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束縛
「せんせーww」
「笑うな!!w」
そうせんせーと楽しく喋っていると、PCの横のスマホがブブっと震えた。 なにかと思い、見てみると
『そんな楽しく喋らないで』
『私じゃだめ?』
嫉妬が凄い彼女。こんなに愛されてる、と思っていつも甘やかしてしまう。
『ごめん!ついやっちゃって!』
『気をつけてね』
「まちこちゃん??」
「ん、LINE返してた!」
「撮影中だっつぅのww」
「ww 」
密かに聞こえた誰かの舌打ちはみんなの笑い声にかき消されていった。
「っ、、w」
「どうしたの?」
突然笑いだした私をみて、問いかけてくるじゅうはち。
「ニキニキが面白くてさ?w」
「ふ〜ん?」
「、、ね、まちこ」
「ん?」
「私居るんだから、私以外見ないで」
「え、あ、ごめん 」
「私、まちこのこと大好き」
そっと、優しく抱きしめるじゅうはち。
「私もだよ」
「じゃあ、わがまま言って良い、、? 」
わがまま、彼女からは珍しい言葉だった。
「いいよ、言って?なんでもきく」
「私以外の連絡先、消してほしいな、、?」
「え、、??」
「それは、、」
「なんでも、でしょ?」
「っ、、分かった」
予想外の言葉が出てきて驚いた。ちらっ、と顔を見ると、裏があるような笑顔をしていた。
仕方なく、じゅうはち以外の連絡先をすべて消した。
「はっ、はぁっ、、!」
今はこの広い街を駆け巡っている。
「誰かっ、助けてっ、、!!」
理由は18の束縛が激しくなったからだ。
隠れて、メンバーの連絡先を追加したら、こう言った。「私以外要らない」と、この時点でおかしいことに気づいた。他にもある。他の人と遊びに行っただけで、前までは良かったのに、今は「私のこと嫌いなの?」こんな面倒くさくなかった。
「メンバーも、連絡つかないしっ、、!!」
「なんでっ、やだって、、」
しゃがんで泣き出してしまう。誰も助けてなんてくれないのに。
「まちこ、、さん、、?」
上から声がする。聞き覚えのある声だった。
「キャ、、メさん、、」
「どうしたの?18は?」
「っあ、、嫌っ、やだっ、、」
「え、家いく、、?」
いく、と言おうとした瞬間。
「い〜よ。私がもらうから」
「18!まちこさん、きたよ」
「ぅ、あ、、」
キャメさんは私達になにがあったのか知らない、から18が来たから安心。だと思っているのだろう。
「帰ろ」
「じゃあね、まちこさん」
「、、うん、、じゃあね、、」
「帰ろうか?まちこ♡」
「は、、い、、」
帰った瞬間、ベッドに投げ出される。
「ねぇ、まちこ」
さっきまでの声とは違う、少し低い声だった。
「なんで逃げたの?」
「、、、、」
「ね”ぇって!」
声を荒げるじゅうはち。強い力で肩を掴まれる。
「ぃ”っ、、」
ぱっ、と肩を離す。
「ごめんね、けどまちこが悪いんだから」
「しっかり反省してね 」
♡、ありがとうございます!それでは!! 行ってきます!