⚠︎注意事項は第1話。
⚠︎傘音_葵香🫧様との合作です。
⚠︎こちらは第11話です。先に1〜12話を見ることを推奨します。
⚠︎2、4、6、8、10、12話は傘音_葵香🫧様の方で見ることができます。
⚠︎他の話よりもキャラ崩壊があります。
ワンクッション
⦅sha視点⦆
夜が明けた。
ベッドの近くの窓から、太陽の光が差し込んでくる。眩しくて、目が眩む。
あくびを1つして、時計を確認した。
……時計がいつもの場所にない。
というか、部屋が明らかに違う。
いくら幹部の部屋とはいえ、豪華すぎる。
まるで、王子様の部屋のようだ…。
しばらく唖然としていると、扉が2回ノックされる。
??「失礼します、トイフェル様。」
女性らしき声が扉の向こうから聞こえる。
トイフェル、という聞き覚えのない名前。
だが、この部屋には俺、シャオロンしかいない。
つまり部屋を間違えているか、もしくは………
そんなことを考えていると、扉をノックし、声をかけてきたであろう女性が目の前にいた。
女性はメイド服を着ていた。
メイド服を着ているということは、ほぼ確定でメイドさんだろう。
だが、なぜここにメイドが……、?
??「全く……、どうしたのですか、トイフェル王子様。」
「先ほどから遠い目をしておりますが……何か不思議な夢でも見ましたか?」
そう言って、彼女は俺の顔をじっ、と覗き込んでくる。
トイフェル王子様……?
何が何だか分からないが、とりあえず、俺はトイフェル王子様、?とかいうやつということにしておこう。
sha「ぁ、ぁあ、少し、不思議な夢を見てた……。」
??「へぇ……?そうですか、」
「それより、もう朝食の時間ですよ。さ、行きましょう。」
そう言うと、彼女は扉を開け、部屋から出るように促す。
されるがまま、部屋から出ようとすると、
ぷつり。と、映像が突然止まったのように、俺の意識はそこで途切れた。
ぱち、と目を開く。
いつも通りの、自分の、俺の、シャオロンの部屋だった。
さっきのは、夢……、?
でもどこか、妙に懐かしくて。
なんというか、走馬灯のような、記憶の一片な気がした……、
まぁいいとしよう。
それより、そろそろ武器を固めないと。
兄さんとするかぁ…にしても眠いなぁ……
ー武器部屋ー
sha「ぁ、やっぱおった!にーさん!」
ni「ん、?ぁ、シャオロンか、」
sha「武器固めにきたー」
ni「んー。」
ちょっとした会話を交わし、武器を固めることにした。
いつも使ってる短剣と、あとこれも使いやすかったなー……ちょっと後で試してみよ。
そういえば。誰かに話そうとしていたんだった。大先生の秘密のこと。
丁度いいし、兄さんに話してみよう。
そう思い、兄さんに話しかけた。
sha「そーいやさぁ……大先生が隠し事しとってん。」
ni「ふーん……鬱が、?」
「…どんな隠し事しとるの?」
sha「それがさー…暇やから大先生驚かしに行こー思って、ダクト通って行ってん。」
「ほんで、ダクトから覗いたら、大先生が日記みたいなん書いとってさー。」
「見せてー言うたら、見せれへんって。」
ni「へえぇ……珍しいな、」
sha「なー?せやろ?」
やっぱり、兄さんからしても、大先生が隠し事をするのは珍しいようだ。
…… 大先生、これ以外に隠し事したことないんかな、?
流石に一度や二度くらいしていてもおかしくない、はず。
ちょっと兄さんに聞いてみよ。
sha「…大先生はこれ以外にしたことある、?隠し事。」
ni「んんー……一回ある、らしい。」
いやまぁ、流石に一回くらいある、よな。
一回もなかったら怖いわ。
でも、らしい……、?
sha「…らしい、って、?」
ni「んー、まぁ、俺がまだおらんときの話やから、俺も詳しくは知らん。」
「そこら辺は、まぁ…相棒のコネシマとか辺りは詳しい…と、思う。」
「気になるんやったら大先生より先輩の誰かに聞いてみ?」
sha「ふーん……分かったわ。」
「ま……武器も決まったことやし、またなー、にいさん。」
ni「おん、」
そのまま兄さんと別れ、訓練場に向かうことにした。
訓練して、休憩して。時々教えて。
そう繰り返して、ついに戦争の日がやってきた。
戦争の結果から言うと、まぁ、勝った。
ゾムが敵国の総統の首を斬ったから、勝つことができた。
圧勝!って訳でもなかったんが、ちょっと悔しいけどな。
ま、勝てたから結果オーライ!かな、
そういえば、大先生はロボロを庇って、傷を負ったらしい。
だけど、驚くほど回復が早かった。
やっぱ大先生流石やな、
けど……最近、なんか体調悪そうな気がする。
気のせい、かな。
なんでか分からんけど、他の仲間が体調悪そうな時よりも、気になって気になってしゃーない。
そう、入りたての頃から、ずっと、大先生と何かある気がするのに。
思い出せない。ずっと。
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また遅れました、すみません🙇🙇
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