テラーノベル
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まだきっと都会では鳴いていないであろう蝉が
この田舎では鳴いている
「 あ”っつ”〜〜!!! 」
昨日までは長袖を着るくらいには寒かったはず、 なんだけど、、
「 流石にこの暑さで草むしりは鬼畜だろ、、 」
この不登校中学生に体力なんてものはついている訳もなく惨敗 . やっぱりあの先生は鬼畜だ
「 でも、!!これを終えたらスイカが待って る!!! 」
スイカという言葉に希望をもっていると、柵の外から声がした
「 玲王〜!、っておま ッ 草むしりって、、 」
「 流石にダメでしょ、、、、 」
「 えぐ、この暑さで草むしりはしぬ、、 」
聞き覚えのある声に思わず振り向く
「 旅人 !!剣優、 影汰 、!! 」
コイツらは俺と同じ孤児院で育った現高校1年生 . 俺が来たときにはもう孤児院にいた
「 おかえりっ !! 」
「 おう、ただいま 」
「 ところで玲王くん、今やってる草むしりって
やっぱ先生に言われた ? 」
剣優が俺の手にある袋を見て苦笑いする
「 まぁ、そんな感じ 」
「 うわ〜、いくら運動不足だからってそれはさ すがにないわ、、」
「 こればっかりは乙夜に賛成やな 」
影汰がちょっと引いたような顔をしながら頭を撫でてくる
「 嫌やったらちゃんと言うねんで ! 」
「 あの親バカならすぐやめてくれるよ 」
「 親バカって、、、笑 剣優ってそんなこと言えた
んだ、、笑 」
不本意だが身長差があるので必然的に上目遣いになる . もちろん玲王は気付いていない
「 くッ、まじアガる、、、 」
「 うし、この変態は置いといて中はいろな 」
「 このままだと熱中症になっちゃうからね 」
剣優と旅人に強引気味に背中を押されて孤児院に入らされる
「 ただいま〜!! 」
玲王がクーラーの効いた部屋を求めて走りだす
「 あ、!おい、、 」
「 転けないようにね〜 」
この孤児院は案外少人数なので特定の人物達を除いて普段はとても静かだ
まぁ俺以外全員年上なのがたまに癪に触るが
「 お、! おかえり、レオ 」
この陽気に声をかけてきた人は俺に草むしりを命令してきた張本人
この孤児院の先生だ
「 クリス兄さん、、! ちょっとくらい手伝って くれてもよかったのにな、 」
「 手伝うというか、まずこの暑い中草むしりを やらせるのが間違いですけどね?」
「 次やらせたらほんまに許さん 」
少し皮肉めいて言う玲王を筆頭に二人の不満が一気に爆発していく
「 まあまあ!、落ち着け 」
「 タビトたちも学校で疲れただろ? 」
クリスが二人を気遣うような口ぶりで喋りながらスイカを差し出す
「 ほら !つい最近畑で採れたんだ! 」
「 「 「 お〜 、 」 」 」
さっきまで嫌味を言っていた三人もスイカを目の前にして声を揃える
「 すげぇ〜 いつにもまして真っ赤だな、、 」
「 これ、売ったら結構高く売れるんじゃ(
「 雪宮、それ以上言うたらあかん、シバかれん で 」
危うく滑りかけた剣優の口を旅人が抑える
「 ちゅーす、、お前ら毎回置いてくのまぢダルい からやめてくんね 、、、 」
多分これまでの間硬直していたであろう影汰が戻ってくる
汗だくで気分が悪く、ごちゃごちゃ小言まで言い始める始末、、、
「 うるっさいねんお前ほんま !!! 」
「 その小言癖、玲王くんにまで影響でちゃいそ う… 」
「 こんなかわい子ちゃんとお揃いなら本望〜 」
「 自分ほんまええ加減にしろよ、、、? 」
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ちゃーーーす!!!
赤酢でーーす!!!
いや、普通に田舎っ子玲王たんが書きたかった
あとノベルも1回書いて見たかったのだよ!!
まぁとりあえずこれからは海外勢と先輩組を
思いっきし絡ませたい
そして今これをセンシティブにはしらせるかを悩んでいるのである
誰か入れるか入れないか判断してくれ、、、、
コメント
11件
クリス!?まさかクリ玲に…? 田舎っ子の玲王最高すぎる🤤 わかる!先輩勢と玲王とか 海外勢と玲王とか めちゃくちゃ絡ませたい… 夢がある🤤🤤🤤🤤 センシティブ待ってます😘🤤
田舎玲王くん可愛いぁ〜!!!♡ クリスが先生なの解釈一致すぎる笑