TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)
🔺✖️🛵🎻

🔺✖️🛵🎻

「🔺✖️🛵🎻」のメインビジュアル

2

???????

♥

200

2023年12月29日

シェアするシェアする
報告する

ーーーーーーーgnzk side

僕の名前は弦月藤士郎と言うらしい。

ずいぶん他人事に思われるかもしれないが僕には記憶がないのだ。

この弦月って名前も長尾、、け、、い?さんが教えてくれた。あと甲斐田さんだったかな、、?は、僕のことを心配してくれて三人で住もうと言ってくれたんだぁ、、、。退院が今日だからその家にも行くんだよね。少し不安だけど、二人と住むのは凄く楽しみ、、だったりする。

正直記憶がないって死ぬほど怖いから帰る場所があるだけでもすごく安心できるんだ、、。


つくづくいい人に恵まれたなぁと考えているとドアから大きなノック音がした。

〈とーじろー迎えきたぞー!!!〉『ちょっと、、長尾!?弦月、いつもごめんね、、』

長尾さんがタックルする勢いで抱きついてきて、それを止めるハルくんはいつもお決まり。

「いいんですよ笑、甲斐田さん。僕も長尾さんとお話しするの楽しいので、、」

そう言うと長尾さんが一瞬顔を顰めた。

〈やっぱりなんか違和感あんだよなぁ、、とーじろーのさん付けと敬語、、〉

「すいません、、なんだか癖で、、」

(二人は僕と大切な関係だったって言ったし、、、僕も良くしてもらっているから記憶喪失前の自分でありたいんだけどなぁ、、頑張ってさん付けから外してみようかな、、)

そんなことを考えていると甲斐田さんが『退院の手続きしてくるから待ってて。』といい病室を出て行った。



〈とーじろーはさ、本当に何も覚えていないのか?〉

長尾さんが僕の顔を上目遣いでのぞいてくる。

「そうなんですよね、、、でも長尾s」

ーー目が合う。

すると突然長尾さんと言おうとした口が震え、頭に痛みが走る。

頭が痛い、、、長尾さんの目、、、やさしいのにこわい、、なんで、、?

考えれば考えるほど頭が痛くなる。そんな僕を見て長尾さんは

ーー

ーーーー

ーーーーーー笑っていた。

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい

あ、、、






ドサッ















ーーーーーーーngo side

ーーードサッ

そんな音を立てて俺の愛しい恋人は、腕の中に倒れ込んだ。

意識を失っても俺を頼ってくれるのかと嬉しくなり思わず笑みが溢れる。


『長尾ー?手続き終わったって、、、、うっっわ((引』

おい無言で後退りをするな。確かに今の俺の顔は自分でもやばい自覚があるけども。

〈まずまずとーじろーのことを眠らせてって言ったのハルじゃーん〉

『それはそうだけど、その顔どうにかしてよ、、、』

〈わーハルきゅんひどいー〉

『酷いのはどっちなんだか、、、弦月、長尾と目合わせるのトラウトだってわかっててやったでしょ。見てたけど弦月の顔真っ青だったよ。』

〈えーでもとーじろーはさ、そういう顔が一番似合うじゃん!!ハルも可愛いって思ったんじゃないの〜?(ニヤニヤ)〉

『そうだけど、、、って、、それとこれとは話が別!!あーも!!!!とにかく早く家帰ろ!家!やらなくちゃいけないことたくさんあるんだから。』

〈はーい!〉

(楽しみだなぁー、、弦月記憶戻ったらどんな顔してくれるんだろう、、)

そんなことを考えながらハルの背中を追った。















ーー??にてーー

ーーーーーーーgnzk side

ーーーーー

ーーーろー

ーーじろー

〈とーじろーってば!!〉

そんな声で意識が浮上する。

「あれ、、、僕、、、」

目を開けるとベッドの近くに長尾さんがいた。

(でもここどこだ、、窓ないし、、暗いし、、、まずまず僕なんで眠って、、、) そんなことを考えているとドアが開いて甲斐田さんが入ってきた。

『弦月突然倒れたから僕たちが家まで連れてきたんだよ。』

〈そうそう!急に倒れたからびっくりしたんだよなー!〉

そうだ僕、、、長尾と目が合ってそれから、、、

思い出せないことに頭を抱えていたら見兼ねた甲斐田さんが頭を撫でてくれた。

『体調は?大丈夫?』

「はい、、、一応、、」

嘘。本当はこの部屋にいるってわかった瞬間から何故か 冷や汗は止まらないし、心音が早いし、、早く出たい逃げたいって思ってる。けど何故かわからないけど二人には言ってはいけない気がした。

『、、、本当に?』

甲斐田さんはそんな僕を見破ったのかもう一度聞いてくる。

大丈夫。別に言わなくてもすぐに収まるだろうし、、

「はい。本当に大丈夫です、、心配あr」

ガンッ!

「、、、っぇ?」

突然のことで頭が真っ白になる。頭がズキズキする。僕、今、、、殴られた、、、?

「ぇ、、なんで、、、?」

『なんでって、弦月今嘘ついたでしょ』

なんでわかったの、、、、?

「だからって突然殴るのは、、」

〈そーだぞハル!! 〉

(良かった長尾さんは正気だ、、)

〈記憶が戻ってからじゃないと、、とーじろーびっくりしちゃうでしょ!!〉




ーーーえ?

『確かに、薬打つのすっかり忘れてた、、ありがとう、長尾、』

〈もーハルきゅんってば!笑〉

僕の理解が追いつかないまま二人は喋り続ける。この二人正気じゃない、、

呼吸が荒くなる。頭が痛い。


ーーここから逃げなきゃ

気づいたら僕はドアへと走り出していた。

〈おっと。つーかまえた!♡とーじろー、、、どこ行くの?♡〉

長尾さんに手を掴まれ咄嗟に振り返ると目が合う。

手も握られているからなのかさっき目が合った時とは比じゃないくらいの痛みが頭を襲う。

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

『長尾!目合ってる!!本当に何度ーーーーー

視界が霞む。

甲斐田さんの話し声がどんどん遠くなっていく、、、

ーーーーーーーーーーーー

〔痛い゛っ泣、、ぅぁ、、けぇくん、、も゛う゛やめっ、、、〕

ドコッ!バキッ!

〔あ゛あ゛ぁっっ!!ごぇんなさい、、痛い゛から゛っっ、、、も゛うゆるしてぇ゛っっ、、、〕

[本当とーじろーのその顔最っっ高だわ、、、♡]

ボコッ!ドカッ!

〔ぅぁ゛ツツ、、、〕

ーーーーーーーーーーーーーーー

〔い゛や゛ツツ!!離してっっっ!!〕

{弦月、、?どうしてお薬ちゃんと飲めないの、、、?}

(なんの効果があるのかわからないものなんて飲めないよ、、、、なんて言えないなぁ、、、)

そんなことを考えているとまた殴られる。

ドカッ!!バキッ!!!

〔あ゛あ゛あ゛あ゛っっっっ!!!!〕

{黙ってて言ってないんだけど?飲むの?飲まないの?}

ドコッ!

〔あ゛あ゛あ゛ツツ!!!!のむっっ!のむから゛ぁっ!!!はるくんっっも゛うや゛めて、、〕

{うん♡やっぱ弦月はお利口さんだからね♡今回だけはお薬だけでいいよ♡はい、あーん♡}

〔ぅぁ゛、、、、〕

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

嫌な記憶が頭を巡る、、、、そうだ僕、ふたりから逃げて、、、そっから、、、、

〈とーじろー?大丈夫か?〉

けいくんが目を合わせたまま話しかけてくる。

ぁっ、、、また痛いことされる、、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ

ばしっっっ!!!

気づいたら僕はけいくんの手を振り払っていた。

〈、、、は?〉

「カヒュッ、、、、」

息が上手くできない。けいくんの腕をつかむちからはどんどん強くなっていく。

バキッ!!!!

骨が折れた音がした。

「ッッッッ!!!!!」

声にならない悲鳴がでる。腕折れたかな、、そんなことを考えていると

また視界が霞んでいった。、、、、

ーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーーー
















ーーーーーーーkid side

ドサッと音を立てて弦月の声がしなくなる。ドアの方にいるし長尾でよく見えないが、きっと長尾の腕の中だろう、、、ってかバキッ!ておとしたぞ、、もう腕折ったの!?やっっばあいつ。でも僕も折りたかったな、、なんて考える此方もやばいんだろうか、、、、


それにしても、、、、

『長尾。』

〈わかってる。〉

『〈記憶もどったよね。よな。〉』

やっぱり、、、、記憶戻らなかったら長尾のこと叩かないし、、、

でもさ、、薬使って思い出さそとしていたのに自力で思い出すのは想定外だったなぁ、、

でもそれほど僕たちのこと考えてくれているとわかると自然と口角が上がる。


〈ハル。キモい。〉

『そんなはっきり言うことなくない???長尾だってこの前とかさ、、』

〈でもさハル、、〉

『って話を聞け!!!』

〈これからさ、、〉

どうやら僕の言葉は無視で行くらしい。

〈楽しみだな♡〉

どうやら長尾も僕とおんなじ考えみたい。

『うん♡本当に、、ね♡』






僕たちの幸せはまだ始まったばかりだ♡













この作品はいかがでしたか?

200

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
;