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運命かもしれない。

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運命かもしれない。

1 - 読み切り

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2025年04月29日

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・キャラブレあり

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運命だと思った。

目の前の相手を見る度にドクドクと胸が高鳴る。そんなうるみやをこいつは知っているのだろうか。多分、しゃるちゃんのことやから気づいているわけがない。


「なぁ、しゃるは運命とか信じる?」

「運命か…考えたこともないな。どうしたの?急に。」

うるみやが普段聞かなそうなことを言うから、しゃるは首を傾げてしまった。

イエスかノーで答えることの出来る質問やと思ったけど、人によって意見は違うからか、なかなか返答がない。


「…なんとなくやけど、うるみや達運命やと思うんよ。」

「…?なるほど、」

「俺実はさ、しゃるの事見るとすごく【好き】って感情が先走るんよね。」

「…え?そうなの、知らなかった。」

やっぱりな。

しゃるは鈍感やから、分からへんと思っていた。

なんならうるみやは最初そんな漫画みたいに都合がいい話あるわけがないと一蹴していた。


「…しゃるちゃん必ずうるみやと出かける時は車で迎えに来てくれるし、ご飯だってうるみやが困ってると余ってるからって自分のこと優先せずに持ってきてくれるし…うるみやの言葉で笑顔になってくれるし…。」

「…そんな一気に言われると照れるな、」

気づいたらしゃるちゃんが困るほど俺は好きだという嘘偽りのない感情を一方的に伝えていた。


「…うる?大丈夫、?…っうわ、!」

気づけばしゃるちゃんの胸の中に飛び込んでいた。しかも泣きながら。

うるみや、意外と弱かったんだって思い知らされる。普段は我慢しとったんやって。


「…男同士の恋愛やから引かれるかと思った、しゃるちゃん俺から離れるかと思った、!」

「うる、ひとまず顔を上げて?」

「、っ嫌や!うるみや泣き顔見せたないねん…、不細工になっとるし、」

「そんなことない。うるの顔は可愛いよ?

俺うるの顔みたいなぁ…。」

しゃるちゃんが見たいなんて言うから思わず顔を上げてしまった。


「ん、顔見せてくれた。ふふ、嬉しい。

まず、俺もうるに気持ち伝えるね。」

「…嫌や、聞かない。」

「聞いて?伝えたいの、うるに。」

「…うん。」

何を言われるのか分からない。

ドキドキする。嫌な胸の鼓動の高鳴り方に心臓が掴まれたみたいに痛くなる。


「結論から言うと俺もうるのこと好き。

これは恋愛的にも、一人の人間としても。

うるがこうして爆発すると気持ちを一気に吐き出してくれるところも、みんなを笑わせてくれるところも。いつも最高だと思ってるし、好きだよ。」

「…ありがとう。」

「だから、うるが良ければだけど俺と付き合って欲しい。」

「…っ、もちろん、やでっ。断る理由なんてない、」

「やった、嬉しいなぁ」

俺もしゃるちゃんの嘘つかないとこ好きやで。

橙色の糸と青色の糸は決して交わることはないと誰もが考えていただろう。

だが、俺たちは既にこんな色たちでも綺麗になるということを知っているのだ。

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