コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
――書き出し――
記録物語-R.s.༗《レェズ》メリーさんの執事
《黄帝ノ皇編》の続きでございます…いつもより少し長文です…では、続きをご覧下さい。作者より。
……場面は変わる……
――幽星学園―廊下―
足音が鳴る…黙々と歩く瀧奈
ラス「やけに険しい顔ですこと…考え事ですか?」
瀧奈「まぁちょとな…気にしないでくれ」
ラス「責任感って奴ですか?…まぁ…お2人はこの場所についての話で浮かれますがね」
瀧奈は顔を上げる、目の前には、楽しそうに会話している αメリーとオグリが居る
αメリー「エリーのフラワーガーデンって所に行ってみたいな〜…見た事ない花があるんだって」
オグリ「場所が、エリア・フォレストライフって所だから…これまた遠い所だな」と地図を見ている。
ラス「ほら…あんなに元気で…」
瀧奈「あぁ…小生も元気ださんとな」
ラス「ふふ…そうじゃないと…面白みが無くなってしまうんで…ね…」ふと頭の背後に違和感を感じて触れてみる瀧奈手に取ると張り紙が取れた
瀧奈「『この愚か者め!』…おい何でや」張り紙をクシャクシャにして床に叩きつける…
〈ピピッ〉と音がする
掃除ロボ「ゴミゴミ…ポイ捨てダメ」と張り紙ごと瀧奈の裾[スソ]も吸い込む…
瀧奈「ちょ…巻き込んでるって」裾を引っ張る
段々と吸い込む勢いが増している…
掃除ロボ「ゴミゴミ…ゴミの様だ!ハハハ」
吸引音が響き、そこに誰かが通りかかる
青色のロボット「ドウシテコウナッター!」とロボット特有の震え声が響く、
……数分後…騒ぎはおさまる
掃除ロボ「掃除とは…周りの環境を綺麗にし、身も心も綺麗にできます…」みちがえった様な声で喋る。
青色のロボット「フゥ…後デ修正シトカナクテハ」
瀧奈はぐったりとしている…
αメリー「大丈夫?爆発してたけど?」
瀧奈「大丈夫だが…ラスは?」
ラスの方向を見る箱型のロボットがパカパカと開け閉めしているそこに ラスは居るが箱に襲われている…
αメリー「噛まれてる…」
廊下の向こうから誰かが来る
弥鈴「お〜い、ゴミ粉砕⤴︎機☆どこ行った〜?」
見覚えのある人ともう1人知らない人が来た
女子生徒「ねぇ…時間過ぎちゃだけど大丈夫なのかな?怒られないかな〜」
弥鈴「キアラちゃんも探してよね…勝手にスイッチ押して…プログラミングは上手じゃないんだか」
キアラ「大丈夫だよ、弥鈴ちゃんは凄いから…あ…」
弥鈴「……言わんこっちゃないな…プロトル、この状況は一体何があったか教えて…」
青色のロボット(プロトル)「状況ヲ説明シマス」
……状況を説明にて…
掃除ロボ「どうか誤った行動に慈悲を」
弥鈴「え…どうしてこうなった?」と驚きながら
箱型のロボットをいじってラスを引き離す、
プロトル「爆発ノ影響デショウカ?」
キアラ「ねぇ見てみて〜、かわいい…フッ」とマイペースにαメリーとオグリを触る、…
弥鈴「全く…プロトル これら全部戻しといて」
プロトル「了解シマシタ」ロボット達を連れてその場を立ち去る…そこに機械科の先生が通りかかる、
機械科の先生「なっ!何だこの状況は、お前ら大丈夫なのか?」
瀧奈&弥鈴 達一同「大丈夫です」
機械科の先生「大丈夫ならいいがいちょう保健室に行っとけよ、弥鈴さんとキアラさんは既に時間ですよ」弥鈴「やべ…過ぎてたの忘れてた」
キアラ「急げ〜」と2人はその場を立ち去る
機械科の先生「……保健室まで手伝おうか?…」と倒れている瀧奈とラスをみて言う、
瀧奈「お願いします…」……
――保健室――
医師「コレでヨシっと…もう歩けるよね?」
瀧奈「はい、大丈夫です…ラスは?」
ラス「動けますね…」
医師「まさか…電気ショックで神経麻痺になってるなんてね、悲惨だったね」と記録を書きながら言う、
αメリー「よかったね治って」
医師「よかった、よかった、はいコレ」と紙を渡す
瀧奈「ありがとうございました」
そして瀧奈達は、出入り口に向かい保健室をでる。
教室へと向かう…が、途中でふと思い出す
瀧奈「あ〜…忘れてた…」
オグリ「何を忘れてたんだ?」
瀧奈「さっきの子にさぁ、凄い機械を借りようかなって事を忘れてた」
オグリ「あの時のロボットみたいなのか」
ラス「気づくのが遅かったですね」
瀧奈「アレあったら心強いと思ったのにな〜」
……〈カチ…カチカチカヂ〉…何かが擦れる音
瀧奈「あ〜疲れ過ぎてるのかな?めっちゃ何か変な音がする…肩こったかな?」腕を回す
オグリ「何の音だ?」
αメリーが立ち止まって上を見ている…
ラス「アレは人?いや、人形?…」と上を見る
瀧奈「人?人形!?え、どっち?」
瀧奈とオグリも上を見上げる、上には白金色の髪と細っそりとした人形がいた。
白金髪の人形「見…つ…けた」とαメリーの頭上から降りてくる、そして人形はαメリーを抱きしめてる
αメリーは「え?」と理解できないまま連れ去られる
白金髪の人形「カ……ルヨ」……
オグリ「フグ……」落ちるて倒れるオグリ
瀧奈&ラス「…………………」
通りかかった者「……………」顔が凄い事になってる
瀧奈「攫われたー!助けないと」
ラス「急いであとを追いましょう」
瀧奈はオグリを掴み持ち2人は駆け出す
瀧奈「ちょ…退いて〜」
(通りかかった者)にぶつかるが、(通りかかった者)だけ倒れた…気にせずそのまま走る
通りかかった者「…………何で?」
〈ペチン〉と魚が顔に落ちる
……廊下を走り抜ける瀧奈 達、
ラス「見つけました アソコです」方向をしめす
瀧奈「ま〜…待て〜……待って下さいお願いします」
オグリ「大丈夫か?」
探し回っていた時に足を挫いたせいで倒れかける…
瀧奈「あ…ダメだ…」前の目に倒れる…が、誰かに支えられる
白髪の少女「大丈夫?君?」
服は違うが見た目はαメリーと同じ身長とコートを着た 白髪の子が居た。
白髪の少女「全く、ちょと遊び回ってみたかっただけなのに…私はここよ」
白金髪の人形「…マチガイ」
瀧奈と白髪の少女の所へと来るラスは振り向きこちらへ戻ってくる
白髪の少女「ほら早く離してあげなさい」
白金髪の人形は腕を緩める、
白髪の少女「ごめんなさい…大丈夫?」
αメリーを見つめる、αメリーの顔が見えるが涙目になっている。
白髪の少女「あわわ…どうしよう泣かせちゃた」
瀧奈「何かしたのか」ヨボヨボと歩いて来る
白髪の少女「何もして無いわよ」
白金髪の人間はαメリーを撫でるて白髪の少女の方向に向いて言う、
白金髪の人形「ベリアヂァ…オ茶ニジマショ」
白髪の少女(ベリア)「…はい、はい」……
――幽星学園―アレイスのドールハウス―
オグリ「人形だらけだ」椅子に置いてある人形を触る
瀧奈「ふぅ… 一息ついた…」紅茶を飲み机に置く
瀧奈「にしても…人形動いてるな…」
αメリーと白金髪の人形の周りに人形達がそばに居る白金髪の人形の首元をいじる白髪の少女(ベリア?)
白髪の少女(ベリア)「よし、コレで見間違いも声も全部は直ったでしょう…後の部分は大丈夫かな」
白金髪の人形「ありがとう ベリアちゃん」今までの声とは違ってかなり人間味のある綺麗な声だ
白髪の少女(ベリア)「さてと、自己紹介が遅れたね…ベリアって言われてるけど、私の名は、ベリア・R・アレイス……呼び方は…いや、ベリアでもいいわ」
白金髪の人形「私は、R ・ミアと言います」
Rミア「ベリアちゃんに作られた人形です」
少し涙目からなおってないが、αメリーが顔を上げて言う
αメリー「私、α=メリー=クレイナ…」
Rミア「いい名前ですね、誰に付けて貰いましたか?」
また、ふと涙目になるαメリー、
αメリー「おとぅさんと…おがあざん…」
瀧奈は、その様子を見て察した…
瀧奈『あぁ…そうか、そうだもんな…この子は』
αメリー「でも……」
Rミア「大丈夫です…言わなくてもいいんです」
(全員)「………」
ラスやオグリ、人形達は静かに見守る
1人の人形がオルゴールのネジを巻き 曲を流す。
ベリアR「…貴方達の名は?」
瀧奈「小生は瀧咲 奈夕希だ、そして…」
ラス「………ラス…そう呼んどいてください」
オグリ「尾玲狸だ、白狸の…」
ベリアR「merci[メルシー](ありがとう)」
その後、紅茶を注ぎ飲む…
ベリアR「にしても悲惨ね…生き帰させたらいいのに」と愚痴を吐く様な感じに囁[ササヤ]く
瀧奈「…!なぁ…死んだ人間を生き返らせれるのか」
ベリアR「ちょと…ビックリしたじゃない…ん…」
紅茶を机に置きナプキンで溢れた紅茶を拭き取る、
ベリアRは席を立ち瀧奈の耳を引っ張り 連れる
ベリアR「死者を蘇らせる事はできる、けど…」
瀧奈「できるのか…けど?何だ?」
ベリアR「そう簡単なモノじゃないんよ」
瀧奈「簡単じゃないのは わかってる…小生に死者を蘇らせる蘇生術はできないし」
ベリアR「皆んなが簡単に死者を蘇らせるわけじゃないし全員が蘇るわけじゃないからね…まず、
死者を蘇生する基準で、幽霊、スケルトン、ゾンビ、人造、人間、の存在や実体があるか無いかで難しさが変わるの」
瀧奈「幽霊なら降霊術とかなら聞いたことある」
ベリアR「そうだね、実体が無い幽霊は魂だけなら儀式を行えば誰でも簡単にできる、…でも、蘇生ってなると私が知っている 最高位のだと例え無からでも完全に魂と肉体など記憶も完璧に蘇生するモノだけど、再現は不可能だよ…完全に無に消えた肉体や消滅した魂を蘇るってのは」
瀧奈「この子の親を蘇る事は…できるのか?」
ベリアR「可能だけど…何か手掛かりとなる物がないとまず無理よ、知らないし」
瀧奈「この資料だけならあるが」データにある資料を取り出すそのデータ資料を受け取り見る
ベリアRベリアR「ん〜…この子の親を蘇る事はできるかわからないけど……ん?…ありゃ?、魂の居場所が見当たらないね」
瀧奈「見当たらないって」
ベリアR「その魂は消えては無いと感じるけど、存在がそこに居ないってこと…」
瀧奈「それって蘇生は?」
ベリアR「蘇生に魂は絶対不可欠だからね、魂が無かったら器があるだけの操り人形と同じさ…残念ながら力にはなれないわ」
瀧奈「ダメか…」とうつむく
ベリアR「2つの魂を探しだせれば 後は、肉体を用意するだけだから」
瀧奈「探すにしても、霊感はあるが、高度な技術は持ち合わせてないしな…」
ベリアR「手、出して感覚で覚えて」とベリアRが右手を出した、瀧奈も右手を出した、手を掴む…瀧奈の全身に霊気がはしる、
ベリアR「覚えた?その色と感覚を頼りに探しな」
瀧奈「わかった…ありがとう、でも蘇生は君がするのか?ちゃんと蘇生できるのか?」
ベリアR「私が扱えるのは人形だけだよ、人形の体でいいなら別にいいけどね…冗談よ」
瀧奈「冗談ならよかった……あ…後」
ベリアRは横を振り向きαメリーの方を確認するRミアに膝枕されるαメリーは深く眠っている
ベリアR「後、何かしら?」
瀧奈の方を見る瀧奈は懐から瀧奈の兄、瑛治の手帳と写真を見せる
瀧奈「兄を見つける事はできるか?」
ベリアRはそれを受け取り確認する…
ベリアR「へぇ〜君があの人の弟なんだ…随分と時間が経ったものだね」
瀧奈「え?……知ってるんですか」と驚く
ベリアR「知ってるも何も、にぃ…姉さんがね」
瀧奈は真剣に耳を傾ける
ベリアR「私の姉さんは、君の兄達を率いる探偵事務所の社長だもん、いちょう私も知ってるよ」
瀧奈「本当なのか!場所はわかるか?」
ベリアR「場所は わからないけど…行き場はわかる」
瀧奈「行き場…それはどこなんだ?」
ベリアR「君も知ってる墓威さんの(オリジナル)を探しにね……別次元に…全く…『僕は大丈夫だから心配しないで下さい』って言ってたのに皆んな行っちゃてさ」だんだん悲しそうな顔になって声が少し変わる
ベリアR「何で…私達だけ置いてっちゃうのかな……どうして…私も力になりたかったな…」涙が落ちる…服を握ってクシャクシャになる
瀧奈「……小生には、母と姉…そして兄の家族なんだ…」突然に瀧奈は語る、少し気にかけた行動なんだろう
瀧奈「母は体が病弱でね、姉が家事をし兄が稼いでくれてた、余り覚えてないが…2回だけ兄の居る探偵社に行った事は覚えてる…見た事ない場所、見た事ない人達、そして 兄とは別の未知を持つ人達…世界は広いんだなって思って…いや、今でも世界は広いんだなって思う事が多いよ、ココに連れてこられた時はさ 驚きばっかだ………なぁ、見たことあるか?街外れにさデッカい生き物が居るんだぜ…」
ベリアR「ふふ…話が長いよ……よし決めた!君に託すよ、君にはあの子の事もあるけど、私から託されてくれない?」とお願いする
瀧奈「内容によるが何だ?」
ベリアR「君の兄を含めて皆さんを探し連れてきてくれる?、方法はちゃんとあるから」
瀧奈「見つけられるのか!?なら、引受けよう」
ベリアR「見つけられる可能性はあるよ、明日までに準備してから また 来て…」
瀧奈「あぁ…わかった」
ベリアR「ちゃんと…その子達には説明してあげなさい、長旅になるからね、いちょう私が面倒見る事もできるから…って、オトモを付けてるって事は、あの人…最初っから旅立たせるつもりだったんだろうな…」
瀧奈「まぁ、心配な所は多いがな…」
ベリアR「話しが長くなっちょたけど…よろしくね…そして、ありがとう」礼儀正しく礼をする
瀧奈「まぁ…また単位落ちるんだろが、それ以上の利があればどうってことないさ」
ベリアR「ほら戻らないと」にこっと笑う…
2人はαメリーとRミアの居る場所へ戻る
ラス「おや、とても なが〜く…長かったですね」と横になりリラックスしている
Rミア「ベリアちゃん 見てください…ぐっすりとお休みですよ…可愛い寝顔で」下を見るとオグリも寝て?…倒れている。
ベリアR「ミア、私はここに残っとくわ…この人に託して私は待つ事にしました」
Rミア「それは良かったです…管理人が居ないと私達が困ってしまいますので、瀧咲さん 後のことは宜しくお願いいたします」
瀧奈「いえ、小生にも都合が良かったので」
Rミア「それは良かったです…」
〈ドンドン〉とドアを叩く音がする
Rミア「迎えが来た様ですね」近くに居たい人形がドアを開けるドアの向こうには克夜と隆次 先生が居る
克夜「ここ人形だらけやな〜」
隆次「失礼いたします、そちらに瀧咲 奈〜…あ、居た」
瀧奈「あ…アハハ…先生…」苦笑いする
ベリアR「君の先生なのね…丁度いいわ」……
ベリアRは瀧奈にお願いした事を言う…隆次は深く考える
隆次「それは、いくら強い能力者でも危険な事なんだぞ!まして許可書はあるのか?」と声が響く
ベリアR「許可書はあります…ちゃんとココに」
隆次は許可書に目を通す…困ったそうに頭をかく
隆次「手出し口出し無用ってわけか…サインは全員分ある様だし…」
ベリアR「目的は変わらないので大丈夫でしょ」
…ソファの所ら辺に、課題のプリントを見る瀧奈と少し目覚めかけるαメリー、紅茶をズズズっとすする克夜とその下に溢れる紅茶がかぶるオグリ(倒れている)それを楽しんでいるラス………
Rミア「あら?熱かったですか?」……
隆次「私から言っとく事にするが…」
ベリアR「その子の事はちゃんと聞くから大丈夫…明日までにってしてるから」
隆次「そうか…早々だな、おい行くぞ」
克夜「え、もう?ちょと待って…氷オイシイ」紅茶を一気に飲みほす
隆次「瀧奈…課題は今日中に終わらせて明日提出な、そして…時間から早めにな」
克夜「じゃあ、瀧奈!頑張れよ」
2人は立ち去る……
瀧奈「小生 達も戻るとしようか」
ミアR「送り届けましょうか?」
瀧奈「いや、大丈夫だ 背負ってくよ」と瀧奈はαメリーを背負うが……心なしか心配だ
ベリアR「本当に大丈夫なのかな?」
ラス「私が背負いますよ」と軽々と背負う
瀧奈「大丈夫なのにな…まぁ、またな」と人形に体を拭かれているオグリを連れていく
ベリアR「また…」
教室に置いてある荷物を取り行き家に帰る瀧奈 達…
第13へ⇨