに動揺してましたよ。いつも冷静ならだお先輩が。」
こいつ…。観察力は凄いなぁ、、、。
「え?そうか?」
「まぁこのような事件は初めてだからなー。」
「正直、不安」
「そうっすね…。でもまぁ、ありあえず帰って明日に備えます。きっとみんなでやれば大丈夫ですって!」
「つぼ浦…。何とかして連れて来れないかなー。らだお先輩つぼ浦の家分かります?分かるなら連れてきてくださいよ。」
おけ、今運営国に居るから言っとくわーなんて口が裂けても言えない。
「んー、家は知ってるけど有給取ってるしどこか出かけてると思うんだよね。」
「そっかー」
「じゃあそろそろ俺寝ますね」
「俺も寝るわ」
『青井らだお退勤します』
『成瀬カニ寝まーす』
『おやすみー』
『明日頑張ろなー』
『おやすみなさい!』
そうして俺は更衣室に行き、誰も見られていないことを確認し、ロッカーを開いた。
シュン
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「だだいまぁぁぁぁぁあ!!!」
「うるさっっ」
「あ、おかえりー。」
運営国に戻るとレウときょーさんが夕食の準備をしていた。匂い的に今日はミートソースのグラタンかな。
「今日はグラタンとサラダと唐揚げです!」
「えー!?唐揚げ✨やったー!」
「あ、らだおくんおかえり」
「おかえりー」
「お、おかえりなさい」
「らっだぁ、スマホを貸せ。」
「後、設定お前だけだからな」
「おう、助かる」
「でもすげーな、ロスサントスとこっちの世界にいても連絡が取れるって。」
「だろ?」
「でもまずご飯食べよーね」
「いただきまーす」
(*´༥` *)ŧ‹”ŧ‹”
「らっだぁ、今日はどうやった?」
きょーさんが聞いてきた。
「あぁ…。」
「その話、したかったんだよね。」
(念の為、言っておかないとな…。)
何かを察知したのかみんな箸やスプーンを置いて真剣な眼差しで見てきた。
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コメント
2件
設定良すぎませんか、? 最高っす
うわ、今回めっちゃ重い……! 朝のほのぼの朝食から一転、警察署の異常な緊迫感、そして「ふたつの世界」を掌握するっていう不気味な予告状――。クローゼットという日常の延長にあるゲートが、対照的にシリアスな場面と行き来する構造が面白いなって思いました。それに「この手紙に見覚えがある」ってらっだぁの違和感、絶対今後大事な伏線ですよね…。不安と期待が入り混じるラスト、続きがすごく気になります!