私は、誰かに認めてもらいたかった。誰かに褒めてもらいたかった。でも、私には何もない。誰かに褒めてもらえるような特技も誰かに認めてもらえるようなことも、何もない。
この前、体育でバスケがあった。みんなうまくて、すごいなぁと思って眺めていたときにふと思った。
私って何ができるの?
と。本を書くのは好きだけど特別上手なわけじゃないし、運動なんて全般的にダメだ。かといって特別勉強ができるわけでもない。なんならダメな方で、何個もドリルをやって塾にも通ってそれで普通より少しできるかな、くらいだ。英語を除けば。英語は小学校の授業でもロクについていけていけないくらいで、塾でそれなりにやっていけてるのが不思議に思える。いつだったか忘れたけど頭のいい友達が「家で○○ドリルやってる」と言った。私のやっている通信教材と同じものだった。同じ事をしていて私はそれ+ほかのドリルもやっているのにこの人に勝てないのか、と思った。一気に勉強する気が失せた。別に友達は悪くない。悪いとしたら私の方だけど嫌になった。
運動でも同じことは起きた。私は逆上がりをするために1年くらい頑張った。毎日、公園に行って鉄棒をして、家族にも手伝ってもらいながら練習した。それでも一回もできなかった。でも友達は簡単に、当たり前のように、クルッと逆上がりをしていた。他にも、みんな当たり前のように跳び箱を飛んで、当たり前のように鉄棒をして見せた。みんなにとっての当たり前が自分に当てはまらないことが嫌だった。ついでに私はキャラもせいで友達にいじられることが多かった。もともと好きだった体育はだんだん処刑場のようになっていった。
また今週もみんなの前で恥をさらすのか。また、こんなこともできないの?といじられるのか。また、もうやりたくない、と泣くのか。そんなの嫌だ。
学校も、当たり前のように私のできないことをこなしていく友達も全部嫌だった。誰も悪くないことくらいわかってる。でも嫌で苦しかった。「学校を休みたい」と母に言っても「あと数回でこの単元は終わるんだから頑張りなさい」と言われるだけだった。違うよ、終わっても次のが待ってるんだから。この単元は来年もあるんだから。
学校なんてなくなればいいのに。
長文なのに読んでくれてありがとうございました。
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