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## 第53話:『強襲、ヘリオス包囲網』
不毛の荒野を抜け、赤茶けた断崖絶壁に囲まれた巨大な要塞――ルカス軍第1拠点『ヘリオス』。
かつて旧大戦時に建造された戦略サテライト中継基地を改修したこの要塞は、そびえ立つ重装甲の防壁と、隙のない対空砲火システムによって文字通り「鉄壁の果て」と呼ばれていた。
そのヘリオスの外周防衛線に対し、陸上戦艦ゼストは巨大な砂煙を上げて全速で接近していた。
「外周警戒センサーに反応! 敵防衛部隊、出撃してきます! 大型量産機タイプが20、キャノン搭載型が10!」
ブリッジでミラの叫び声が響く。
「よし……予定通りだ! ゼロ、アルヴィス、ジュード、出撃せよ! 敵の防衛ラインを突破し、司令部のメインサーバーへノアを送り込む隙を作れ!」
レフト艦長が力強く命じた。
「ゼスト、カタパルト開放! ウイングエックス・ディバイダー、出るぜ!」
「アルカディア、出撃する。ゼロ、私から離れるな」
『へへっ、待ちかねたぜ! 新生シャドウエッジ、一足お先にお邪魔するぜ!!』
ゼストの前部カタパルトから、三機のガンダムが荒野へと飛び出した。
先頭を切るのは、ガドルフの整備によって左腕と光学迷彩システムを完璧に完全復活させた、ジュードの『シャドウエッジ』だ。
要塞の防壁から解き放たれる無数の対空ミサイルとビームの雨。だが、シャドウエッジは漆黒の機体を滑らかに滑らせると、瞬時に機体表面の光波コーティングを作動させた。
『忍びの基本は、見えないところから一撃……ってな!』
光学迷彩によって姿を消したシャドウエッジは、弾幕をすり抜けて一気に敵の前衛部隊へと肉薄。敵の量産機が困惑した瞬間、空間が歪むように突如として姿を現し、実体剣『ショック・ブレード』を一閃させた。
ズバァッ!!
高周波振動を伴う刃が敵機の関節部を正確に切り裂き、爆炎が上がる。敵のキャノン隊が慌ててジュードへ砲口を向けようとするが、シャドウエッジは即座にワイヤー・クローを天井の崖へ撃ち込み、立体的な超高機動で頭上へと回避。
『おっと、遅え遅え! 俺のシャドウエッジはなぁ、腕が新しくなってバランスが完璧なんだよ!』
壁面を蹴りながら、背部のビーム・ dagger を連続投擲。正確無比な精密射撃で敵キャノンのセンサーを次々と破壊していく。ジュードの圧倒的な手数と撹乱戦術によって、ヘリオス側の鉄壁の防衛陣形に大きな乱れが生じた。
「さすがだな、ジュード! 敵の注意が逸れたぞ、アルヴィス!」
「ああ、行くぞ、ゼロ!」
シャドウエッジが作った一瞬の隙を見逃さず、ウイングエックス・ディバイダーとアルカディアが並んで突撃する。
かつて死闘を繰り広げた二機。だが今の二人は、言葉を交わさずとも互いの間合いと癖を熟知していた。
正面から立ちふさがる、重装甲の巨大モビルスーツ部隊。並のビーム兵器では傷一つつけられない大型機に対し、ゼロは背部から『ディバイダー』を旋回させ、手元でホールドした。
「ハモニカ砲、発射ァァッ!!」
赤紫色の多重ビームの束が、放射状ではなく一本の極太の光柱となって敵の前衛を貫く。激しいエネルギーの激突と爆風。
そこへ、エメラルドグリーンの光芒を引いてアルカディアが乱入した。
「はぁぁぁっ!!」
Misia
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371
#名探偵コナン
りい💚🖤
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マント状のエネルギー変調バインダーを横一線に広げ、敵の反撃ビームを磁場で力まかせに歪めながら、右腕のビーム・ランサーを一直線に突き出す。プラズマの刃が重装甲機体の胸部を一撃で穿ち、そのまま強烈な旋回で後方の敵ごとすり潰す。
「息が合ってやがる……! アルヴィス、お前ほんとに今の間だけしか船乗んないのかよ!?」
「無駄口を叩くな! 敵の第二陣が来るぞ!」
ジュードの完璧な撹乱、ゼロの破壊力、アルヴィスの隙のない制圧。
三機の怒涛の連携によって、ゼスト一行はヘリオスの第一防衛線をあっという間に突破した。
しかし――ヘリオスは、ただの要塞ではなかった。
要塞の重い隔壁が音を立てて開き、奥から現れたのは、これまでの量産機とは明らかに一線を画す異様な機体群だった。
ルカス軍の親衛隊が駆る、全身に超高出力のフェイズド・シールドを纏った強化型モビルスーツ『ヘリオス・ガード』。さらに、要塞の頂上に設置された巨大メガ粒子砲が、鈍いチャージ音を響かせ始める。
『なっ……なんだあいつら!? 俺のショック・ブレードが弾かれた!?』
シャドウエッジが斬りかかったものの、敵の特殊シールドに阻まれ、逆に強力な打撃を受けて後方へ弾き飛ばされる。
「ジュード!」
「気をつけろ、ゼロ! あれはルカスの直属部隊だ。個々の機体性能もさることながら、基地のジェネレーターから直接エネルギー供給を受けている。並の攻撃では削り切れん!」
アルヴィスのアルカディアがシールド・クローで敵のビーム・サーベルを受け止めるが、その圧倒的なパワーに押し込まれ、荒野の地に深く足を取られる。
「くそっ……! 基地に近づくほど、敵の硬さと火力が跳ね上がりやがる……! これが、ルカス軍の第1拠点ってワケかよ……!」
要塞の巨大メガ粒子砲が、赤く狂気じみた光を放ち始める。その照準が合わされているのは、後方から進軍してくる陸上戦艦ゼストだった。
「しまっ……! ゼストが狙われてる! 戻るぞ!」
ゼロが叫ぶが、ヘリオス・ガードの強固な包囲網に阻まれ、三機は身動きが取れない。
『ゼロ、アルヴィス! 諦めるんじゃねえ!』
煙を上げながらも、シャドウエッジが再び立ち上がる。光学迷彩を極限までオーバードライブさせ、漆黒の機体が激しい火花を散らしながら、要塞のメガ粒子砲の砲身へと一直線に飛び跳ねた。
『俺の左腕は、仲間を守るために戻ってきたんだよ! これ以上、ゼストに手出しはさせねえ!!』
ジュードの決死の特攻と、要塞内部へ潜入を試みるノアの運命。
圧倒的な敵の力と基地の罠を前に、ヘリオス攻略戦はかつてない激戦へと突入していくのだった。
**次回予告**
要塞ヘリオスの圧倒的な火力の前に、窮地に陥るゼストとガンダムチーム!
ジュードの捨て身の足止めが時間を稼ぐ中、ノアとセレスが要塞内部への潜入に成功する。
だが、そこに待ち受けていたのは、ノアの過去を知るルカス軍の残忍なトラップだった!
「ノア! 絶対に一人で抱え込むな! 俺たちが道をこじ開ける!」
次回、『ヘリオス沈黙』
**「この熱い想い……鉄の壁なんぞで遮れると思うなよ!!」**
コメント
1件
え〜〜第53話読み終わったけどマジで熱すぎる!!!🔥🔥 ジュードの光学迷彩使った撹乱戦術、エグいほどカッコよかった…「忍びの基本は見えないところから一撃」って台詞が痺れる😭💕 左腕復活してバランス完璧になったってくだり、前の展開知ってるから感慨深いよな!! ゼロとアルヴィスの連携も「言葉交わさずとも間合いと癖を熟知」ってとこ、元敵同士だった二人の信頼関係が滲み出ててエモすぎた…! でもラストのヘリオス・ガード出現で一気に空気変わったよね…次回ノアたちの潜入編、めっちゃ気になる〜!! 続きが待てないんですけど!!😭✨