『あす花さん!!!!!』
あす花 「どうしたの、?」
『私が行きます。』
あす花 「でも、」
『メンバーなので!』
あす花 「えっ、」
『弾』
弾 「ついてくんなよ、」
『ついていくよ。』
弾 「…なんで」
『私が何かあった時いっつもそばに居てくれたのが弾だった。』
『だから私も弾に何かあったらそばにいる。』
弾 「…..なんだよ。それ」
『CHAYNEYは確かにすごいよ』
『歌も踊りもできて、さらに喋りもできる』
『でも、私たちはもっと凄いよ。絶対に』
弾 「そんなの、」
『弾!!』
『あんたグループのリーダーでしょ!』
『胸張らないでどーすんの!!』
あす花 「高山さんの言う通りだよ」
『…….、!』
あす花 「もう1回、みんなと話してみなよ」
あす花 「続けたいんでしょ?その気持ち、ちゃんと社長に話したら?」
あす花 「何かが変わるかもしれないよ」
弾 「しつこい。」
弾 「どの口が言ってんだよ!」
弾 「教師が夢だって言ってたくせに」
あす花「やっぱり。覚えててくれたんだ」
『覚えててくれたじゃないよ。』
あす花 「え、?」
『弾がどれだけ先生に言いたかったか』
『弾の気持ち考えないでいなくなって』
『夢諦めた人にそんなこと言われても響かないよ。』
あす花 「んふふ…ッ、あははッ」
『…..なに?』
あす花 「いや、ごめん。本当にその通りだなって」
あす花 「言われた通り何言われても響かないよね」
あす花 「でも、私から言えることは そーだな」
あす花 「そんなに辛かったらもう辞めちゃえば?って事かな」
『ふざけたこと言わないでよ…』
弾 「俺、あんたとあの日話さなかったら夢なんて追ってなかった」
弾 「なんならあの時、背中なんて押さないでほしかった。」
あす花 「それは押すよ。」
弾 「どっちだよ、押すって言ったりやめろって言ったり」
あす花 「どっちもだよ。ただ後悔はしてほしくない」
弾 「寮母のくせに…」
あす花 「あれ、寮母いらないんじゃなかったっけ?笑」
『…私先いく』
あす花 「え、?」
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