一言:懲りず新作也‼️
なふちゃん先生にて添削済。アリガトウ?
🪐 𓂃𓈒 ✩.*
(せいかんひょうりゅうき)
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僕がまだ、大人は生まれた時から大人なのだと信じきっていた時。
空を見あげればキラキラと光って見える”何か”をずっと欲していたあの日。
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毎日毎日、お日様がお家の海の中にのそのそと帰っていくのを待ったら、近所のお兄ちゃんがお散歩に連れていってくれるんだ。
「今日はどんなお星様が見えるかな〜 ♪ 楽しみだね、ゾム?」
いつもお兄ちゃんは決まって星って、言ってる。
……そういえば星ってなぁに?
『お兄ちゃんっ、星ってなあに?』
お兄ちゃんはお巡りさんか、がっこうの先生になりたいらしい。そんなお兄ちゃんが話すなら、もしかしたら星って、難しい話なのかな?
「え”っっ、っとね…星っていうのはね、お空に見える光ってるものだよ!」
そう言いながら、お兄ちゃんは上を指さした。
……これが星、なのかあ。
ピカピカ光ってて、おかあさんの指輪みたい。
『星、欲しいなぁ』
思った言葉がポソッと口からでちゃった。
「んふふ、ダジャレになってるねぇ。……僕も欲しいなぁー」
そう行ってお兄ちゃんは僕抱っこして、ぎゅっと抱きしめた。
今日も朝よりはちょっぴり、つむじを隠すように吹く風が冷たいから、抱っこしてもらうとポカポカする。
『おにちゃんは星もってる?』
お母さんが持ってるんだからお兄ちゃんもひとつやふたつは持ってる気がする。
「僕も持ってないよ。ひとつくらい落ちてこないかなぁ」
落ちる?ほしっておちるんだ。
『木の実みたいに、星はぶらさがってるの?』
にゅーとんがりんごをみてなにか閃いたっていってた。このお星様はりんごよりも魅力的に見える。
「まだ僕は小学生だから、お星様については空にあって、キラキラしてて、流れ星みたいに落ちていくってことしか分からないなぁ…きっと、中学生になったらもっと分かるんだろうけど。」
『うーん…そぉかあー。』
中学生っていったらおとうさんくらいおおきくならないとだから、大変そう。
「でもね、ゾムももっといろんな文字お勉強すればお星様のこともっと先に知れるよ」
『そう、なのっ、?』
「さーっ、そうとなったら九九の7の段言えるようになんないとねー?」
『僕明日には覚えてくるから、大丈夫だもん、!』
こういう時のゾムはすごい頑張るんだよなぁ。
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へっ(˙𐃷˙)