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中太
「おっはよー中也」
「あー太宰、はよー。」
「今日は何処かへ行くのかい?」
「んーいや在宅勤務みたいな感じだ」
「へーえ」
これは私の大好きな中也
大好きだけど片思いです
さり気ない会話でも愛おしく思ってしまうのは仕方ないことなんだと思うよ
「じゃあ仕事行ってきまーす」
「手前のは仕事じゃないだろ笑」
「はー?!」
「心中は1人ではできなあい〜♪」
「きゃっ」
ドンッ
「あわ、お嬢さん大丈夫ですか?」
スーツを見に纏った麗しい女性がそこにペタンと座り込んでいた
「あ、えっとはい、大丈夫です…」
「お気をつけて(にこ」
「はい」
なんか、嫌な予感する
家に帰ろう
「中也〜ただいm…!?」
私の目線の先には楽しそうな中也と先程ぶつかった女性がソファに並んで話していたのだ。
「わ、…あ….あ………..あ……」
全てを察した私は外に出ようとドアを開け中也に気づかれたがその場所を後にし兎に角走り続けた。
《公園にて》
そんな、きっと中也も私のことを….なんて考えていたのにどうして
………好きだった、のに
私が邪魔なら素直に言ってくれたら良かったのに
在宅勤務っていちいち誤魔化さないでよ
「太宰!」
そこには走る中也の姿があった
「厭、此方にこないで」
逃げようとすると腕を掴まれた
「待てって….」
中也は身につけているスーツがはだけ汗もかいてみっともない姿になっていた。
「………誰」
「は?」
「あの女!誰って言っているの!」
「あ、そ、それは…」
「無理!聞きたくない、…….(ぽろぽろ」
目から雫が溢れ落ちる
「太宰、違うんだ、話を聞け…」
「どうせ恋人同士なのだろう!なら最初っからそう言ってくれていたのなら私も、中也も傷つかないで済んだのに!」
「………どうしてそこまで俺にこだわるんだ」
「どうしてってそれは中也のことが好きだったからだよ!」
「!?」
「…ごめん、気持ち悪いだろう、私は探偵社に帰るよ、もうこれからは仕事の関係でいよう」
「は….?んだよそれ…….」
中也はセットしたのであろう前髪をクシャッとかきあげそのままブランコに腰をかけた
そんな姿であろうと私はすかさず探偵社に向かった。
あーあ、なんてことをしてしまったのだろうか
「…..(ぼーっ」
ゴツンっ
「おい太宰!しっかり仕事をやらんか!」
「はーい….、」
「ん?なんかあったのか?お前が元気じゃないなど珍しいな」
「あ、太宰さんに国木田さん。なんかあったんですかー?」
「おう、敦。太宰の様子がどうも変でな。」
「別に〜?失恋してそのまま喧嘩中とかじゃないし〜」
かくかくしかじか
「あ、そうだったんですね…」
「そうか、くだらないな」
「ちょ、国木田さん!まぁとりあえず太宰さん、謝りに行きましょ!ぼくも一緒に行くので」
「….む〜…やだ。」
「そこをなんとか!」
「…見に行くだけだよ、辛くなったら帰るから」
ピンポーン ガチャ
「!あ、中也さん。いらっしゃったんですね。よかった」
「あー敦どうしたァ?」
「…太宰さんが、って太宰さん!?あれ」
一生懸命首を振る太宰
「行かない…」
だって合わせる顔がないんだもの…..
敦(こうなったら強行突破で…!)
ドンッ
「はわ!!….っ…って痛くない…」
「….大丈夫か…」
「げ、中也、なんですか、彼女とは楽しいですかそれは良かった」
「そうじゃなくて」
「なんですかーあーあー」
ぐいっ
「俺は、手前のことが好きなんだよ
それぐらい分かれよ…………..!」
「あははーなんか幻聴だー私早く帰って寝ないとー」
ドンッ(壁ドン)
「なあ、手前もまだ俺の事….好きか..?」
「う、う….嫌い……嫌い……..」
「ホントは?」
「すきぃ…..(ボソッ」
敦(僕は去りますさよならー風のように行けー敦ー)
後日
探偵社
「「俺達が迷惑をおかけしましたー…」」
「あはは、大丈夫ですよー」
「まあ社員が1人でも心の病にかかれば人員不足と等しいからな」
「ありがとね〜みんなあー」
「ね、中也。ところであの女の人誰」
「あれは結婚アドバイザーみたいなプロポーズの仕方とか教えて貰ってたんだよ………//」
「え」
「太宰!」
「はい!」
「好きだ、結婚して…くれ….」
「あははー中也、様になってないなあ」
「うるせえ!」
そうして私たちは勘違いの末さらに絆が深まった。
オチとかわかんないです